ネガケースに昭和51年6月13日とある。
OM-1には50mmだけで、確かお下がりのPEN-Fに100mmを付けて遊んでいた頃。
自宅前の道から交差点に出たあたりから西鉄側を撮った。
夕闇が迫る通りの両側には個人商店が林立。
バックを走り去るのは、入線間もない新鋭5000形。
西鉄に新性能化と新塗装の旋風を巻き起こした。
画面左、女の子が自転車で出てくる後ろの今村商店は現在セブンイレブンでそれ以外写っている店は現在皆無。
「コンビニエント」という言葉と引き換えに多くのものを失った気がする現代。
その最たるものは「我慢」や「辛抱」ということかもしれない。
昭和51年6月 郷里春日原
現地に着いたときは、ほぼ思い通りの夏雲浮かぶ青空だったが、
今日のヒガハスの空はとにかく変化が速い。
自然相手でややイメージとは違ったがようやく夏のカシペアらしいカットが撮れた。
青田と夏空に赤い機関車。
思い出に残る一枚。
2016年7月30日 EF8180 8009レ ヒガハスにて
梅雨明け宣言翌日の今朝、空は青空に白い積雲とまさに夏空。
こんな日に仕事とはと、恨めしく空を見上げながら通勤する。
明日同じような空ならば、ちょっとカメラを提げてヒガハス辺りに・・・。
写真は2012年8月の夏空と2レ
PFと汎用機に呼ばれながらも東機に配属されて九州ブル仕業に従事した選ばれし1両の1107号機。
最後まで旅客機として所属するも、地味な裏方仕事を黙々と熟した終盤。
落ちる約1年前に美しい姿をヒガハスにてカメラに収めていた。
不格好なクーラーこそ付いたものの、そのサラブレッドとしての毛並みの良さが放った最後の輝きは特急機としての永遠の輝き。
この言葉を電関人としての最後の餞とさせてもらう。
2014年秋 ヒガハスにて
それはそれは小さな機回しだけれども、
本家サカイ譲りの精悍な面構えが嬉しいDL。
小さいけれど、本格的な林鉄の旅が味わえる。
この夏ひと旅如何!?
2010年夏 赤沢休養林にて