Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

癒しの山で 遊ぶ 戸倉山

2008-05-13 16:06:00 | 山歩き

ぶぅぶぅ言いながらも 頂上に着いた。

ここは西峰 Komagane 標高1680.7メートル

西に中央アルプス 少し離れて乗鞍 さらに北へ目をやると 北アルプスが見える。 駒ヶ根の町が 緑に映えてとても美しく見える。

その俯瞰は おとぎの国のようにさえ見える。

すごいところにいるんだね私。

Cyoujyou

本当なら ここでこれでもかっってぐらいの山の写真を載せたいのだけれど どうも見たとおりに撮れていない と言うわけで 山の写真は話だけと言うことに・・・

ここから竜東遊歩道が延びていた。 遊歩道って言うから 高いところにある散歩道と思って 時間にゆとりがあったら歩いてみようと思っていたけれど あまりの美しい景色にすっかり忘れていた。

それが良かったかもしれない。家へ戻って本を見たら 何とずっとずっと延びていて峠までつながっていた。 危ない危ない。

東の方も少し見えたのだけれど 雲がかかっている

「もう一つのピークに行くと もっと見えるかもしれないよ」と言われ 東のピークに行くことにする。5分だそうな。 ここまで来たら どこまでも行くわさ

そうそう 前に友達が戸倉山の頂上の写真を見せてくれたけれどそれには薬師如来様が写っていた。 冬の写真で 仏様 溶けた水をつららにして鼻水をたれていた。おかしくて その仏様に会わなくちゃと思っていた。

ほんの少し下って 尾根歩き 一番低いところに 避難小屋が建っている。中を除くと綺麗な板張りのお部屋。 ここなら寝心地良さそう。 でも寂しすぎる。

天秤のもう一つの方に登るみたいに 少し登ると東峰 

Yakusinyorai_2   ありました 薬師如来様 一等三角点も

そしてここの高さも1680.7メートル

仏様 抱えきれないほどのお賽銭を膝に抱きお座りになっていらしたけれど 風邪も治ったのか 花粉症にも合わないでおいでの様で もう鼻水を垂らしておいでではありませんでした。 良かった 良かった。だってお薬師様だもの 元気でなきゃね。

この薬師如来様とても新しかったけれど 本当は由緒ある仏様らしく 辰野と下諏訪とここ十蔵山(とくらは元々こうやって書くのか?)で三蔵薬師っていってみんなに大事にされていたらしい。何しろ ここの山にあったと言われるお堂は聖武天皇 行基様のコンビで作られたものだそうだから いかに古いか分かる。

でもここまでお参りに来るのは 本当に行以外の何者でもない気がするんだけれど。

さて 元気になった仏様にご挨拶をした後は 仏様と同じ景色を見ながら 念願の食事タイム。(おしりを向けたと言うことです)

見えるはずの仙丈ヶ岳とかは 雲がやっぱり邪魔をしてよく見えなかったけれど これが見えたら とてつもなく大きく迫ってくるはず。 又今度ね

Sato

Sankakuten

名残惜しいけれど 帰らないとね。 竿鴨居のミズナラも見てこないといけないし

帰りは 本当に気持ちの良い山歩きが出来た。 何しろごろごろの岩とかがなくて おちばのふわふわの道を歩くだけ。

陽が 西に動いて朝とは又違った様子を見せてくれる木々。

桂の木

Katura 秋に おちばがとても良い甘い香りを放っているので 一体どんな木だろうと気になっていた。 名札で分かった。

みあげると 陽にあたって 透けてきらきらしている。 緑の空気が動いている。 香り? なかった。 木に抱きついても何の香りもしない。あの香りは 秋の者なんだね

さて 戸倉山は癒しの山かどうか?

家に帰ったら 長かった登りは案外そうでもなかったと思え 思い出すのは たくさんの緑だけ

やっぱり癒しの山だね

帰り菅の平から振り返ったときの戸倉山 緑に輝いて この世のものとは思えない美しさだった。あの輝きを しばらくは何度も反芻することでしょうね。

 

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緑 碧 翠 癒しの山だそうな 戸倉山Ⅱ

2008-05-13 15:54:00 | 山歩き

5合目の道標を見てから 気を取り直して 登っていく。 何たって初心者向けの山なんだぜ。 こんなことでへたばっていてどうする。

右にヒノキ林 左に白樺の林 登山道を境に 綺麗に分けたような不思議な道を登っていくと6合目。 ふぅ

Hatena Mamusisou

Sumire2 相変わらず いろんな花が目を楽しませてくれる。 ピーちゃんが言うように やっぱり知らず知らずのうちに登れる山なのかもしれない。

Siromoji ぼけちゃったけれど シロモジの葉が日の光を受けて綺麗。 新緑の森の主役でしょうか?柔らかい緑をしています。

Tozandou2 見てみて おもしろい景色だよ 

と振り返ったピーちゃんに誘われて私も振り返る。

不思議な空間だった から松の緑と 木肌の濃い色 下は柔らかい低木 どこにもありそうでない 綺麗な空間だった

そんな中をひと登りすると 木々が切り払われて 中央アルプスや駒ヶ根の里が見渡せる展望地へ 

ベンチがいくつか置いてある。

Cyuuouarupusu3_2ちょっとのろのろ歩いているうちに 中央アルプスは 雲がいっぱい あららぁ・・・ ゴメン

Sarunomatu2 猿の松の伝説があるらしい松のところで 滝に下る道が現れる。

細いロープが一本引いてある。 往復50分らしいのだけれど とても危険だから注意していくようにと書かれている。 覗いてみて ひどく急だけれど行けないことはないと確認。

巨木フェチのピーちゃん 気になる 気になる 気になる木 と言うわけで ここは私が待つことで 帰りに行ってきてもらうことにした。

Bunki3 こんなんで下が見えない。 ロープがごそごそ動いて戻ってくるまで 山芍薬のつぼみを見たりして過ごす。 ピーちゃん気を使ったに違いない。とても早かった。

6合目付近が唯一の横移動だったな。 又ひたすら登る。7合目を過ぎるとやがて東屋と水場のある開けた場所に。

どういう訳か 大きな大きな鍋がいっぱいぶら下がっている。でかい醤油のペットボトルも・・・秋にはここで鍋パーティでもするんだろうか? キノコ汁のにおいがするような気がしてくる。

金明水なるものを 試飲 甘くて美味しい。

Azumaya

最後に一登りがあるからね。 と言われたけれど 8合目まで来たから 何とかなるでしょ。

Hatigoume

Tozandou4

最後の登りは 宣言通り きつかったけれど やがて上の方で声がしてきた。 ピーちゃん 一体誰と?

と思ったら下の駐車場に止めてあった車の主と思われる。 大阪ナンバー

大阪からやってくるんだぁ  と言う私たちも 近いとは言えない地域からやってきた 

ついた~ いきなり目に飛び込んできたのは 日本一高いところにあると言われる庚申塚だった。

Kousinzuka

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緑 碧 翠 癒しの山だそうな 戸倉山

2008-05-13 13:10:00 | 山歩き

戸倉山 2年ほど前に登る予定でいて ある出来事で登れなくなり そのままいつか行く山になっていた。 このところ 山同行が続いている ピーちゃんとの山行きの日。

「戸倉山 陣馬形山 金華山 鳩吹き山 百々が峰 どこにする?」そういってメールを送っておいたら 朝しばしの協議の結果 戸倉山になった。 雪山が見たい それが理由だった。

駒ヶ根インターまでは ETCカードの差し替えという作業がいる。「今日はピーちゃん運転してみる?」と半ば強制的に彼女に運転を頼む。 私も途中で何かあったら どうしても頼まなきゃいけないから 私の車に慣れてもらわないとね   と言い訳

Cyuuouarupusu 中央道から 輝くような雪山が見える。いつもこの辺りから宝剣岳を見ると身震いしてしまう。 私にとって神域なのかもしれない。

ピーちゃん お気に入りの戸倉山は癒しの山なのだそうだ。 今日は彼女にとって3度目の山

本で確認しても★一つ 難易度安し モンベルの登山教室でも 初心者のための山として載っていた。

町を抜けて橋を越してから 戸倉山キャンプ場の案内に従って キャンプ場に到着。 ここから登っていく。 降りたらすぐに花 花 花

Kiirohana Murasakikeman

Sumire

Amadokoro 大はしゃぎで始まった山登りだった。

川沿いに 進んで滝が見える辺りで左に入る登山道を上っていく。 ゆったりしているけれど ずっと直登

あれれ なんだかはぁ はぁいっているぞ

「おかしいな癒しの山じゃないよ と思っていない?」ピーちゃんがおかしそうに言う。 「うん なんだかきついんですけれど」

「大丈夫 緑が綺麗だから何となく 登れちゃうから」

「はあ そうですか」

Maizurusou

マイズルソウ

葉っぱが丸いのと三角のとでセット 真ん中から白い花が咲いている これが鶴の頭?

Tigoyuri

チゴユリがいっぱい。いつもだと2-3輪見るだけで大満足なのに ここでは 群生

キャンプ場で出会ったトイレの世話をしてくださっているおばさんが 「チゴユリって どんな花?」て聞かれる。教えてあげると 「あぁ これなら道の駅でいっぱい売っているよ。こんなもん売れるんかと思っていたけれど・・・」とおっしゃる   複雑

樹間に 駒ヶ根の里の様子が少し見えてくる。 中央アルプスが綺麗

Midori

緑の美しさは 言葉に出来ない。振り返っても 見上げても 緑 緑 緑 その種類は 緑にこれだけの表情があったのかと 驚くばかり

Cyuuouarupusu3

この季節は良い。 緑も花も 会いたいものにいっぱい出会える。

Rindou2 登りには 数えるほどしか会えなかった竜胆は 鉛筆の様に細く可愛らしく 帰りには日の光を浴びたからだろうか? 斜面にいっぱい青い花を誇らしげに開いていた。

立ち姿が ヒトリシズカににているけれど何?これ

Hitorisizuka

群生しているんだよね

で ヒトリシズカは 穂のような花を 四枚の葉っぱが包んでいるのに ここでは四枚の葉は開いてしまっている。

ずっと気になっていたけれど やがて 確信を得た。これは シルバーエイジのヒトリシズカなんだ。

Silverhitorisizuka

ほんの少しだけ穂の残ったヒトリシズカがそれを教えてくれた。 清楚な花で春の山を楽しませてくれたヒトリシズカは その終期も 静かにたたずんでいる。

Tozanndou_2 Musunndanodare

相かわらず続く 緑の登山道を 登っていくと 馬止めの松。

昔 草刈りに来た人がここに馬を停めて草を刈った場所だと・・・・

こんなところまで 馬を引いてきたんだ

難儀やな

Umadomenomatu

Midori2

気持ちの良い登山道を楽しみながらさらに進む。

そういえばこの山の登山道は ほとんどが地道 階段は登り口にあっただけで ずっと から松の落ち葉を踏みしめて歩いていける。 確かに足に優しい。

Utiwakaede

あ ヤブレガサの木

いえ そんな木がないことは知っていますけれど まるでヤブレガサが木にぶら下がっているような。。。。後でウチワカエデの仲間と分かる。

Marugotopurin 長い登りに 少々へたばっている私に ピーちゃんから おやつタイムの提案

登山道のど真ん中でいただいたおやつは たまご丸ごとプリン

ゆで卵と思われる卵に カラメルソースを掛けて食べるものだった。 不思議 卵の中は 白身と黄身が混ざって まさにプリン でも味はただの卵。 ソースを掛けると突然プリン 美味しくいただきました。

Tozandou さて空も近くなったし そろそろ尾根に出るかしら?

ン?でも私の見た本によると 尾根歩きはなかったような・・・

ジグザグを繰り返しあえぎながら登ると 先に行っているピーちゃんから 声が

「5合目だよ~」

ひぇ~  まだ半分ですか?

へたり込みたい気持ちを抱えながらも 最後まで諦めないのが 私スタイル

後のペース配分を考えて気持ちを入れ替える。 さていくぞ~。

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