Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

あこがれの槍ヶ岳登頂

2008-09-11 11:42:29 | 山歩き

槍沢ロッジは標高1773メートル 1日目は二百メートルちょっとの歩きだったので いくら高地と言っても まあ たいしたことは無かっただろう。

ここからなにコースって言うんだろう? 槍沢小屋跡地を通り水俣乗越分岐 天狗原分岐 殺傷ヒュッテを通って槍岳山荘へ

Oomagaribunki 乗越分岐 大曲  遠くに白く見えるのは槍ヶ岳?

Tenguhara 道はとてもゆったりと見える。でも槍ヶ岳の標高は3180

と言うことは千以上の標高を一日かけてひたすら歩くことになる。

ひえ~っ やっぱりこれは私には難しいな。

Tenguhara2雪渓のそばに豆粒のような人が見える。

ずいぶん登ってきている。

Yarinohosaki槍の穂先がすぐ目の前に

見えるかなぁ

穂のすぐ右下に 屋根が見える。殺生ヒュッテ

そう言えばこの辺り 緑も少なくなって 岩がごろごろしているな。 左尾根上 穂のすぐしたに槍岳山荘があるのだけれど  今日の宿はここのはずだった。そう言う約束だった。

ここにザックをデポして 槍ヶ岳に登る。 お天気まずまずか?

Furikaeru 振り返ると 上高地方面がずいぶん低くなっている。すごいねぇ 人間の足って。 元気だったらこんなところまで登ってくられるんだ。 ヤツも本当に丈夫になったもんだわ。

Yaridakesansou   3000メートルの高地にこの建物が建っているのが不思議。たくさんの人で賑わっている。食料はヘリで調達か?この日もぶんぶん飛んでいたらしい。

さてと

槍の穂先は人が数珠つなぎ。 もちろんそれに驚いたけれど 何処までも続く岩場に圧倒される。よく見ると頂上には鉛筆の芯のようにつんつんと人が立っている。

Yariho2

あそこを登っていくんや。 途中までは私も行けそうやな。しかし最後のところはどうだろう?

2 おお~~ こんなことに 低いところでも怖いよねぇ

で下を覗いてみると

Yadakesonsou2 したから見上げてはそう高度があるとは思えないのに 覗けば目がくらみそう。槍岳山荘は 遙か下の方に

めがくらくらしそう。

Hasigo 大混雑のはしごを登り切って頂上~らしい。

Yaricyoujyo せまい

そして心配なのは 「私ここで立ち上がれない。」

ちなみにそれは私だけではないらしく 這っている人がいる。ふふふ

Tisimagikyou こんな厳しい条件の山の岩場にも咲く花はある。チシマギキョウか? みんなの目を休ませてくれる。

Raicyouoyako 奴は心配していた暴挙に出た。槍ヶ岳を下りたものの時間はまだある。バスのお迎えは二日後の10時半

折角だもの 穂高までいってしまえ~

あんなに反対していたのに 私の声が届かないことを良いことにして 大食岳 中岳 南岳までの縦走を試みる。つまりあの大キレットの挑戦しようと言うのだった。

最初は雷鳥に出会ったりしてそれなりにのんびりしていたらしい。

Nakadake 大食岳を通って中岳まで100メートルほどの降下。まだ大丈夫

2986ピークを越えて天狗原の分岐 

Ontade 時々雪渓を見 美しい景色を見ながら 南岳へ

Minamidake 150メートルほどの高低差を登ったり降りたり・・・・

Minamidakegoya

南岳小屋がみえてきた。良かった無事に明るいうちにつきそうだ。前方の山が穂高連峰

何とよく見ると山の上にも山小屋が建ってる。

今日の宿は 今度こそここ。

Shokiji

重くならない程度にいろんなものを持たせたつもりだったけれど お腹すいただろうね

すこしだけ家庭的なご飯をいただき お休みなさい。

今君は3000メートルの上空で眠っている。何てことだ。今日の歩行時間10時間。

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あこがれの槍ヶ岳 上高地から槍沢ロッジ

2008-09-10 10:43:11 | 山歩き

息子の歩いた道をたどります。

Yrihodaka 河童橋から穂高連峰を望む。 快晴率 果てしなく100パーセントに近い晴れ男の息子にしては 今日はん?ん?ん?

私は河童橋から左の道を散策するのが好きだけれど 今日の目的は槍ヶ岳 ひたすら 治山運送路を歩く。明神橋の脇には徳沢園が

Tokuzawaen

昔 明神橋からここへ出てきて たくさんの人が山登りの準備をしているのを見て まぶしいような思いでみた。

ここより1時間ほどで 横尾山荘へ

Yokoosansou ふーん よく似た建物だなぁ

まだまだ山小屋の雰囲気はない。むしろ少しおしゃれなペンション風に見える。まだ明るいし元気なのでと槍沢ロッジに進む。

川沿いに進む

槍ヶ岳は なかなか顔を出してくれない。 槍の穂先は一ノ俣の手前の河原から初めて見えるらしいのだけれど。。。。。見えない  晴れろ~ この辺で見えたらわくわくするでしょうに。

YarimikawaraItinomata 

Yarisawarojji 槍沢ロッジ もの凄い人だね。 ここは周りに山小屋が無いので大混雑をするらしい。

ここまでの歩行時間4時間

生まれて初めての山小屋体験。 寝るときの厳しさは体験済みの私が話しておいたので驚かなかったようだけれど 食事にびっくりしたらしい。 そうでなくても食いしん坊の彼。

食べる量も半端ではなく 「なに?あれ ウサギのえさじゃあるまいし・・・・」と少々お冠で帰ってきた。 山で食料を調達する事の難しさをまだ分かってはいないらしい。 8000円ほどだせば民宿では それなりの食事が出来る。だから山小屋でもと 思い込んでいたようだ。

山にはご飯食べに行く訳じゃないからね。 良い勉強にはなったかな? 

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あこがれの槍ヶ岳

2008-09-10 00:48:59 | 日記・エッセイ・コラム

この記事は私が行ってきたと言うわけではありません。

私が乗鞍にいる頃 息子は槍ヶ岳に挑戦していました。彼は山登りを初めてまだ一年 それも良く行くわけではなく 年に2-3度。 どっちかというとダイビングが好きで離島巡りをしている子。

山の怖さを知らないまま登った山は利尻二度。それも二度目は上級者コースと言われる沓形コースを歩いている。屋久島宮之浦岳 中央アルプス三の沢から宝剣岳 駒ヶ岳へ これだけの経験しかないくせに 初めから一級の山(一般的な意味で)しか選ばないことが気になっていた。

以前尾瀬を一緒に歩いたときに走るように木道を飛び越え 滑ってひどく腰を打ち付けたことがあった。 山を知っていたらきっとあんな事はしないだろう。 それに付け加え 彼の幼いときからの身体の弱さ 小学校三年生まで 進級も危ういほど欠席ばかりで 入院もなんどか経験している。 親としては かけっこしてもいつもビリの子 運動選手になるわけでは無いけれど 大人になっても運動を楽しめる子になってくれたらと願っていた。

母親って言うものは 心配が仕事のようなもので 槍ヶ岳でなくても帰ってくるまで生きた心地がしない。 しかし 男の子に危ないからと何でも取り上げるのも間違っていると いつも気持ちが揺れ動いていた。

友達に「槍ヶ岳は70歳になったら登るの」と決めている人がいる。 槍ヶ岳では 70歳で登ると金の扇子をお祝いにくれるのだそうな。 だから大事な山として取っておいていつか70になったときの記念登山をしたいと・・・・

私は 行くことは無いだろう。 体力無い上に あの険しそうな山を考えたら とてもとても・・・槍 穂高は見る山だ。

今年 息子が講師をしている高校で夏休みの行事として槍 穂高のどちらかを選んで登る計画があった。 いつも独りでは駄目と言われていたので やった-とばかりに喜んで報告をしてきた。高校生も行く山に反対と言うわけにもいかなかった。

さて8月の5日 息子から新たに受けた報告は 血の気のひくような話だった。「僕は講師だから 引率義務は無いから 往復のバスは乗って良いけれど 後は好きなように行ってくれと言われた。」

息子の性格を知っているから その日から毎日仏様にすがるように祈った。 彼はきっと両方行くだろう。自由に行っていいよって言われたら あの大キレットも挑戦するに違いない。今更駄目って言うのも いい大人を相手におかしいし  どうする? どうする?Yuuyake

前置きが長くなったけれど 無事に帰ってきたわけで そうなると 一生いけない山がどんなものか見たくて 息子の撮ってきた写真を見ながら ああかしら?こうかしら? と穴が開くほど眺め 独りで架空山登りをしたわけです。

行ってもいない山で 知りもしない説明をあまり付けるのもおかしいので 写真と私の感想をメインに槍 穂高の架空山登りをあげてみようと思います。

 

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どっちを獲る?究極の選択にょろにょろさん

2008-09-07 15:10:32 | 山歩き

5日金曜日 三週間ぶりの山登り。 急にきつい山は・・・と岐阜の母袋烏帽子にする。 これ結構奥行きが長くてきつかったんだけれどね

本当は麓の母袋豆腐のお店 奥の奥で豆腐会席を食べるつもりだった。でも残念 満席だったし 予約は二三日前でないと駄目なんだって。。。ならそう書いといておくれ

で登山口を探して うろうろしてしまったけれど オートキャンプ場の奥に入口を見つけて登り始める。 林道の様な道で 草も刈ってあって さほど怖くない。

なにがって? あれですよ にょろにょろ

なにしろ 今年は 数え切れなぐらいのにょろにょろさんに 会っているからね。

ツリフネの群生。 赤い不思議な形をしたツリフネ。 一度聞いたら絶対忘れない。そのぐらいこの名前 花の様子を良く表わしている。

Turifuneさらに進むとくずの花も勢いがある。

「くずの花良いにおいするんだよね。」とピーちゃん

少し遠いので 綺麗な花の写真が撮れない。 ん? なんだか良いにおい。

見れば行く手頭の高さにくずの花がいっぱい。

お~~ 撮っておこう。

Kuzu と足を一歩踏み出したときに 足下をちょろちょろ動くものあり。ささ~ではなく ゆっくり ゆっくり

よく見るとにょろにょろさん

ひえ~~

まむし模様だし 短いけれど 身体半分を持ち上げて 立って歩いているみたい。 

いや様子が変。 口から何か出ている。

よく見ると蛙の手や足がにょきっと出ている。 蛇の目と蛙の目 四つの目がこちらを見ている。

「どうしよ かえろ」と登り始めたのに思わず口走ってしまった。

「口にくわえているから 飛びつくこと無いよ。今のうちだよ。」ピーちゃんに言われて・・・でも足が出ない。

にょろにょろさんも困っていたのだろうか? 蛙を放すのはいかにも惜しい。 しかし場合によっては飛びつかんとあかん。

あろう事か 蛙を加えたまま草むらに逃げてくれたらいいのに 道の端で「回れ右~」して 相変わらず頭を持ち上げて起立している。

こっちも究極の選択 覚悟を決めた。 いこ 早く   しばらくは言葉が無くなった。

コメント (2)
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