クライアントの事業所を2つばかり回ってました。
空港から、福岡の取引先の車で宮田(現宮若市)や鞍手といった地名を回りました。
察しの良い方はお分かりかもしれませんが、その昔一言で言うと筑豊炭田盛かりし頃、
産出する石炭を輸送するため、網の目のように鉄道を張り巡らせた地区で、
宮田だと、筑豊本線勝野から出ていた宮田線、鞍手だと鹿児島本線遠賀川から分かれた
室木線といった具合に国鉄の線路が有りましたが、炭鉱が閉山した後は赤字のために、
昭和50年代に2路線とも廃止になりました。
今日訪れた際にも既に以前何処を線路が走っていたのか全く分かりませんでした。
残念ながら、2路線とも現役時代の写真は有りませんが同様の盲腸線である、
勝田線の写真を数枚ばかりアップいたします。
線路跡は分かりませんでしたが、かつて鉄道があった土地を車で走っていたら、
なんだか懐かしくなってしまいました。
こういった当時の国鉄ローカル線は、何といっても腕木式の信号、タブレット、そして
行き止まりの線路にある車止めがその雰囲気をグッと演出してくれます。
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発車前のタブレット渡し。
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線路の車止で遊ぶ子供たち
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ガシャン!と 腕木信号が変われば出発進行。
撮影;1979年4月28日 Nikon F2 PhotomicSB Nikkor135㎜/28㎜ TX