狂電関人の写真庫

狂電関人本人のこれまでの写真のストックを思うまま徒然に表現。お立ち寄りの際には一言コメントをいただけると幸いです。

デデゴイのうた 出発仕度

2018年08月31日 08時56分45秒 | 国鉄・JR 中四国

11月とはいえ冷たい雨が落ちる中、濛々と立ち上がるスチーム。

蒸機ほどではないまでも、電機に比べ遥かに取回しが大変だったDD。

SG車であれば尚のこと。



ホームに取り付けられた客レに、
ゆっくりと繋がれるDD。
発車の仕度は着々進んでいく。



途中駅でSGの給水を行う。
長い編成の隅々まで暖房を通すには、
相当な水を使うのだろう。


1981年秋 米子/鳥取 TX

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非電化を流離う2 水無月の章二三 新得のナメクジ

2018年08月30日 09時38分24秒 | 国鉄・JR 北海道

尺別から車を進め、新得までやってきた。

当初、現在の線区を走る列車を撮影予定だったが不勉強もあり、
時間の関係からも早々に諦め、駅に向かおうとしたらこの保存機が目に飛び込んできた。





65年から3年ほど新得に居た最終所属機のようだ。
重油併燃装置こそ撤去されているが、峠の罐らしい風情は其処彼処に見てとれる。





旧国鉄OB氏らによる保存会「新得機友会」の手により手厚く保存され、
一部の欠損はあるもののコンディションは素晴らしい。



機の佇まいは新線に付け替わっても、
駅に向かって静かにその運行を見守っているかのようだ。



2018年 水無月 新得 D5

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夏の終わりのハドソン

2018年08月29日 12時57分39秒 | 国鉄・JR 関東

11年夏、ハドソンに逢いたくて水上へ行った。

C62には劣るもその存在感たるや威風堂々。





傷ついたココロを力強く癒すように、



災害で疲弊した国土を励ます如く、

しっかりと蹴り進んでいく。



2011年晩夏 水上 E5

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デデゴイのうた 闊歩する長編成長距離鈍行

2018年08月28日 10時57分37秒 | 国鉄・JR 中四国

電関人が写真修業の場を山陰本線に求めていた時代。

824レをはじめ、長編成の長距離鈍行列車が数多存在していた。

宿代わりの「山陰」号など、ワイド周遊券片手にフリーハンドの旅行が楽しめた佳き時代。





雨上がりの餘部駅で乗客を拾って、
エグゾースト高らかに鉄橋を渡っていく大阪行。

人も物も、生活自体を運んでいた列車。



1978年冬 餘部 TX

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非電化を流離う2 水無月の章二二 特急街道

2018年08月27日 09時11分33秒 | 国鉄・JR 北海道

石北本線でも述べたが、現在の道内本線筋のダイヤは完全に特急優先。
始発から昼過ぎの上りダイヤを見ても、
釧路~新得で、通して走る各停は始発の1本、帯広までの列車が1本の設定。
対して、この間スーパーおおぞらが4本。

今やこんなダイヤで、
「ゆっくり走ろう北海道」でもなければ、「でっかいどう北海道」を感じることすら難しい。
まぁ全てが鉄道旅の標語では無いにせよである。



主催側が用意した、特定の観光地を巡ってこれまた用意された産品を土産にする画一さで
その土地の何が分かるというのであろうか?

この国が本気で循環型継続的社会を目指すのであれば、スマホなんざでスルスル出てくる旅の情報なんかあてにせず、
旅人ひとりひとりが道内の違うところを違う目的をもって訪れて、それぞれの価値観で何かを見出すという、
旅本来の醍醐味を味わえるよう、国の責任によって少々無駄であっても公共交通機関としてのダイヤ整備をすべきと、
個人的には思うのである。

選択肢を持てない画一的で効率重視
な社会構成は何も新たな価値を生まない。


2018年水無月 尺別 D5

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