Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

母の米寿を祝う旅 やんちゃ娘が張り切る丸岡城 

2016-08-14 20:09:42 | 旅行記
一日目はチビに合わせたので 二日目は一寸大人に合わせます。
前日 従兄弟が尋ねてきてくれました。
「丸岡城 是非行ってきて欲しい。 あそこの売店のそばも美味しいよ。」
と強くおしてくる。

丸岡城
柴田勝家の甥(後に養子)である柴田勝豊が北の庄の支城として築いた城です。


現在残っているのは天守のみ 五角形の内堀も埋められてしまったと言う事で 二の丸 三之丸と思われる場所は日本庭園のような公園になっています。さほど大きいとも思えないこのお城がどうして有名なのか?
現存する最古の天守と言う事ですが 愛知県の私としては???です。
愛知県には現存する最古の天守と言われる犬山城がありますからね。
もっとも 北陸には最古処か天守さえ残っていないそうですから 貴重な天守ですね?
 丸岡城は昭和23年には福井地震のために倒壊しています。
9年には国宝となっていましたが 修復再現されたものだからなのか 現在は重文となっています。
法律が変わったからかもしれません。


石垣も残っていたものだそうです。
野面積?


面白いものが残っています。
このシャチ 石で出来ています。
初めて見ます。
もともとは木彫りのシャチに銅板を貼ったものだったそうですが 修復するときは戦時中で物資が無くてそれすら出来なかったので石で作れ・・・・と  そんな重いもの屋根の上に乗せる?

さて 行ってみますか?
三階建てのようです。

ここで問題が起きました。
本当を言うと前から分っていたのですが。
このお城の階段はひどく急です。 そして階段の板もひどく高さがあって 登るの大変です。
ここまで来て引き返すのもなぁ

「昨日は94才のおばあちゃまが登られましたよ」
案内人のその言葉に 母の闘志に火が付きました。
母は 見た目は大和撫子です。 静かにいつも穏やかな顔をして笑っています。 怒った顔を見たことが無いです。
ところが 彼女は本当はお転婆娘でした。
子供の頃 火の見櫓から遠くの景色を見たい衝動が抑えられず登って降りられなくなって 村中の人を巻き込んで大騒ぎになった事があるそうです。そんな母ですからね
「登ってみる」 言うと思った。


補助の縄が付いていますが却って危ない。
私が後ろから補助に廻ります。 落ちてきたら一緒・・・・です。

チビたちは後に続きます。

二度の大汗をかく階段にほっとして景色を楽しみます。

あまり大きくない天守ですが 真ん中に柱が一つも無い作りでした。
珍しいかもしれません。

さあ 降りましょう。
母は前を向いて降りると言って聞かず 後ろ向きが安全だからと言い聞かすのがやっとです。
したに娘をおいて万全の体制で・・・・

おっと 思わぬ事になりました。
登るにすいすい登ったチビたちが 「怖くて降りるのいや」と言い泣き出します。
「ババちゃん だっこして降りるわけに行かないよ。 ここにずっといるの?」
娘は いつもチビに意地悪して脅かしたりしているので 信用がありません。
母の時よりも もっともっと汗をかいて 何とかみんなで降りることが出来ました。
ほっ 

母のやんちゃも無事に収めて 次の所へ向うことが出来ました。
こじんまりしていましたが 良いお城でした。
コメント (7)
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