世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

セミの一生

2021年08月13日 | ライフスタイル
セミの一生をご存知でしょうか?


セミは、

一生の大半を地中の中で過ごします。


その長さは、3~17年ほどと言われます。


そして、

やっと地上に出てきたかと思えば、

1~2週間で死んでしまいます。


地上でやることは、

ただ一つ、

子孫を残すことだけです。


どこか身につまされませんか。




さて、人間はどうでしょう。


1970年代、ほんの40~50年前までは、

平均寿命が70歳くらいでした。


その頃の定年は、55歳。


だから、定年まで働いて、

あとは、退職金と年金で、

孫に囲まれてのんびり老後を暮らせばよかった。


それも、せいぜい10~15年ほど。




ところが今はどうだ。


65や70まではあくせく働かされて、

あと、30年(それ以上)も

乏しい年金で孤独に暮らさなければならない。


人生の1/3から、下手すれば約半分を、ですよ。



しかも、

せっせと節約と貯金に励み、

定年までは、好きなコト、やりたいコトを先延ばしし、

挙句、定年後も、健康や経済面で

相変わらず好きなことが出来ず

孤独に死んでいく。



セミのように

暗い地中の中で一生の大半(定年まで)を過ごし、

地上に出てきた(定年)ら

お楽しみ(生殖)が待っていればまだ良い方で、

生殖さえ(やりたかったこと)できず、

病苦、貧困、孤独という

地獄の苦しみを味わなければならないなんて

割に合わない。


絶対割に合わない!!



こういう人たちを

「セミ族」と言うことにします。
(ボクの造語)



だから、

「セミ族」にならないために、

”FIRE” という考え方が

昨今もてはやされているようですが、

これにも問題があります。


これも

ボク自身が体験して分かったことです。


そこで次回は、

”FIRE” の落とし穴について述べることにします。