【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

沖縄県夏の県議選~会派別・地域別一覧~及び補足記事   櫻井 智志

2020-02-21 18:51:27 | 政治・文化・社会評論
【序】
 沖縄県の県議会議員選挙が、5月29日告示、6月7日投票で実施される。この選挙では、金城デニー知事を支える「オール沖縄」勢力が確かな議席数を確保することが重要である。
 以下に現在の県議の実際を、会派別・地域別で整理して参考になるよう沖縄県議会の公式発表をもとに提示したい。

写真:しんぶん赤旗記事「とぐち県議事務所開き 沖縄県議選 新基地断念へさらに 赤嶺氏が訴え」転載


【第一部】会派別

❶沖縄・自民党(14議席)
➀大浜 一郎/石垣市 
➁具志堅 透/国頭郡 
➂座喜味 一幸/宮古島市 
④座波 一/島尻・南城市
⑤島袋 大/豊見城市 
⑥新垣 新/糸満市 
➆末松 文信/名護市  
➇照屋守之/うるま市
➈中川 京貴/中頭郡
➉仲田 弘毅/うるま市
⑪西銘 啓史郎/那覇市・南部離島
⑫花城 大輔/沖縄市
⑬又吉 清義/宜野湾市
⑭山川 典二/那覇市・南部離島

❷社民・社大・結連合 (11議席)
➀大城 一馬/島尻・南城市
➁亀濱 玲子/宮古市
➂狩又 信子/那覇市・南部離島
④崎山 嗣幸/那覇市・南部離島
⑤新里 米吉(議長)/中頭郡
⑥次呂久 成崇/石垣市
➆照屋 大河/うるま市
➇当山 勝利/浦添市
➈仲宗根 悟/中頭郡
➉比嘉 京子/那覇市・南部離島
⑪宮城 一郎/宜野湾市

❸おきなわ ( 8 )
➀赤嶺 昇(副議長)/浦添市
➁新垣 光栄/中頭郡
➂新垣 清涼/宜野湾市
④上原 正次/糸満市
⑤親川 敬/名護市
⑥瑞慶覧 功/中頭郡
➆平良 昭一/国頭郡
➇玉城 満/沖縄市

❹日本共産党 ( 6 )
➀嘉陽 宗儀/沖縄市
➁瀬長 美佐雄/豊見城市
➂玉城 武光/島尻・南城市
④渡久地 修/那覇市・南部離島
⑤西銘 純恵/浦添市
⑥比嘉 瑞己/那覇市・南部離島

❺公明党 ( 4 )
➀糸洲 朝則/那覇市・南部離島
➁上原 章/那覇市・南部離島
➂金城 勉/沖縄市
④金城 泰邦/浦添市

❻無所属の会 ( 2 )
➀大城 憲幸/島尻・南城市
②當間 盛夫/那覇市・南部離島

❼無所属(1)
➀山内 末子/うるま市

【第二部】地域別
❶名護市2
➀おきなわ
②沖縄・自民党

❷うるま市4
➀社民・社大・結連合
②沖縄・自民党
➂沖縄・自民党
④無所属

❸沖縄市4
➀日本共産党 嘉陽 宗儀
②公明党
➂おきなわ
④沖縄・自民党

❹宜野湾市
➀おきなわ
②沖縄・自民党
➂社民・社大・結連合

❺浦添市4
➀おきなわ
②公明党
➂社民・社大・結連合
④日本共産党 西銘 純恵

❻沖縄・南部離島10
➀公明党
②公明党
➂社民・社大・結連合
④社民・社大・結連合
⑤無所属の会
⑥日本共産党 渡久地 修
⑦沖縄・自民党
⑧社民・社大・結連合
➈日本共産党 比嘉 瑞己
➉沖縄・自民党

❼豊見城市2
➀沖縄・自民党
②日本共産党 瀬長 美佐雄

❽島尻・南城市4
➀社民・社大・結連合
②無所属の会
➂沖縄・自民党
④日本共産党 玉城 武光

❾糸満市2
➀おきなわ
②沖縄・自民党

❿宮古島市2
➀社民・社大・結連合
②沖縄・自民党

⓫石垣市2
➀沖縄・自民党
②社民・社大・結連合

⓬国頭群2
➀沖縄・自民党
②おきなわ

⓭中頭郡5
➀おきなわ
②社民・社大・結連合
➂おきなわ
④沖縄・自民党
⑤社民・社大・結連合
 
Ⅲ:2020年の現状 琉球新報(以下は有料記事部分は掲載していません)
オール沖縄 衆院候補者選考 政党間で駆け引き激化 2区と4区、作業長期化も
2020年1月6日 10:47
 今年の冒頭あるいは東京五輪後の衆院解散がささやかれる中、玉城デニー知事を支える「オール沖縄」勢力は2019年内に結論を出せず、週明け6日以降、候補者選考を再開する。選考では、社民や共産、立民、県議会会派のおきなわなどの間での駆け引きは激しさを増しており、今後の情勢次第では政党間や党内の関係にも影を落としそうだ。さらに、立民が呼び掛けている国民民主と社民との合流を巡っても、6月の県議選に向けて影響が出始めており、「オール沖縄」勢力は立民を中心に新たな局面を迎えている。

Ⅳ:地域政党「おきなわ」~沖縄タイムスが報道した「おきなわ」の様子
沖縄タイムス+プラス ニュース
沖縄県知事選:与党会派おきなわ、翁長氏再選へ新グループ 経済界など再結集狙う
2018年5月14日 07:42
 沖縄県議会与党会派の「おきなわ」が、今秋実施予定の知事選で翁長雄志氏の再選を目指し、保守中道の市町村議員や企業などで構成する新たなグループを月内に立ち上げることが13日までに分かった。翁長氏支援を表明している金秀、かりゆしの両グループも賛同しており、革新系や労働組合との連携により、翁長氏再選に向けた体制の再構築を図るのが狙いだ。
 グループの名称は「翁長知事を支える政治・経済懇話会」で、翁長氏を支持する企業や保守中道を中心とした県議や市町村議員、市町村長らで構成する。
 金秀、かりゆしは、県民投票の考え方の違いや特定の政党色が強くなったことを理由に、政党や労組、企業、市民団体などでつくる「オール沖縄会議」から離脱している。懇話会は、こうした企業などの「受け皿」となり、翁長氏再選へ向けた勢力の再結集を図る狙いがある。関係者によると、入院中の翁長氏も歓迎の意思を示しているという。
 13日には沖縄市内で初会合を開き、金秀、かりゆしや沖縄ハム総合食品など約15社のほか、一部の市町村長や市町村議員ら計50人超が参加。関係者によると、4年前の知事選で翁長氏を支援しなかった企業も加わっているという。富川盛武、謝花喜一郎両副知事も出席した。27日に結成総会を開き、正式に会を発足させる予定だ。
 懇話会では、知事選に向けた翁長氏の経済政策なども検討する方針で、引き続き中小企業などに参加を呼び掛けるという。
 一方、膵臓の腫瘍摘出手術を受けた翁長氏は20日の週に退院し、検査結果を発表する予定で現在まで知事選への態度は明らかにしていない。検査結果により2期目出馬が白紙になれば、人選は不透明になる。県政与党や労働組合などでつくる「調整会議」は翁長氏の擁立を前提に知事選への準備を進めている。(政経部・大野亨恭)

【結びにかえて】
 「オール沖縄と野党共闘」、「政権構想と衆院選」、2つの軸がクロスしている。あくまで沖縄県民の民意をもとに政治運動が展開されねばならない。保守革新を問わず、沖縄の歴史と県民の意思をふまえぬものとなってしまうと、それは沖縄に決してプラスとはならない。
 沖縄県民にとって、本土の運動が戦前からの勇気ある闘いをふまえた支援とならなければならない。














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