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世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

円安でピンチ!?

2013年02月07日 | 仕事


輸入業や海外旅行、海外送金にとっては

円安は極めて不利になる。



これまで、円高を背景に輸入開発や買収計画を立ててきた。


恩恵を被ってきた分、これは嘆いても仕方がない。

(為替)相場を操作することなどできないからだ。



円高、株安の昨今はデフレ状態で景気が悪かった。

安倍政権になって突如株高、円安になったのはなぜか。


アベノミクスと呼ばれる金融緩和、財政出動、2%の物価上昇目標を打ち出したことで流れが変わった。


今のところ景気回復の狙いは当たったかに見える。



だが、経済評論家の意見は、近い将来の財政破たんを懸念する声がもっぱらだ。

『2020年、日本が破綻する日』などとセンセーショナルな本も出ている。


だが、日本は財政破たんしないと唱える論者もいる。

どちらが正しいのか。


思い起こせば、大手銀行や証券会社がつぎつぎとつぶれた98年頃は、

「2010年があぶない」といわれていた。


景気は悪いが、どっこい日本は生きている。


ただこれだけは言える。

人口動態を見れば、

10年後の2020年には人口の4人に1人が確実に高齢者となり、

団塊の世代の大半が確実に75歳を超える。


彼らが本格的に医療・介護サービスを使うようになれば、

現在の社会保障制度は確実に破綻する。


しかもこれは一過性の危機ではなく、

2050年には国民の2.5人に1人が65歳以上という人類史上例のない超高齢化社会が確実に到来する。


そうなれば、日本の社会保障制度は間違いなく破綻する。

それは、避けようのない運命みたいなものだ。



大量に国債を発行したツケは、

① 金利の上昇(国債価格の下落)、

② 円安、

③ インフレ、


の3つで清算するほかはない(理論上、これ以外のことは起こらない)。




よく、会社が無くなる、サラリーマンは消滅する

などということが実しやかに言われるが、果たして本当なのだろうか。



日本が財政破たんしたら、どうなるのか。


円が暴落すれば

日本の輸出産業は息を吹き返す(ウォン安で業績を急回復させたサムソンのように)。


地価や株価も安くなれば海外投資家などが買い戻すだろう。


かくして財政は「健全化」し、日本経済はようやく長いトンネルを抜け出すことができる。



だがそれは社会的弱者の膨大な犠牲のうえに成り立つシナリオだ。


円が紙くずとなり、ホームレスが町にあふれだす。


(一部、財政破綻に備える「3つのリスク回避術」より抜粋)




ここに、大地震や火山の大噴火などが重なれば

まさに、『日本沈没』だろう。




だが、これらはすべて仮説だ。

かといって、起こりうる可能性を十分秘めている。



最早国家の体(てい)を成さない国にいくら文句を言ったり頼っても無駄なことだ。


ならば、自分で自分の身を守るしかない。



どうやって自分や家族、愛する人の身を守るか?



身体を鍛えて、サバイバル術を身に着けることだ。


サバイバル術とは何か。

いついかなる状況においても、その場その場を生き抜いて行ける力だ。

そう、あのランボーのように。


襲い掛かる敵をなぎ倒し、草の根を喰ってでも生きてやるという強い精神力こそが

生き長らえる生命力を養うのだ。


そうしているうちに、また良い時代がやってくるだろう。



【本日の結論】


ノホホンとコンフォートゾーンに浸りきって日々を過ごしている奴は、早晩死滅するだろう。


来たる最悪のシナリオを想定して、心身を鍛え、日々研鑽精進して暮らすことだ。


そしてその場その場を要領よく切り抜けていくことだ。


あの「風と共に去りぬ (Gone With the Wind)」 のスカーレット・オハラ(ビビアン・リー)のように。






食べる物もなく、力になってくれる人もなく、

途方に暮れながら庭を歩いていると土に埋もれた、ひからびた大根が目に入る。

ひもじくて、やるせないスカーレットは、

貪るようにそれを口にするが、あまりの不味さに吐き出してしまう。

そして一度は突っ伏し、激しく号泣する。

が、ここで生来の強さが頭をもたげ、彼女を再び奮い立たせる。


夕焼けの乾いた大地に土を掴みながら立ちあがって、


「As God is my witness, I 'll never be hungry again」

(神様を証人に誓う、もう二度と飢えに泣きません)


と誓うスカーレットの姿こそ、今の日本人に最も必要なのではないか。


そしてスカーレットの最後のセリフ、

『Tomorrow is another day(邦訳:明日に望みを託して)』はあまりにも有名だ。


この作品で、作者のマーガレット・ミッチェルが言わんとする主題は

まさに『Survive』――生き残る――ということだ。


風が一瞬にしてすべてを打ち崩しても、スカーレットのように立ち上がるか、

地面に突っ伏していつまでも泣き続けるか、

人間のとる道は二つに一つ。


これは今の時代を象徴していると言えまいか。




2月6日(水)のつぶやき

2013年02月07日 | 音楽