Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

恐怖の入口 あぶらこぼし

2010-02-12 23:52:41 | 山歩き

まずは薬師堂にお詣り。無事に帰れますように

左手に登山道入口(いえ 行場入口でした)があるのでそこから入っていく。すぐに登りになり ところ処に鎮座まします仏様に手を合わせながら進む。

Ofudousama Tozandou1  

ここまではなかなか良い感じなんだよね。でも頭の中は油こぼしでいっぱい。 心臓の高鳴りはピーク こりゃあかんよ

Ennogyoujya この仏様 足があるよ

ぴーちゃんの言葉に見ると いやいや これは高祖神変大菩薩様 つまり役行者様だってば

足の出た仏様 おかしいのをこらえて 手を合わせる。 

「どうか力を下さい」

もう少し登って女人堂に付くと ひえ~ あれだ あぶらこぼし

思った以上にそそり立っている岩場 怖じ気づく。でも行かないと戻らないといけない。 どうする?

Aburakobosi まずぴーちゃんが登り始める。 鎖は二本固定されていて 岩もつるつるというわけではない。それでも前日までの雨で 岩場の状態をしんじることが出来なくて 足場を確かめながら登る。 足が滑ったらずりっと落ちていく いえ そうでなくて 鎖をしっかりつかんでいたとしても 顔を打ち付けたり 足を両方に踏ん張っていないと リュックの重みで左右に振られて体が裏返しになって岩に打ち付けられる可能性もある。 

セレナのコマーシャルのようだけれど 今回はハーネスを付けて固定しているわけではないので おそらくあの世行き

Aburakobosi2 足を置くところは極端にせまく 岩のくぼみもつま先がひっかル程度なので いかにも危なっかしい。 おまけに膝が悪いので利き足に置き直したりして実にバランスが悪い。

何度も止めようか・・・と思い 先を知らないのでぴーちゃんだけを行かすのも 申し訳ないし 今更戻るのはもっと危険だし。。。ああでもない こうでもないと自問自答

まるで永平寺の山門に入門を乞う若き?修行僧の気分

「本当に修行したいのか?」「この山でないと駄目なのか?」

Ennogyoujya2_2 やっとの事で登り切って 役行者様のお顔をみた時に体の力が抜けてへたへたと。。。

足も震えて この先どうなる事やら

ただただ ひたすら手を合わせて 何度も何度もお詣りしていた。

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問答を繰り返しながら 伊勢山上修行

2010-02-12 23:12:45 | 山歩き

とても気になる山があった。 伊勢山上

初めてネット上でその山をみた時 こんな山登れるのか?と思った。 油こぼしと言う10メートルもある岩場があり その斜度は垂直の壁のようにそそり立っていた。 名鉄バスハイクのパンフレットを見て あれ?と思った。 というのは名鉄ではこのコースを初心者用として募集していたから

Isesanjyou

おかしい そんな簡単なはずはない。 油こぼしはひょっとしたら 効果を出すためにわざと大げさに見えるように撮っているのかしら? 山渓では危険度★二つ う~~ん

いずれにしても一人で行くのは止めよう。

先週火曜日 ぴーちゃんから山行きお誘いのメールが 一人で電車に乗って朝熊山に行こうと思っていたので あ ひょっとしたら伊勢山上のチャンスかも・・・と 二つの山を選択してもらう。

結果は初めから決まっていた。 山登りを始めた頃は 高いところが怖くてぴーぴーわめいていたぴーちゃんも若さと強靭な体力が呼ぶらしく 岩場大好きになっていたから。

と言うわけで 伊勢湾岸から 伊勢道に入り松坂インターを降りる。 インターを出てすぐ ガソリンスタンドを右に折れてひたすら走る。 サークルKの手前を右に入り45号線を登って行く。 飯福田まで登ったり降りたり(途中に案内がなくて苦労したので敢えて道順を書き込み)

伊勢山上(いせさんじょういぶたじ)飯福田寺 正式な名前がこれ

仁王門に車を置いて川沿いに少し歩くと お寺がある。鄙びた小さなお寺に見えるけれどその歴史は相当なもの

Ibutaji 大宝元年(701年)役小角が 100日間修行を積んだ山の名前 ほう あの役行者様が・・・

宇宙の皇子が大好きで現実と物語と区別の付かなくなっている私に取っては実に魅力的な山だわ。

かつて北畠家の祈願時として隆盛を極めたけれど北畠家の滅亡とともに焼失 その後藤堂家の庇護を受けて伽藍と行場が整備されたそうで 心躍るよね

松坂城を作るに当って 蒲生氏郷が このお寺を壊して持って行った何て記事もどこかで見たけれど。。。

行場に入るのに200円を支払う。 二人で400円。 出ていらしたお庫裡さんから説明を聞く。恐れていた油こぼしは巻き道がないので どうしても登らないといけないこと。 あくまでも山ではなく 行場だと認識して入るべし 無理はしない事。。。。等注意を受けて 緊張のメーターはぶち切れそう。

このくらい? て手のひらを立てて聞いてみる。 いえ もう少し傾いているかと・・・

とはいえ私に取って断崖絶壁に違いない。 止めようかぁ・・・ ぴーちゃん一人で行くか?

「びびりの人は 割合 危険を知っているから大丈夫。 お名前もいただいたので お祈りさせていただきます。」 何の力にもなっていないことに気付かず よ~し 行くよぉ

Gyoubaannai

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