それは長野電鉄の駅。
今回の旅行で初めて立ち寄りました。
駅の母屋ほか施設は全て使われなくなっていましたが、
その建物たちで構成される信濃竹原駅は、
或る時代で時計が止まったような風情です。
すでに使われなくなった驛母屋。
まるで、映画のセットのように昭和の時代が其処に存在しています。
驛の横手にある詰所には板塀や白熱灯が・・・
驛名標はもちろんホーロー引き。
バックのベンチも懐かしい。
撮影;2010年10月24日 長野電鉄 信濃竹原駅にて OLYMPUS E30
短尺レールを踏む旧客のジョイント音を満喫しました。
替佐駅の先の上り勾配で2台のデジタル一眼と銀塩ブロニーを構えて、
その雄姿を捉えながら、二つのサウンドを楽しむ。
最高のひとときです。
光学換算300㎜で圧縮して勾配を上る力強さを強調。
イグゾーストを追うように短尺レールを踏む旧客の心地よいジョイント音を
楽しみながら後追いシュート。
撮影;2010年10月23日 飯山線 替佐駅付近 何れもOLYMPUS E300 ZUIKO 40-150㎜
もうひとつ出張中のネタからです。
城崎温泉の現場からの帰路、立ち寄った福知山駅。
この駅に下車するのも30余年ぶり。
高架駅になり、駅脇にあった機関区も跡形もなくなっていました。
ただ、ここに機関区が有ったモニュメントとして、C1140号機と、
転車台のトラス部分が南口に鎮座していました。
SLの静態がモニュメントになっているのは全国でも多く見られますが、
転車台のトラスに乗ったモニュメントは初めてです。
その脇には、古レールで組んだシェルタもありました。
C1140は、篠山線で活躍していた罐のようです。
説明文によると転車台は1972年まで役割を云々と書いてありますが、
実際には、機関区の撤去までは存在し使用されていました。
1977年撮影の福知山機関区の転車台。
DD54ほかキハ17や26・55など懐かしい光景です。
昨日に続き出張中のネタからです。
約30年振りの山陰本線の変わらない風景の一つに和田山の煉瓦庫が有ります。
すでに現役は引退しているもののその矍鑠とした姿は、
線路が無くなった空き地に今も存在し続けています。
糸魚川の煉瓦庫はつい最近新幹線工事で残念にも壊されてしまいましたが、
和田山の煉瓦庫は何とか後世に引き継いでいってもらいたいものです。
2010年の今も残されている和田山の煉瓦庫。AQUOS携帯で車内から撮影。
1977年現役時代の和田山の煉瓦庫。DD54が休んでいた。
若干今と形状が異なっていたことが分かります。
まるで今の煉瓦庫は時代の生き証人のようです。
こんばんは。
タイトル通り、昨日から1泊で山陰本線の城崎温泉へ出張のため
約30年振りに山陰本線の列車に乗りました。
昨日は、きのさき、本日は北近畿ときのさきと3回のうち2回が国鉄色。
大きく変わった部分も多い中、なんだかほっとさせてくれる国鉄時代が
まだそこかしこに在りました。
撮影2010年10月26日 山陰本線城崎温泉駅にて特急きのさき1号 クロハ183 700番代