【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

危機2019   櫻井 智志

2019-04-01 11:07:25 | 政治・文化・社会評論


危機❶ 元号の改定にこの間マスコミの大騒動は異常だ。外交も内政も重大な危機に瀕していることは全くわきに追いやられている。テレビ各局の長時間の経過追っかけは、元号ー新天皇をめぐる巨大な安倍自民党の深い仕掛けと関連がある。




危機❷ 12年に一度の統一地方選挙と参院選のダブル選挙。安倍自民党は、今上天皇夫妻の国民と日本の行き先を考えて、生前退位を政局に有利なマスコミ操作によって変質させた。新天皇即位のフィーバーを選挙に有利に結び付け、圧勝をねらい、その高揚によって2020東京五輪を偏狭なナショナリズムを台頭させる。




危機❸ 一方でトランプに隷従する安倍晋三は、膨大な軍事兵器を数億~数兆円を国民の血税を自らの私財のように購入し続けている。国内軍事産業に戦争軍事費を使って老人福祉はどんどん予算を減らし続けている。




危機❹ この統一地方選挙。マスコミは自民圧倒的優位と流している。市民が立候補して、9条の会や市民連合から立候補した神奈川県知事選は、岸牧子氏の名前すら無視し「与党野党推薦の安定した知事選」と報道している。




危機❺ 結果だけしかとりあげないマスコミは、選挙運動のプロセスや草の根の盛り上がりなど見向きもしない。選挙は明治自由民権運動や大正・昭和の普通選挙運動の流れの中に位置している。いま形骸化した戦後民主主義を救うのは、政治に絶望しても何度も何度も草の根からたちあがる普通の市民たちだ。

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