過去の写真を見ていて「おや」と思うカットを見つけた。
DE牽引の本線を行く石巻貨物の写真である。が、次位のコキ50000であろう車両を良く見ると形式他車両中央他に入っているべき
文字が一切見当たらないのである。しかも良く見るとそのような未記載のコキが数両確認できるようだ。
ネットで調べてもそのような貨車の記事は見当たらずいまだ謎のまま。
それを牽引する機関車もDE15からの改造車である3500番代のDE10で、異端×異端の組み合わせなのである。
ハイブリッド新型機の登場ですっかり肩身が狭くなったDE10族だがやっぱりこうして長い貨物の先頭に立つ凛々しい姿は絵になる。
2013年6月 東北本線 品井沼~鹿島台 1653レ
綺麗に田植えが済んだ田圃の景色が夕闇に沈みかける頃、
北を目指す列車では、夕宴が始まる。
お米の国の人だからこそ噛み締められる、
この国の四季の移ろいも晩餐のいち演出と楽しむ至福の時間。
2017年5月27日 9011レ
久々の週末撮影行。
天気予報もまずまずと満を持しての撮影行のはずが・・・。
払暁の雨は止むことなく昼頃まで残る。
蛙の声と湿気を帯びた空気の匂いに、
もうそこまで来ている梅雨の予感。
EH500 1 3078レ ワシクリにて
梅雨が明け切るか切れないかの頃の北部九州。
まだまだ沈もうとしない高い太陽から熱い陽光が容赦なく二条のレールに降り注ぐ。
時刻は18時20分過ぎ、本日二番手のみずほが東京を目指し通過していく。
夏の日差しに丸い屋根は火傷しそうな照り返し。
外界の咽るような暑さを他所に、
そろそろ夕餉の宴がキーンとクーラーが効いた中で始まっていることだろう。
甲高いジョイント音とディーゼル発電機の音を残し
灼熱列車が鹿児島本線を上っていく。
1977年7月 6列車
紫陽花の蕾が大分大きくなっていて、やがて梅雨入りするのだと気づかされる。
連休中のカットが残っていたので今日はそれを。
GW臨8017Mが屋敷森から現れる。
リバティが登場して、そろそろその進退が気になるところであるスペーシア。
例年この畦道に群がるヒメジョオンを前景にいれて・・・。
菊の花に似たこの草花も外来種であるが、
なんとも懐かしい存在で春から夏にかけての季節のモチーフとなっている。
2017年皐月 ヒガハスにて