世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

不要になった覚書

2010年10月03日 | 仕事
何とかしてやりたいと思った。


どういう形で彼の申し出に応えられるだろうかと考えた。




これまで口約束でいつも裏切られてきた。


同じ失敗は繰り返したくない。


そういう思いがあって、

一晩で覚書のドラフト(原案)を書き上げた。




だが、今一つイメージができないでいた。


それは、彼に対する不安からきているものだろう。




本当に大丈夫なのだろうか?


そのことを正直に彼に伝えた。


彼は、大丈夫だと言った。



そう、

前の店の時も彼はそう言った、大丈夫だ、と。





そういう話をした次の日、

彼の電話がつながらなくなった。


そして、次の日も。



ナントナク察しがついた。






そして、やっと電話がつながった。


案の定、だった。




彼のいい訳は、


ここに書くにはあまりに恥ずかしすぎる。

もちろん、彼にとってだ。




ボクはプリントアウトした覚書を破り捨てた。


何故か、ホッとする気持ちがボクを包んだ。





根はイイ奴なんだけど、ナー。


「残念な人」 がまた一人。



【補足】


「来るものは拒まず」 主義だ。


頼まれたら嫌とはいえない性格。



何とかしたいという気持ちが働く。



時にはそれが仇となる。



だけど違和感を感じたとき、

事柄は、落ち着くところに落ち着くものだ。