熱烈的ファンの間でも最高傑作の誉れ高い、記念すべきデビューアルバム「CHICAGO TRANSIT AUTHORITY(邦題:シカゴの軌跡)」収録。
新人バンドとしては異例のアナログでは2枚組み。ニューヨークのCBSスタジオで1969年1月20日から31日までのわずか10日間でレコーディング。
デビュー作のみバンド名は「CHICAGO TRANSIT AUTHORITY」
セカンド・アルバムから「CHICAGO」に改名。もちろんバンドが結成された街である。
1969年4月発表。最高17位にランクイン。同年暮れにはゴールドディスクを受賞。
結局米国内では200万枚以上を売り上げる。今も人気を誇るヒット曲も多数生み出す。
でこの「サウス・カリフォルニア・パープルス」CDでは8曲目、LPでは2枚目のA面2曲目。
6:11
作者はキーボード&ヴォーカル担当のロバート・ラム。
ボーカルもロバート本人。
歌詞には一度もタイトルどころか、カリフォルニアという地名さえ出てきません。
代わりに「LA(ロスアンジェルス)」と歌っています。
まあそれはともかくも、へヴィーなテリーキャスのかっこいいイントロからはじまります。このリフが肝で延々と2コードで繰り返されます。次いでベースもユニゾンで。ハモンドオルガンのアタック音。そしてタメの効いたドラムが追随。
クリームの「サンシャイン・オブ・ユア・ラブ」を参考にしたようなミディアム・テンポな曲作り。
あちらよりもヒネリが効いていますが・・・。
ブラスセクションも他の曲に比較してきても極力控えめ。
デビュー時のシカゴ(トランジット・オーソリティー)はなんとあのジミ・ヘンドリクスにたいそう気に入られていたそうです。
ツアーにも同行させてもらい「君達のバンドのギタリストは俺なんかよりも上手い!」と絶賛。またブラスロックにも興味津々だったそうです。
存命ならばジミヘンのブラスロックも聴けたでしょうね。
で、そんなこともあってか、ここでの曲はジミヘン流シカゴ風ブラス・ロックの様相を呈しています。
そんなことなども想像を張り巡らせてみながら聞いてみてください。
ね!いかしたサウンドでしょう。
隠れた名曲でしょ。テリーのギターなんかジミヘンが乗り移っているようなプレイ。ギターソロも秀逸でエモーショナル。
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