半分東北人の血が流れるせいか東北の地に対する憧れが強い。
梅雨の時期ではあるものの、今年の少雨な梅雨の間隙で岩手山が見えることに一縷の望みをかけてみた。
思えば高校卒業の春今回と同じ思いで向かったのが渋民~好摩だったが、
残雪を溶かすような春の雨と霧に泣く泣くホームで数カット押さえただけになってしまった。
見事な日の丸写真は75一般形牽引のゆうづる。
しかも本命だった重連貨物は、休日だったのか重単でやってきたのだった。
それから幾星霜、36年振りに巡ってきた岩手山バックのチャンスも山は雲の中。
森バックでカシオペア青森を出迎えたのであった。
奇しくも帰路の新幹線の車窓からは美しく残照に浮かぶ影岩手山が見え、
また撮りに来いよ!と声をかけられたようだった。
上二枚 1981年3月 渋民駅/下 2017年6月25日 いわて銀河鉄道 好摩~岩手川口
初めてSL銀河を撮る。
気持ちとしては、宮沢賢治の世界を意識しつつ。
まずは引きで大きく幸田地区の田園風景を取り入れてみる。
緩やかな丘陵に広がる圃場は残念ながら休耕田が目立つ。
かつて地元の農業に貢献した宮沢賢治が見たらどう思うのだろうかなどと考えながらシャッターを切る。
2017年初夏
旅から戻った。
様々な興奮と感動を背負って・・・。
これから順不同でそして間に旧ネタもとり混ぜながらのアップになる。
まずは、何といってもこれ!
旅の中日に宿戸~陸中八木の海岸でのお見送りに続き、有家~陸中中野でもやっているとの話を聞いており
巧い具合に今日そのセレモニーに偶然出会った。
震災復興のつもりの乗客が逆に山ほどの感動(エモーション)を被災地域の方々からいただいている。
正直、墓標のような無機質の高々としたコンクリート壁や土地の嵩上げのための盛土はどうしてもあの忌まわしい災害を思い出させる。
でも精一杯のお見送りを一目見てこれなんじゃないか!?と。
人と人のココロが通じ合う瞬間、RE-DISCOVER JAPAN!!
2017年初夏 八戸線にて
何処かで聴いたようなフレーズで・・・。
もちのろんのこと、蒸機の撮影は煙が付きもの。
当然多めの方が良いわけだし、梅雨空で気温が低めだと美しい白煙も期待できる。
07年の同型機も浦山口からの難所で喘ぐ。
そして、08年1月の真岡では止まる寸前の難所天矢場越えだった。
かつての古戦場でもある釜石線での良い煙との出会いを期待してさぁ彼の地へ。
※明日から月曜まで遠征のためレス、アップともに滞ります。
もちろん力強い力行はさりとて、
いろんなアングルで蒸機の魅力に迫りたい。
例えば、終点で暫し憩うシーン。
今はお休み中の只見のターンテーブルでは、TTを回す人と、夢中でシャッターを切る人のスナップ。
途中駅での停車ではちょっとスナップにもチャレンジしたい。
再びこのTTで回る蒸機が見たいもの。
蒸機の足回りは最大の魅力。
この際は、いまいち良い角度じゃなかったものの、
築堤を迫りくる蒸機列車の迫力は満点!
片道で何回撮れるかは、現地の優秀なナビゲーター氏に任せるとして
大分モチベーションが高まってきた。
2007年5月 上)只見駅、下)会津塩沢~会津大塩