狂電関人の写真庫

狂電関人本人のこれまでの写真のストックを思うまま徒然に表現。お立ち寄りの際には一言コメントをいただけると幸いです。

煙に塗れる旅 プロローグ

2016年05月30日 18時28分14秒 | 国鉄・JR 甲信越

改正を過ぎ、桜が終わるとともにすっかり撮影欲が薄れて早1月が過ぎようとする頃、
その気分を一蹴させて夏に向けてモチベーションを上げるべく考えたのが、
「煙に塗れて来よう」という単純明快な動機に立ち返ることだった。

冬の積雪も少なく早夏を思わせる緑の中で、ディーゼル、タンク機、そしてライパシと様々な煙に塗れる旅へ。
ときで浦佐へ出、只見線分岐の小出へいよいよディーゼルカーに乗り込んで只見線へと進入。

列車密度を考慮し、早々に薮神で下車し鉄友の車で先を急ぎ乗車の列車を撮る寸法。



米の里魚沼から人煙絶える六十里越へ。
煙に塗れる旅のはじまりはじまり。

2016年5月29日 只見線 上条~入広瀬 2422D

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夏の一日の始まり

2016年05月28日 11時00分01秒 | 徒然鉄ネタ

昇ったばかりの太陽が辺りを黄色く染める頃、
大白川発の一番列車用の送り込み列車が小出寄りから現れる。

山々の緑と、田圃の育ち盛りの稲に囲まれて大地の息吹を胸一杯に吸い込む。



さあ、今日も一日が始まる。

※久々に只見線方面へ遠征してまいりますのでレス等が遅れることがあります。

2015年夏 只見線 上条~入広瀬

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ヒガハス 昼凪の水鏡

2016年05月26日 18時03分25秒 | 徒然鉄ネタ

田植え完了と共にシーズンは過ぎた水鏡。
ヒガハスだけに限らず凪いだ水田を狙えるのは無風の早朝と相場が決まっている。
かつての2レや8010レの時間帯にはだいたい風が出てきて綺麗な水鏡にはならなかった。



しかしながらである。
いったん地面が温まって大気との温度差が無くなってくると、条件さえ揃えば昼頃にも凪いだ水面が拝めたりもする。
ライティングは厳しいものの、3055レで頂けた及第点の水鏡の一枚。
惜しむらくは、改正によってキンタの運用に代わってしまったことだ。
真上の太陽にエアフィルタをギラリと輝かせて2081号機が下る。

2013年6月 東北本線 東大宮~蓮田 EF652081号機 3055レ

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寝台特急明星 雨の出発

2016年05月24日 18時00分28秒 | 昔の写真

ここ数日高い気温が続き、雨さえ恋しい。

乾燥した空気にお湿りを齎す写真で今日も夜行列車。
或る梅雨の夜、夜行列車が最大密度約15分ヘッドで博多駅を発車していた頃
同駅始発の電車寝台「明星」を撮る。



淡い色使いのヘッドサイン。
袋文字の黄色が夜行、緑が昼行であったか。
雨に濡れたガラスの奥にぼんやり浮かぶ愛称。



特急銀座の当時の鹿児島本線にあって、581系は昼・夜に大活躍中であった。
奥に終着で乗客を降ろした昼仕様の有明が並ぶ。



やがて発車ベルが鳴り終わるとタイフォン一声、
博多の街の灯や構内照明に爛々と煌めく行路を滑るように駆け出して行く。
発車直後に車内放送で流れるチャイムの後に主な停車駅の到着時間や車内設備の案内、それに減灯、翌朝の放送開始時刻などが続く。
これから始まる汽車旅のワクワク感を優しく演出するジョイント音などの音と
ベネシャンブラインド越しに時折差し込む沿線の灯がより盛り上げてくれる。
そんなちょっとセンチでロマンチックな夜越しの汽車旅、もう少し長く楽しみたかった。

1978年6月 鹿児島本線 博多駅

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1レ、夏の夜の夢。

2016年05月22日 10時13分49秒 | 徒然鉄ネタ

1レが終焉して1年が過ぎた。
未だにブルトレが無くなったのを受け入れられず。
かつてある夏至に近い日に、そんなにスペックが高くない愛機デジイチにて
地元を通過する1レ撮影の挙にでた。
EF510の写るカットは一度アップ済みだが再度PSでグリグリやって3枚にして前、中、後ろで組みに。



タイトル通り、夢の映像のようなざらつき具合で・・・。
街の明かりを反射させて1レが下って行く。



当初の目論見はこのスシ流しがメインであったがバッチリと決められず・・・。



前の方は、南浦和の場内信号を映し、後ろ2両は辛うじて残照の空を映し出す。
今でもこの時間帯線路脇を通るたびに1レが下ってくるような気がする。

2012年6月 東北本線 赤羽~浦和 1レ北斗星


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