かつて栄えた産業も
今は無く
沢山敷かれた鉄路も
需要を見いだせず
唯廃線を待つのみか?
ディーディーディーゼルカーが来ないとき
でんでんむしの通り径
駅には長閑な長閑なときが流れる
2018年 水無月 留萌本線 真布 Nikon D5
名前のインパクトに惹かれて訪れた駅、美馬牛。
もちろん、アイヌ語に当て字しているので漢字の意味通りではないし、
かなり昔に貨物扱いを止めていて取扱品目を詳細に知ることもできないが、
広い駅前広場に、堅牢な煉瓦造りの大きな倉庫を見ると、
多くの道産品を出荷していたのだと、その賑わいを想像する。
2018年 水無月 D5
何とも言えない偶然というか、
拙ブログにて北海道旅行記の最終章を迎える日の未明に、
甚大な震災が北海道を襲ったのである。
被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。
狩勝峠の展望台からの眺望を感慨深げに眺めた後、
天気予報通りに石狩地方側は所々で驟雨に見舞われた。
その雨の中を旭川目指して富良野線沿いを北上。
急いだ理由は、もう一度美瑛に寄って写真家故前田真三さんの
アトリエだった拓真館を覗きたく・・・。
前田さんが撮り綴った清らかな丘の風景ではないが、
富良野線を撮った前々日に見つけた丘の上からの風景。
沿線の人々の生活を撮り込んだ富良野線の風景を最後のカットに選んだ。
緩やかな丘の斜面に点在する農家。
まさしく長年思い描いてきた北海道の田園風景がそこに広がっていた。
2018年 水無月 千代ヶ丘 D5