Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

信貴山空鉢堂の謎 縁起絵巻

2010-02-03 00:28:28 | 山歩き

空鉢堂を降りてきたところにいらっしゃる役行者様にお詣りして 更に降りて行くと多宝塔

Tahoutou Syoudou

そしてどん付きが 鐘堂

回りの華やかさに比べてどっしりした感じがなかなか素敵。

中は見られそうにないので 左に回って虚空蔵堂から本堂へ

虚空蔵菩薩様は私の守り本尊

特別に丁寧にお詣りしないとね

Kokuzoudou いよいよ 信貴山本堂へ

ちょっと小さめの清水寺みたいな感じの舞台作り 展望もなかなか

Tenbou4 帰りに何度振り返っても この本堂が見えなかったので この遠くに見える街は 王子方面では無いのかもしれない。

Hondou2 本堂を降りて 隣の霊宝館へ

何だか怪しげな名前。。。って考え過ぎか・・・境内外ならあり得るけど

実はここに信貴山縁起絵巻が。。。

と言っても本物は奈良の国立博物館が所蔵しており 展示さえもされていないと言う大事ぶりで。。。ここにあるのはコピー商品

近く奈良国立博物館から少しの間だけ里帰りするらしいけれど 私には見ること出来ないし。。コピーも本物も分らないのだから

縁起絵巻は1100年も前に この信貴山で修行をしていた中興命蓮上人の物語 飛蔵の巻 縁起加持巻 尼公巻の三点  漫画の原点と言われる絵巻

その中の飛蔵巻

京都山崎に澄んでいた貧者 命蓮の教えに従い 慈悲の心をお持って毘沙門天王を信奉し努力すると大金持ちになった。ところが人間という物はだんだん恩を忘れるようになった

いつも拓鉢にお米を入れてお布施として差し出していたけれど それを惜しんで鉢を返さないで米倉に投げ込んでいたら 突然蔵が動き出して 鉢が 上に蔵を載せて空を舞い信貴山に向かっていったとのこと。その後慌てたお金持ちは後悔して話し合いを持ち 蔵はそのまま残して今まで通りお布施を差し出す。。。となったと

その様子が描かれていて 細かい表情や描写が良く分っておもしろかった。 そこでハタと思い当たる。 あ~あ 空鉢堂は 鉢に乗って空を飛んできた米倉だったのか。。。。

それにしても 大きな代償だよね。 そこまでするか。。。と罰当たりなことを考えてしまう私。空鉢堂は 米倉には見えなかったな。 それに脇でお店をやっていたのが何だかおかしかった。

Jyuusantou Tourou

本堂下で 生まれて初めての体験戒壇巡り

善光寺などにもある 真っ暗な中をまわって御利益をいただくと言うあれ

ここでは上人様が850年前に納められた如意宝珠が納められた祠の鍵に触ること

ちなみに私は高所恐怖症 閉所恐怖症

何を狂ったか気付いたらお金を払って入口に立っていた。 話しを聞かないで入ったので いきなり真っ暗な中で 前にも後にも進めないで固まる。

幸い後から一組のご夫婦が入っていらして「右の壁をずっと触っていたら良いんだよな」 あ そうか

とは言っても本当に怖くて足が前に出ない。時々ほんの少しだけど高低差もあり 怖い 怖い 後からのご夫婦の励ましが中ったら・・・ やがて一度だけぼんやり光りが見えやがてまた漆黒の暗闇。。。と あ! 何だか扉のような枠が・・・少し下に手をやると あ これちょうつがいじゃない? これだよね これだよね。。。と何度も後のご夫婦に確認をしてソロソロ先に進む やった ふぅ

暗闇がこんなに怖いものだとは。。。 とにかく触れたんだから きっと今年は良い年。

Kaiunbasi カンチレバー工法で作られたという珍しい橋(見た目分らないけれど) 開運橋も渡ったし  いい年になるよ

Susi 今日のご飯は 一口寿司

そして怖い顔した寅饅頭

会社にお土産に買っていったら 「怖い顔の寅 ありがとうね」と言われた。。。(ρ゜∩゜) グスン

コメント (4)
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