Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

北穂高から奥穂高岳へ

2008-09-20 01:35:38 | 山歩き

大キレットを無事に通過したから一安心と思っていた。ところが全然危険度は変わらないんだよね。

Mametubu 右中程にある鎖をたどってきたんだね やっと登り切ったと思われ 振り返ったら下の方に人人 豆粒のような人 そそり立った北壁を登ってきた。人間の力ってすごい。

Kitamiti2 振り返る。あららぁ 小さな小さな槍の穂先が見える。

ほとんど一直線なんだね。

左真ん中ちょい下に赤い人が見える。人が本当に小さく見える雄大な景色。

しかし 北穂高小屋は次のピークにある。 もう一登り。

Noboru5 とはいえ この急登はどうだ? まだまだ難路は続くらしい。

Noboru6 おお~ てっぺんに何かパルテノン宮殿のような建物が・・・

丸い柱のようなものは北穂高小屋の水のタンクか?

なぜか忠実に登った山の標識を撮って来ていた息子だったけれど 北穂高の標識が無い。厳しい道に緊張の連続 ホッとして撮るのを忘れたのかもしれない。(そう言えば大食岳も無かったけれど)

Hodaka 今から向かう涸沢岳 奥穂高岳方面だろうか?

Sekkei

ん? 雪渓をくだっている。ロープがあるとは言え滑りそうだね アイゼン持たせたけれどきっと使わなかっただろう。 かなり急だけれど・・・

Kitahobunki

北穂分岐南陵コースで涸沢へ下る道

ここをまっすぐ進むと涸沢岳を経て奥穂高に辿り着く。この道が私の想像とは全く違って手に汗握る道だった。

本当に母はいっぺんに年を取った気がするよ。

Iwamiti 手前の岩場 手で動きそうなごろごろ岩 こんな道を又行くのだろうか?行く手の道が見えるような気がする。

真ん中少し下がったところに人がいる。ちょっとしたに降りて巻いて行く模様。

Domu

ドームって奴だろうか?足下の石ころはと言うより岩ころは いかにも歩きにくそうで 下に蹴落としそう。と言うことは上からも降ってくる可能性があるわけで 慎重に歩かないとね。

Kusarinorouka 「ここはまだ良いよ。鎖があったから 少し安心できた。」

って よく見たら 下から這い上がってくる人がいっぱいいるじゃん。こんなこと可能なんだろうか?

Karasawadake

昔歩くに疲れて道の脇に立って休憩していたら 一歩でも足を出せば前に進む いつかはつく と意地悪とも思えた(その頃の私には)叱咤激励をくれた見知らぬ人があったけれど 確かにどんなに遅くても歩を進めさえすれば いつかは辿り着く。 涸沢岳3110メートル

あんなに身体の弱かった子が 運動音痴の子が良くここまで・・・

Hodakadakesansou  穂高岳山荘を臨む。標高差100メートル少々だけれど ひどく高いところにいる気がする。あそこまで降りないと 奥穂高には行けない。

Okuhodaka 穂高岳山荘のたつ白出のコルから奥穂高を眺める。

標高差200メートルほど さほど高く見えないけれど よく見ると点々と蟻の行列が・・・・

ひぇ~~ 何処歩いているんだ?と思ったけれど 直登というわけでは無いらしい。左上にほこらが見える。Okuhodaka2

Okuhosancyou

奥穂高岳3190メートル

Kiri 霧が出てきた これからは 気を引き締めて慎重に降りていこうね。

珍客に気持ちがなごむ。

Okojyo オコジョ

すごく嬉しかったと見えて 帰ってきて一番に報告したのはおこじょに出会ったことだった。「早くて早くてなかなか撮れないんだよ」

何枚かのオコジョあったけれど どれも確かにわかりにくい。 君の目に焼き付けておけば良いよ。

Zaitengurato白出のコルに戻ってザイテングラートを降りる。遙か向こうの涸沢小屋と思われるところまでずっとずっと続いている道。 まるで地の底へ落ちていくよう。

ザイテングラートの岩稜を無事に降りたら後は何とかなる。

Ohanabatake

Kumoma

Karasawagoya  今日の宿は涸沢小屋

ここまで良く無事に辿り着いたね。 本当に良かった。

Karasawagohan力の出そうなご飯

あ 小芋の煮っ転がしがある。山のおばあさんが良く作ってくれた。 懐かしかったろうね?

Akari   本日の歩行時間10時間 あの厳しい上り下りはかなりなものだったに違いない。 涸沢ヒュッテの窓に明かりがともる。

長い一日が終わって 最後の朝を迎える。

コメント (10)
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