出雲大社へお参りの後ようやく本格的な撮影に移った。
事前学習してロケハンも済んでいたポイントへ。
「神の国のバタデン」をイメージして、
鎮守の森、雨上がりの神々しい空気、そして田植え直後の水田にお社。
正にこのポイントだとファーストインスピレーションがそうさせた。
湘南顔の緑色の電車が風景とベストマッチ。
2014年五月 一畑電鉄 大社線 高浜~遥堪
出雲大社へお参りの後ようやく本格的な撮影に移った。
事前学習してロケハンも済んでいたポイントへ。
「神の国のバタデン」をイメージして、
鎮守の森、雨上がりの神々しい空気、そして田植え直後の水田にお社。
正にこのポイントだとファーストインスピレーションがそうさせた。
湘南顔の緑色の電車が風景とベストマッチ。
2014年五月 一畑電鉄 大社線 高浜~遥堪
約40年前、出雲市を訪れた際に見た一畑電車は国鉄の本屋に面したホーム米子寄りで、
直結せずに対向に片側一面ホームだった。JR出雲市駅が高架化されても別棟の高架駅(2面)から発着構造になっている。
40年前のそのホームに佇んでいたのはデハニ50形そのものだったし、当時の撮影した車両と言えば大社駅の2両編成の急行型10系形。
そして今回の初対面は、いきなりお目当ての南海ズームカー色の3008F。
まずは、久々に電車電車した運転席の計器類。
ワンマンの装置が追加されることでなお一層ゴッチャリ感旺盛である。
車内を見ても、往年の大阪私鉄30年代名車の証ともいえる窓上の照明機器。
それに2ドアの間を敷き詰める正方形に近い下降式窓。
行先表示も、ありがちな回転式や興ざめのLEDではない。
アナログサボ式が泣かせる。
ヒューンと言う加速モーター音はズームカーそのもの。
2014年五月 電鉄出雲市にて
サンライズを降りて、コーヒーで一服した後バタデンに乗る。
その南海譲りの旧ズームカーの車体もさることながら、最初に目に飛び込んだのがこの鞄。
基本的にバタデンはワンマンなのであるが、大社線では観光案内に女性車掌が乗車する。
その際にも使うのであるが、もちろんワンマン乗務の運転手の必須アイテムでもあるのだ。
2014年5月 バタデン3008車内
と言うことで、かつての布原の写真を中休みでアップしておく。
まさに33年前の今回アップしたものと同方向からのカット。
47と20(52?)の各停。このような列車で当時の布原信号所へ降り立った。
すでにポールが立ち並んでしまい、かつての三重連の峠道とは隔世感が否めないがDDの重連は良い思い出である。
今回の旅の目的の一つ、サンライズで始発から終点まで旅をしてその沿線風景に関して特に伯備線をしっかりと
楽しむことができて旅の課題が一つ完遂したのだった。
1981年秋 伯備線 布原~備中神代
伯備線もクライマックスの布原へ。
新見へ到着すると布原はすぐそこである。
朝の新見駅は、乗客の姿もなく閑散としている。
サンライズは一分停車で出発。
布原駅では、115系と交換。
電車がこの地を走っていること自体が隔世の感である。
そして…
憧れの地はひっそりと一雨毎に濃さを増していく緑に抱かれていた。
中国山地の隘路にD51三重連の汽笛が木霊している幻聴のようなものを感じながら、
列車は谷間を抜けると徐々に伯耆の国の平野へと下っていく。
2014年五月