大学時代の先輩と上総の初冬を切り取りに出かけてきた。
満天の星空はやがて東から白み仄かに赤みを増す頃、
大地も色彩を取り戻し目覚める。
その冷え切って薄暗い大地を二つの明かりで照らしながら
ゆっくりと一番列車が近づいてくる。
小湊鐡道 上総鶴舞
今年も11月が終わろうとしている。
今週各地で雪が降ったけど長期予報では暖冬だとか。
ここ数年まともな雪の中での撮影をしていない電関人。
何処かへ雪を求めて旅に出たいものだ。
国鉄時代からJRにかけて一度も除雪シーンを見たことがない。
DDが雪と闘うシーンに出会ったのはこの北上線ぐらいのもの。
1983年冬? 北上線 陸中大石付近 DD51561 単機
聖地武蔵野線荒川橋梁の冬の楽しみ。
それは朝一の富士山バックと午後の大宮の摩天楼バック。
昼過ぎてやってくるロクロク牽引コキ50000系フルコン列車はフレイトライナー全盛期を思い出させてくれる。
新型コキ100系列が増殖して国鉄時代から継承してきた50000系一色のフレトラを最近あまり見なくなったのが寂しい。
2007年1月 武蔵野線 西浦和~北朝霞 列番不明
昨日から札幌では何十年か振りの11月の大雪だとか。
蒲原鉄道訪問でも一度だけ大雪が降った。
多くの水分を含むこの地方の雪は、
蒲原の弱々しい架線柱にもどっさりと積もった。
屋根の雪が重そうな単行が音もなくやってきた。
1982年2月 狭口~駒岡
この時期鉄道沿線にもあまた見かける残柿。
しかしながらいざ鉄道と絡ませようとすると巧くいかないこと多々。
先日の秩父錦秋探しでは1か所画角に嵌まるそれを見出した。
生憎片持ちのポール側でケーブルが煩いのが難点。
先ずは鉱石列車で。
そして少しでも煙を期待して同ポイントで5002レを待つが・・・
やはりドスカ。
全長及び煙対応で件の柿がやや目立たず・・・。
残柿は今回の重要課題でもあったのでまぁ良しということで。
2015年11月 樋口~波久礼