今週の初めに 乗鞍の西の中腹 五色ヶ原に行ってきた。
ここはよそではまだあまりやっていないと思うのだけれど ロッキーみたいに一日の入山人数を制限して ガイド付きでないと山歩きを許さない場所。
びっくりするような大滝がいっぱいで 碧の美しく神秘的な池がいっぱいあって 特別なものは何もないのに まさに秘境という感じがする場所。
妖精に会いに行きませんか? と言うキャッチフレーズ通り 苔のむした岩の中から じっとこっちの様子をうかがっているような気さえする。
そのことはまた書くとして 面白いものを見た。
熊棚
良く山登りをしていると 登山口に熊に注意と書かれた看板があるけれど ここでは 出会って当たり前のような気がする。 気配がいっぱいある。 もちろんでっくわしたら危険なんだろうけれど・・・
じつはこの直ぐ隣が 母の実家のあるところ
山が大好きだった祖父に聞いたことがある。 「熊さんに出会ったこと無いの?」
「くま? いるよ。直ぐ裏にも時々出るよ」と可笑しそうにに笑っていた。
この五色ヶ原にも当然その気配がある。
熊さんが爪を研いだ後とか 糞とか・・・その中で熊棚を見る機会に恵まれた。
説明を受けなければなんだか解らないけれど それはウワミズザクラの木にあった。
ウワズミザクラは桜の葉っぱと木肌なんだけれど 花は全然桜とは思えない。 白い 虎の尾の様な白い 細かい房状の花が木の枝につんと咲く。
この花はやがて実を付けるのだけれど これは熊の大好物らしい。
どうやって食べるか? まず木に登る。熊さんって 割と身のこなしが軽いのね。 あんな細い木だけれど 登ってひょいと実の付いた枝に手を伸ばす。
1個1個食べていたら効率悪いなぁ と思ったかどうか知らないけれど 枝をたぐり寄せて お尻の下に敷き 実をつまんで食べる。 もう一本ひょい
そんな風に何本か引っ張ってきてはお尻に敷くと 木の上に座布団見たいのができる。
それが熊棚
見た目は 黒く変わってしまった枝や葉っぱが引っかかっているようにしか見えないけれど 熊さんの食事風景想像したら なんだか可愛い。
一心不乱で 木の実を引っ張って食べているんだろうな
おっと 落ちないでね 落ちると痛いよ!
今年はほんとに熊情報沢山です。
こんなところに熊がと思うような話いっぱいです。
うちの近くの高速道路ののり面に熊が出たという話しもまんざらではないかもしれません。
今年は山の動物に取って 凶作の年らしいです。 春にはあんなに咲いていた栃の実も 実らなかったらしく 本当は 熊さん達の方が 本当に困っているのかも・・・
今週末 上宝の方に行ってきます。泊まる予定の家は 熊さんの通り道だとか・・ 心配はしていませんが気をつけなくちゃね
とりあえず予約を入れておいて最終確認で断わることもできるようです。
参加人数によって ガイド料が酷く違うので・・・6人以上8人未満が一番安くいけそうです。 それの7時半集合なので 前の日は近くに泊まらないとちょっと・・・ 制約は多いけれど 何度も行きたいところでした。
人数が足りないときは ご連絡を 急でなければ4人ぐらいは 調達しまっせ!
初めて知りました。でも、熊が出ても違和感の無いような、神秘的なところに一度行ってみたいですね。
入山制限かぁ・・・、先日行った涸沢でもせめてあの山小屋に泊まった人数の8分くらいにしてくれたらなぁ。
むりか・・・?。
8時間歩き続けたのに 変えるときには えーっ もう終り?って感じでした。
山の水のトマトを浮かべて冷やしておいてくださった。 これがおいしー
アルプスの稜線の様な華やかさは無いけれど 何度も訪れたい場所でした。
そう言えば 大学の仲間にチョビレっていうのがいる。 今でもとても仲良しだけれど。 ふと彼のことを思い出した。
チョビさん4人で140歳?
さんし12で。。 ちょいと厚かましくありませんか? 30代の若者をそんなに従えて何処へ行く? 付いていけないよっ!
北アルプスにも五色ヶ原があります。
立山の室堂から薬師岳に向かって歩き、黒部湖の平ノ小屋に下る分岐あたりにあります。夏はお花の宝庫です。
まだでしたら、ぜひ行ってみてください。
穂高 思ったより紅葉がすすんでいなくて ちょっとがっかり。 また行ってみよう と思っています。
五色ヶ原 立山にあることは最近知りました。 立山と 乗鞍では 全然雰囲気の違う場所です。どちらが良いとは言えません。それぞれに素敵ですから。
はぁ~ 早く思い切り歩けるようになりたいな。