頂上でゆっくりしようにも 落ち着かない。たくさんの人もさることながら あまりの広さに しっくりする居場所が無い。 この辺りの散策路を一周すると最大5キロもあるそうな・・・躑躅園は? 山頂の反対側にあるはずで のぞき込んでも・・・ちら ほら さえも躑躅の気配が無い。 ありゃりゃ 種類が違うと こんなに遅いのだろうか? 残念
葛城山に来たらやってみたい事があった。 白樺食堂で名物の鴨丼を食べてみること 前にネット仲間のwolさんが 掲示板に貼り付けてくれたことがあって その時以来 葛城山行ったら食べよっ!と思っていた。 私は鴨が好きで 近江八幡へ行くと平和堂に入っているとらやさんで いつも鴨ローストを何本も買ってくるぐらい。 だから今日は行動食用に小さなおにぎりを持ってきただけで お昼は用意していなかった。
食堂は 観光客が多い割には人が少なかった。 外のテラスで食事をしている人が多いのかな?
鴨丼は 鴨を焼き肉風に焼いて 甘辛のタレに絡めてあった。 ご飯の上にとろろが敷いてあって その上に鴨肉と 卵の黄身が落としてあった。
味は結構濃い。 関西は味が薄いと思っていたけれどタレの味でご飯を食べられるようにしてあったのかしら? 豚汁と おつけもので750円 比較的安いのでは・・・
鴨の味は・・・タレが濃くてあまり・・・しなかった。どんぶりとしてはおいしかったけれど。
さて おなかいっぱいになって 歩き出して 地図を落としたことに気づいた。 どうしよう? 無いと困るだろうか? この山は道がいっぱい。 間違ってとんでもない所に降りてしまうかも知れないぞ。 そう思ってうろうろしている間に 葛城高原ロッジの下を通り 気づいたら 下り道に入っている事が解った。 ロープウェーに乗るという選択も出来ないまま もどる気もしないので このまま進むことにする。
下山道の入り口に 堅いつぼみを付けた躑躅が何本か見送ってくれた。
これが全部咲いているはずだったのにね。 ま 言ってみても仕方ない。 狭い下山道にはマムシ注意の看板が。。。ふ~~ いそう
でもどうやって注意するの 怖いよー 広い道に行きたい。 そう思って入ったはずの道だったけれど 知らぬ間に 美しい緑に見とれて 忘れていた。
杉や松 檜の美林も好きだけれど この気節の雑木林には たくさんの表情を持った緑があるから大好き。 山が一番綺麗なときに違いない。
山の斜面でとても危険なところにあったので写真は撮れなかったけれど 白花のイカリソウの群落もあった。 飛行機は 羽を広げて飛んでいる様だった。 羽が長いので 碇には見えない。
ツクバネウツギ
ウツギだろうな?と思ったけれど 自信は無かった これも山小屋さんのブログで確認 小さな花なのに 中に 不可思議な絵が描いてあるような模様。 何だろうな?
額がツクバネの様だからツクバネウツギって言うんだって。
このコースは 美しい緑と滝のコース。 途中から一緒になったどこかのおじいさん(失礼 それにしても一人で歩いていると つい誰とでも話し込んでしまうのは何故?)と 一緒に歩きながら下っていく。
一番のお気に入りの場所でした。この空間総てが美しい緑に染まっています。 緑しかありません。
日の光を受けてキラキラしています。何時間もじっとしていたい 素敵な場所でした。
緑の散歩道が良かったので 下りの行程の三分の二辺りにある 行者の滝はあっという間だった。
葛城山は 私が大好きだった宇宙皇子が 子どもの頃駆け回った場所だった この行者の滝を見て 幼い皇子に思いを馳せてみる。
そんなに大きくは無いのだけれど 緑と滝の音にすっかり癒されている。 おじいさん 水場でタオルを濡らして 洋服を脱ぎ体を拭き始める。
「足遅いから先に行きますね」そう言っておじいさんにお別れしたけれど 元々道草好きな私 直ぐに追いつかれてまた二人で歩き始める。
暫く行くと今度はクジラの滝(櫛羅の滝) 弘法大師が名付けたと言われるこの滝は もとは供尸羅の滝と言ったらしいけれど尸は屍の意味 縁起が悪いと 櫛にかえられたそうな
脳病に聞くそうなので しっかりお参りしてきましたよ。最近 どうも頭に自信が無いからね。 ふらふらしてこのままだと脳梗塞もあるかも・・なんて半ば本気で考えていたんだ。
これで大丈夫だね
ここでびっくり体験 「あの ひょっとして○○○さんでは・・・」 え~~っ? こんな所で知っている人に会うの? 直ぐに解らなかったけれど 確かにどこかで見た顔。 同じ趣味を持っていると どこかの山で出会うのは 不思議では無いのかしら?
頭の上でぶ~~んと言う音 ロープウェーのロープが見える。 駅も近いらしい。
今回の葛城山は 躑躅を当てにしていったけれど 残念ながらそれは見られなかった。 でも緑の美しさは 極上 私は やっぱり山が好きなんだね。 久々の満足な山に 夜少々興奮していました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます