休日運転のリゾートうみねこ。
折角の専用車の眺望も、やませによる海霧のヴェールで台無しに。
437D
心なし乗客のテンションも下降気味。
446D
パシフィックオーシャンご自慢のマリンブルーもこの空じゃ色も沈む。
やはり晴れた天気の下で撮りたいリゾートうみねこ。
2017年6月
このところ、土曜日に下っていたカシクルが回送で上ってくるのでお出迎えついでに日がなヒガハスで。
天気予報も、曇りのち夕立ということでライティングも気にならず朝からウロウロを決め込む。
それは良かったのだがいざ撮り始めると、上りに異変。
福島界隈のゲリラ豪雨により貨物が軒並みダダ遅れ。
ヒガハス常連さんに遅れの計算を任せて、電関人は一人ウロウロとヒガハス徘徊。
称して、「夏花競咲」開幕!
ヒガハスの夏の花といえば、最右翼には稲である。
とりあえず遅れが出ていない下りの貨物をバックに稲田を。
稲はすでに花が受粉を終え実に移行しつつ。
夏の定番花といえば、向日葵。
大きな花を近郊型(古)バックに!
そして佐倉さんと話題になっていた百日紅も何とか工夫しながら、
お誂え向きに、宴で纏めてみる。
湿潤な夏の空気に百合。
それはなんとも、遠い昔の夏のデジャビュ。
締めはやはり蓮田の蓮!
屋敷森側のそれは背が高く、列車とのコラボは脚立が必要だが
私有地につき何とか畦にお邪魔して・・・。
個人的には、蓮の花には赤い罐が一番と。
遅れ上り貨物は4070か?
2017年 真夏
ステンレスやアルミ蠢く大都会の鉄道に紛れ、ひっそり行き交う鋼製車。
中でも青い流馬はお気に入り。
撮りに行った時は、まだ入線したてだった流馬。
昭和の駅景に馴染むスタイル。
大都会にぽっかり空いたタイムトンネルの先に広がる昭和の景色をコトコト走る流馬。
早晩全身に塗装を纏った電車は居なくなるだろう。
駅に職員が居てくれるほのぼの電車。
もうすぐ流馬はゆく。
2013年 流鉄
ノートリミングでもう一度。
1978年。新東京国際空港(成田)が開港し、チャリティー24時間テレビが放送開始され
大阪ではニュートラ、東京ではハマトラがトレンドファッションで、
使い捨てカイロやパンパースがもてはやされ、インベーダーゲームブーム旋風が巻き起こり赤いきつね・緑のたぬきがヒット。
そして、キャンディーズが「普通の女の子に戻りたい」と解散して、
会社でラインを外れた中年おじさんたちが窓際族と命名されて、
「不毛地帯」や「不確実性の時代」がベストセラーになった年の夏。
夏の旅始まりの駅は冒険心や好奇心と不安感が入り混じるクロスポイント。
17歳の電関人も初めて大東京近郊への撮影の旅に出た。
もちろん特急なんて贅沢は無しで、周遊券で204レにて大阪地区へ途中下車の旅経由。
1978年8月5日 博多駅 6レ入線
日差しも出てきたので、蓮花アングルから順光側へ。
佐倉さん情報で夏の代表的な花である百日紅を見に行くと何故か花をつけていない。
百日紅アングルをあきらめて、久々に殆どの田圃で稲作された今年の田圃の青さに目を付けた。
すでに花から実へ移行しつつあるこの時季の稲は青々と美しい。
夏の暑さに汗をかいたような朝露玉を着けすくすくと青空に向かって・・・。
2017年盛夏 ヒガハス 4083レ