http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20160711k0000e010284000c.html毎日新聞
安倍晋三首相の改憲姿勢を批判する野党の訴えは届かなかった。10日に投開票された参院選で、改憲勢力は憲法改正を発議できる3分の2を占めた。自民党はアベノミクスの継続をひたすら訴え、憲法問題は隠された格好だ。有権者は暮らしに密接な経済政策や福祉を重視して1票を投じた。憲法を巡る議論は深まっていない。
「かみあわないまま終わった」。東京・永田町の民進党本部で10日深夜、岡田克也代表におびただしい数のフラッシュがたかれた。改憲阻止を掲げた民進党に対し、憲法の「争点隠し」で臨んだ自民党。明暗は分かれた。
「3分の2」−−改憲ラインを示すキーワードはそもそも、有権者に認知されていたのだろうか。
毎日新聞が10日、全国の有権者150人に街頭でアンケートを実施したところ、6割近くにあたる83人がこのキーワードを「知らない」と回答した。投票した人に重視した政策を聞くと、経済や社会保障政策など暮らしに密着したテーマを選ぶ人が多かった。「憲法改正」を選んだ人は1割に過ぎなかった。
「それって雇用関係の数字じゃない?」
10日午後3時過ぎ、東京都北区のJR赤羽駅前。アンケートに応じたビル管理業の男性(29)は、「3分の2という数字を知っていますか」との質問にそう答えた。「改憲に必要な議席数」と説明すると「えっ、9条がいじられるってこと? みんな知らないんじゃないか」と驚いた。
アンケートは投票率が50%前後にとどまることを見越し、投票した人と投票しなかった人の75人ずつに聞いた。「3分の2」の質問では、投票した人のうち29人が、投票しなかった人では54人が「知らない」と回答した。大半の人が正解を伝えても「ふーん」と無関心な様子だった。
「3分の2」の意味を知った上で、別の政策を重視した人も多い。鹿児島県の自営業の男性(57)は「地方の零細企業を営む身としては景気対策が最も重要だ」と話した。
安倍首相は10日夜も改憲内容に言及することはなかった。自民党が憲法への言及を避け続けたことで、改正論議が盛り上がらなかった面は否めない。
富山県の会社員の女性(21)は棄権した理由をこう語った。「何が争点か知らない。適当に投票するなら、棄権した方がいいと思った」。低い投票率だった今回の選挙で改憲勢力は念願だった「3分の2」を占め、国のかたちを変える動きが本格化しようとしている。【まとめ・川崎桂吾、山崎征克】
感想;
安倍首相は”してやったり”との思いでしょう。
経済をテーマにすることで、本当にやりたいことを表面化させずに選挙を乗り切ったのですから。
前の衆議院選挙でも同じでした。
そして実施したことは、”秘密保護法”、”集団自衛権”の法案を成立させました。
今度は、憲法改正により9条を改訂して軍隊を持つことができるようにすること。
そして、ヒトラーが当時一番よくできていると言われたドイツの”ワイマール憲法”を骨抜きにした、「緊急時は政府に全ての権限を預ける」法案を可決したいのではないでしょうか。
つい素直に本音を発言してしまう麻生副総理がその通りに発言されていました。
着々と日本は戦争ができる国へと舵を切り替えています。
戦争になって、こんなはずではなかったとまた同じ思い(第二次世界大戦時)をしても、それは結局過去を反省しないからなのでしょう。
何万人が餓死と病気で亡くなったインパール作戦の責任者は何の処罰もされずに戦後も生き残っています。ノモハン事件で無駄な数千人の戦死者も、責任者は何の処罰もされずに同じく生き残りました。
安倍晋三首相の改憲姿勢を批判する野党の訴えは届かなかった。10日に投開票された参院選で、改憲勢力は憲法改正を発議できる3分の2を占めた。自民党はアベノミクスの継続をひたすら訴え、憲法問題は隠された格好だ。有権者は暮らしに密接な経済政策や福祉を重視して1票を投じた。憲法を巡る議論は深まっていない。
「かみあわないまま終わった」。東京・永田町の民進党本部で10日深夜、岡田克也代表におびただしい数のフラッシュがたかれた。改憲阻止を掲げた民進党に対し、憲法の「争点隠し」で臨んだ自民党。明暗は分かれた。
「3分の2」−−改憲ラインを示すキーワードはそもそも、有権者に認知されていたのだろうか。
毎日新聞が10日、全国の有権者150人に街頭でアンケートを実施したところ、6割近くにあたる83人がこのキーワードを「知らない」と回答した。投票した人に重視した政策を聞くと、経済や社会保障政策など暮らしに密着したテーマを選ぶ人が多かった。「憲法改正」を選んだ人は1割に過ぎなかった。
「それって雇用関係の数字じゃない?」
10日午後3時過ぎ、東京都北区のJR赤羽駅前。アンケートに応じたビル管理業の男性(29)は、「3分の2という数字を知っていますか」との質問にそう答えた。「改憲に必要な議席数」と説明すると「えっ、9条がいじられるってこと? みんな知らないんじゃないか」と驚いた。
アンケートは投票率が50%前後にとどまることを見越し、投票した人と投票しなかった人の75人ずつに聞いた。「3分の2」の質問では、投票した人のうち29人が、投票しなかった人では54人が「知らない」と回答した。大半の人が正解を伝えても「ふーん」と無関心な様子だった。
「3分の2」の意味を知った上で、別の政策を重視した人も多い。鹿児島県の自営業の男性(57)は「地方の零細企業を営む身としては景気対策が最も重要だ」と話した。
安倍首相は10日夜も改憲内容に言及することはなかった。自民党が憲法への言及を避け続けたことで、改正論議が盛り上がらなかった面は否めない。
富山県の会社員の女性(21)は棄権した理由をこう語った。「何が争点か知らない。適当に投票するなら、棄権した方がいいと思った」。低い投票率だった今回の選挙で改憲勢力は念願だった「3分の2」を占め、国のかたちを変える動きが本格化しようとしている。【まとめ・川崎桂吾、山崎征克】
感想;
安倍首相は”してやったり”との思いでしょう。
経済をテーマにすることで、本当にやりたいことを表面化させずに選挙を乗り切ったのですから。
前の衆議院選挙でも同じでした。
そして実施したことは、”秘密保護法”、”集団自衛権”の法案を成立させました。
今度は、憲法改正により9条を改訂して軍隊を持つことができるようにすること。
そして、ヒトラーが当時一番よくできていると言われたドイツの”ワイマール憲法”を骨抜きにした、「緊急時は政府に全ての権限を預ける」法案を可決したいのではないでしょうか。
つい素直に本音を発言してしまう麻生副総理がその通りに発言されていました。
着々と日本は戦争ができる国へと舵を切り替えています。
戦争になって、こんなはずではなかったとまた同じ思い(第二次世界大戦時)をしても、それは結局過去を反省しないからなのでしょう。
何万人が餓死と病気で亡くなったインパール作戦の責任者は何の処罰もされずに戦後も生き残っています。ノモハン事件で無駄な数千人の戦死者も、責任者は何の処罰もされずに同じく生き残りました。