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イデオロギーと英会話

2013年02月03日 | 英語
「イデオロギーと英会話」という題の本を古本屋で見つけて

100円で購入した。


最初は何のことかと訝(いぶか)った。

読んでいくうちに合点がいった。


1970年代のかなり古い本だが、

今に通じることが書かれている。


著者はアメリカ人。翻訳本である。



著者曰く。

English Conversation なる言葉はアメリカにはなかった、と。


では、

I want to learn how to speak English Conversation

「私は英会話の話し方を習いたい」

は重複文かというと、そうでないと言い切る。


そして、

「英会話」は、単なる言語訓練だけにとどまらず、

世界観を提供するものである、と。


つまり、

「英会話」を習うということは、、

単に英語での話し方を習うこととは同じではない、と喝破する。



御意。(i agree with him.)


ここに、なぜ日本人がいつまでたっても「英会話」ができないかの謎を見たような気がする。

日本における英語教育は一貫して、英会話とは無縁のところにある。


著者は、「英会話」の世界は、人種差別だとも言い切る。


確かに昨今は英会話のできる人とできない人の差別化が進んでいるもいえる。

英会話のできる人はさらに世界観を広げ、

出来ない人はますます殻へ閉じこもる。


まだまだ本の内容に触れたいが、きりがない。

100円にしては含蓄ある内容になっていて、とても得した気持ちになった。


たまには、こうした観点から英会話を考察するのもまた乙なものなのかもしれない。