【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

安倍疑惑隠蔽のために「石破潰し」を画策して急遽「菅擁立」の謀略説を吟味す

2020-09-16 18:34:11 | マスコミ報道への私見
1 経緯
菅義偉氏は、自民党両院総会で多数の支持を得て自民党総裁になった。9月16日の国会で首相となった。
ずっとテレビ報道を見ていた。表題の内容を、日刊ゲンダイの記事を読んでいて、同様の内容を読んだ。

2 概要
 安倍首相は、あいつぐ政治スキャンダルはおろか新型コロナへの対応不足に安倍氏は打つ手を見出せなくなった。元京都府立大総長も務めた広原盛明氏がブログで、その明晰な論陣をはっている。安倍氏は潰瘍性大腸炎の悪化ということになっているが、その最中にフランス料理店で食事をし、退陣後ははればれと防衛の軍事案さえ披露している。
もう一度言おう。
安倍晋三の政治的迷路を打開するために、退陣―自民党総裁選が決行されたのは、自民党内で野党然として正論を主張し続ける不破茂氏の発言力を殺ぐためだ。「岸田生かし、石破つぶし」と言われた議員選で菅支持票が24票岸田氏に流れ、石破氏は最下位に沈んだ。党員票を全員投票でなく都道府県単位でおこなった。それでさえ不破氏は42票をとり、岸田氏の10票を抜いている。国会議員票は、菅288票岸田79票石破票26票だ。

3 今後
 菅総理は、今はずぶずぶの安倍継承路線を明言。だが今後、様ざまな政治の波乱、市民や野党、国民の動向では明確に安定とは言えない。自民党内ではコロナ禍に知見のある田村憲久氏(石破派)を起用したり、野田聖子氏を幹事長代理にするなど菅氏の人事起用を見ていると、安倍氏とはことなる側面がある。