ピーちゃんは 巨木好き。 私も大きな木を見上げると その生命力の強さとか 歴史とか感じながらしばし 木と対話するの嫌いじゃないけれど 彼女のは特別。
どんなに遠くに見えても「あ~~っ!」と奇声を発する。
ひょこっと出ている木の姿を見て直感的に 巨木の存在を感じるらしい。百発100中。
今回の富士見台行きは亭主殿の運転だったので 「あ~~っ!」と言ったところで「へ? どうしたの?」ってなもんで 戻りたいと思った頃には もう手遅れ。
花桃見ながら おおまわりしよっ と清内路を走っていた頃 大きなミズナラの話を思い出した。 なかなか 木の立ち姿の美しい木だった。道路沿いにあったような気がした。 前に雪の残る道を 彼女が一人でとぼとぼ歩いて見に行ったことを話してくれた。
「よし 行ってみよう」 役場のところを右に折れて登っていった・・・と思ったけれど 看板が出ているので わかりやすい。しかし 道路沿いは確かだけれど 大通りではなく 林道に近いような脇道だった。 くねくね くねくね まだか まだか・・・・
ピーちゃんは この木に会いたいばかりに ひたすら歩いたんだってぇ? 良くやるよぉ 人気なくて 怖くなかったのかしら?
そんなこと話している間に着きました。 みぎてに 大きな大きな木。
「あぁ まだ若葉が出ていないんだ。」ちょっとがっかりした様子のピーちゃん。冬の日に見たミズナラが若葉の頃 どうなっているか とても楽しみだったんだって
滋賀ナンバーの車がスライドドアーを開けて本を読んでいた。 尾張小牧ナンバーの御夫婦もいつまでも木の周りを回って名残おしそう。
この木本当は向かって左の方に もう一本大きな枝があって それが折れてしまったから 美しさのバランスが崩れたのだと・・・・
でも十分綺麗でした。 覗いてみると谷川に 朽ちた木が落ちていたような・・・