THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,193 オヤジ達のバンドパラダイス・ファイナル@LIVE CAFE SOLISTE(PROLOGUE)

2022-10-03 18:09:06 | Live Photo
2022,10,1(SAT)
中島町1-24-11

このライブレポ―トは、書いている私が思っている以上に反響があるようだ。
それを改めて実感したのが今回のライブさ。

さてさて、皆さん、その後いかがお過ごしでしょうか?
我々、北国唯一無二の存在でもあるSAPPORO TRANSIT AUTHORITYは、おかげさまで相変わらず絶好調ですよ。

秋の気配に包まれた毎日ではありますが、10月に入った途端、爆音に包まれて大熱演を繰り広げたのであった。
しかも会場がSTA初の室蘭。
遠征は大好き。
港町は小樽でも実証済みですが、お祭り好きで賑やかだ。
想像以上の熱気が渦巻いている。

STAは過去にも、いくつか地方ライブのお誘いを受けたものだ。
でもそのたびに、メンバーが集まらなくて泣く泣く断念していた・・・・(´;ω;`)
でも遂にその夢が実現したのだ!
これは大事件。
過去のメンバーの中には遠距離移動を嫌う者もいたけど、現在は心配ない。
皆、ドライブ気分に浸って楽しんでいたよ。

事のハジメはと言いますと・・・これがけっこう長くなる。
フェイスブックをやっていると、共通の音楽趣味で、会ったことも話したこともない人と、SNS上のみで仲良くなって盛りがるものだ。
これが素晴らしいところ。
お互いに情報交換や近況報告、友達を紹介したりで輪がドンドンを広がっていく。

この度、ライブの主催者でもあるイブシ銀のMR,ベースマンこと、ヒラノさんとの出会いも同様だった。
マサとはとっくに友達申請し合っていた。
で、STAキーボードのアキも伊達出身ということで、室蘭在住のヒラノさんとはフェイスブック・フレンドだった。
コロナ禍で地元でのライブイベント活動が思うように行えなかった頃は皆、大変なストレスが蓄積していたことでしょう。
それも最近は徐々に和らいできたような感じさ。
そこで、タイミングを見計らったように、ヒラノさんが壮大なる構想をぶち上げた!
北海道全域から、凄腕のツワモノミュージシャン達を集めてのライブ祭り!
その一つとして、STAにも白羽の矢が当たった。
ブラスロックたるもの、売られたものは買うしかないでしょう。
堂々受けて立とう!
アキ経由で話をいただき、とんとん拍子にスケジュールの調整。
本来はもう少し早めに開催予定だったところを、STAの都合に合わせていただき10月1日にしてもらった。
大感謝!!
会場は写真送付もしてもらい、石造りの倉庫でいくことに決まりかけていた。
ところが、ミキサー担当氏曰く、STAのようなホーンセクションだと、音の跳ね返りがキツイ、とのことで機材をグレードアップしたばかりのライブハウス「SOLISTE 」へ変更することに。
結果としてはそれが正解でした。

ある程度の筋道が見えてくると、ヒラタさんはとことんまで突き詰めて詳細を組み立てはじめた。
対バンも一筋縄ではいかないようなところがズラリ。
バンド数は試行錯誤、紆余曲折を経て全4バンドに落ち着いた。
タイムテーブルも、フライヤーのデザインも完成。

ふと思い立ってマサはヒラノさんに質問した。
「司会者はいるの!?」
「大丈夫。ばっちり女性が担当しますよ!」
わあい、期待しちゃうよ。
それがユカリちゃんでした。
最も多く会場内で会話したのが彼女だったんじゃあないかなあ。
とにかく弾けるくらいにめちゃ明るいキュートな女性で話好き。
こりゃあ司会者向きだよ。
良い人材を発掘したヒラノさんに拍手。
ちなみに「ゆかりちゃん」はアキと同郷だということも、この日に発覚!
これも、ライブならではの醍醐味。
(STAトロンボーンのカツは室蘭出身だということも付け加えておこう。しっかりと実家に寄っていたよ)

ここまできたら、もう燃え上がるしかないしょやあ!!
何と、対バンの名前を見てビックリした。
皆、何年も前から知っている連中や、フェイスブックでよく見かけるバンドばかりだ。
しかもジャンルが一切被ることもなく、バラエティに富んでいるから、だれる要素なんて皆無。
アッという間に進行していた。
もう和気藹々とアットホームな雰囲気に浸り切っちゃったよ。
指折り数えながら、来るべき本番当日に向けてスタジオ・リハに励みました。
持ち時間もいつもより長めだから、ここぞとばかりにちょい遊び心と実験的要素も加味させていただきました。
楽しくってワクワク気分。

天気予報では秋晴れ。
太陽が燦燦と輝いていてウキウキ。
車に機材や楽器を満載に積んで札幌を出発。
安全運転を心がけていきましょう。
もちろん車内BGMはシカゴ1~3!!
最高のシチュエーションだ。
36号線を延々と走行。
どこもかしこも懐かしい風景ばかりだ。
メンバーも同乗。
音楽のウンチクや思い出話、評を述べ合ったり、過去のバンド経歴なんかも語り合う。
輪厚、恵庭、千歳、苫小牧、虎杖浜、樽前山、ウポポイ、白老、登別・・・・・。
恥ずかしながら、ちょっと迷ったけど、4時間ほどで早めに東室蘭へ到着。
でも、ここからも大変だった。
メンバー3人ともに方向音痴。
グルグルと走り回って、やっとライブハウスを発見。
午後2時50分に鍵が開くとのことで、ホッとしたらお腹が空いてきた。
中々、食べられる店がなく、せっかくだから室蘭名物の焼き鳥かカレーラーメンを食そうと思うも見つからない。
そうこうしているうちに、ニシヤンもやってきた。
とにもかくにも、カレーラーメンを無事に食べ終えてライブハウスへ戻った。
驚いたことにSTAのみメンバー全員が揃っていた。

マサは外にまで来てくれたカツに教えてもらい、向かい側のヤマダ電機パーキングへ無事に駐車。
楽器類はその間に運んでくれたよ。
ありがとう!!

STAのメンバー数人や、対バン達はけっこう室蘭に宿泊するそうです。
遠路はるばる羽幌、旭川、岩見沢、美唄からだもんなあ・・・・。
気合の入り具合が半端ないね。


ライブハウスは地下1階。
有名ミュージシャン達のサイン色紙が、壁にびっしりと貼り出されている。
オープンしてから10年だとのこと。
まずは最初に主催のヒラノさんと感動のご対面。
ライブハウスオーナーにもご挨拶。
丁重に名刺も交換。
持ち込み機材やワイヤレスの周波数、セットリストの細かな内訳を用紙に記して提出。
司会者のゆかりちゃんとも綿密なる打ち合わせ。
そうこうしているうちに対バン達も合流。
もうねえ、会った途端に打ち解けちゃうんだよね。
幸先の良いスタート。
バッチリ和やかなムードが満ち溢れてきた。

ヒラノさんは、大所帯のSTA用にライブハウスへ掛け合って専用の楽屋を特別に用意しておいてくれた。
まさかここまでしてくれるとは・・・・鋼の涙腺が崩壊寸前だよ。
もうこうなったら恥ずかしいライブなんてできないね。
そのヒラノさんは腱鞘炎だとのことで、大きく手首をテーピングしていた。
プレイヤーの誰もが抱える肉体的トラブルだよね・・・・。
自分はライブがはじまったら熱や怪我なんて遥か彼方へと追いやってしまうけど・・・(-_-;)

あまりボウっとしているとトラブルの元だから、徐々に準備に取り掛かる。

STAがリハーサルはトップ。
いつものことだけど、この日一番の大所帯。
唯一ホーンセクションが所属。
ミキサー泣かせなバンド。
オーナーが一人で音響、照明、セッティングにと奔走。
スタッフがお休みだとのこと。
受付に若い女性がいたけど、大忙し。
でもテキパキと動く様はお見事。
2曲を演奏後に、いくつかのチェックポイントも済ませて「それでは本番よろしくお願いします!」
最大の特筆事項といえば、ドラマーのもっちんが新たに加入したこと。
数段のスケールアップに成功した。
信頼度の高い百戦錬磨のミュージシャンだから、安心してプレイに専念できるというもの。
屋台骨がしっかりしていると、おのずとグルーブにも変化が出てきた。
ドンドンとバンドサウンドへと蔓延していき、厚み、ウネリ、抑揚が鮮明に。
ベテランドラマーだけに、余計な話し合いなんていらない。
理想的な阿吽の呼吸だ。
センス漲るスティックワークでグイグイと牽引してくれる。
リズムセクションはこうありたいものだ。
大船にのったようなもんだ。

会場の空気にも馴染んできたから、リラックスして皆と談笑。
とにかく積りに積もった話題が、いつまでも尽きない。
そんな時にでもヒラノさんは、常に周囲への気配りは忘れない。
だから小さなトラブルも皆無だった。
ヒラノさんの冴えわたる人徳がなせる技。

コロナ感染防止のため、手の消毒、マスクの着用、体温の計測は忘れないようにね。

BGMが流れる中、開場時間が訪れた!
今か今かと待ち焦がれていたオーディエンスがズラリと着席。
あれ!?
マックスとアッコちゃんも来店!!??
バンドって至る所でつながっているんだなあ、と痛感。

追記・・・・マサは対バンの「トラの穴」に敬意を表して伝家の宝刀「虎の穴」黒Tシャツを着用していった。
なかば確信犯的な受け狙いでね。
ところがこれが思いのほかに大好評を得た。
会った途端に目ざとく発見されたもんねえ。
「頂戴、頂戴!」と帰り際まで言われ続けた。
ギターのシバタくんはその後、メルカリで探し回るも全く見当たらないそうだ。
プレミアものかも・・・とのこと。

先述の鶯嬢「ゆかりちゃん」
ずっと緊張しまくってる・・・。
ヒラノさんが用意してくれたマイクを手にペンと「台本」を離さずにズッと目を通している。
責任感の強い生真面目なレディなんだね。
ヒラノさんも大まかな紹介文を手渡してくれたようだ。
STAのブログまで開いて、ゆかりちゃんはそこから色々な情報を抜粋したんだってさあ。
ブログを管理している者にとってはこれ以上ないほどの幸せ。
感動の極致だよねえ。

開演前にステージ上にセットされている常設アンプや機材類のご説明をば・・・。
ギターアンプはマーシャル・キャビJCM800(赤)
ローランドJC-120
ベースアンプはヘッドがトレースエリオット。
スピーカーはアンペグ。
ドラムセットは赤シェルのヤマハ。
シンバルスタンドはパール製。
モニタースピーカーはEV。
左右PA壁には、マ―シャルのキャビネットが壮大に埋め込まれている!!見栄えは抜群だ!
それは音がでるのかなあ・・・とモッチンは興味津々。


TOPのバンドはリハーサルを終えたら、そのままの状態でステージを降りる。
つまりセッティングの時間はいらないわけ。
ゆかりちゃんはそんなことを知らない。
しょっぱなから相当に焦ったらしい。
ステージに上がったら、そのまま間髪入れずに演奏開始だからね。
結局、この日のライブに至るまでのストーリー解説にほとんどの時間を割き、バンドの紹介はほどほどでライブはスタートしたのでした!!

全然、心配なんていらないよ。
これもひっくるめてライブってもんさ。
それじゃあ、そろそろ景気よく行きましょうか!!
たまりませんなあ!!
もう限界だ。
威勢よくLET’S・GO!!!




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