幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

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田村厚労相が論文引用で墓穴 研究見解が180度変わっていた ”これでは正しい政策遂行能力はないのでは?”

2020-11-29 09:00:11 | 新型コロナウイルス
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/281907 2020/11/27 日刊ゲンダイ

 悪知恵なのか、無能なのか――。25日の衆院予算委員会で、PCR検査が拡大しない理由を問われた田村厚労相は、したり顔で英医学誌「ランセット」の掲載論文を我田引水。無症状者にまで検査を拡大しない理由について、こう説明した。

「(新型コロナウイルス感染の)蓋然性が高いところで定期的に検査をやると、当該集団から感染を29~33%減らすことができるが、一般の集団に広く検査をした場合には、接触者調査とこれに基づく隔離以上に感染を減らす可能性は低い」

 大規模検査の有効性を切り捨てたが、完全に墓穴だ。図らずも日本のコロナ対策がいかに世界から後れを取っているかを露呈したのだ。そもそも、引用した論文は今年6月に発表、10月号の「ランセット感染症版」に掲載された。実は最新研究で、「真逆」の意見が発表されている。医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏がこう指摘する。
「田村大臣が引用したのは、英『CMMID COVID-19 ワーキンググループ』のモデル研究です。このグループは今月10日に新たな研究結果を発表。無症状者へのPCR検査が有効であるとして、6月の論文から意見を百八十度変えています。厚労省が研究結果の変遷を知らなかったなら能力不足ですし、知っていたなら悪質な答弁です」

 わざわざ古い論文を引用した理由を厚労省に問い合わせると、「大臣の答弁は、感染の蓋然性の高い集団を検査しなければ効率が下がるという趣旨で述べた」(結核感染症課)と答えるのみ。肝心の論文引用については口を濁し、満足に答えなかった。

感想
効率が下がっても、PCR検査拡大がコロナ感染を防ぐ大きな手段なのですが・・・。
政府が能力ないのか、それとも高齢者が亡くなってしまうことは悪いことではないと思っているのか。
1)年金を減らせる
2)高齢者の医療費を減らせる
3)介護保険支出を減らせる
4)介護施設の空きを増やせる

森元首相が、交通事故で昔は1万人亡くなっていたから、オリンピックは犠牲を強いても開催したい旨の発言をされたそうです。
まさに、インパール作戦のようです。
なにがなんでもオリンピックを開催する。
犠牲者が増えても。

「腸内細菌の逆襲 お腹のガスが健康寿命を決める」江田 証著 ”SIBO”

2020-11-29 01:10:18 | 本の紹介
・腸内細菌にマインドコントロールされている人間
ダメージの負ってバランスを崩した腸内細菌は、脳に強いストレスを与え、メンタルのバランスを崩すのです。つまり、腸と脳の関係は、相互に影響を及ぼし合っている「双方向的な関係」にあるということです。

・腸内細菌によってつくられる「4EPS」という毒素があります。人間の自閉症患者でも血液中の4EPSが増えているということが証明されています。

・腸内細菌で糖尿病になるかどうか予見できる
糖尿病になる人には糖尿病を発症する5年前に、すでに「ある細菌」が増えていることがわかりました。その腸内細菌は、なんと「乳酸菌」だったのです。ある特定の種の乳酸菌を腸内に持っている人は糖尿病になりやすかったのです。

・がんや動脈硬化のリスクも高める腸内細菌
オポジーボが効くかどうかは、患者の腸の中の「アッカ―マンシア・ムシニフィラ」という腸内細菌が決めていることがわかりました。カーター元大統領を救ったのはアッカ―マンシア・ムシニフィフでした。次世代の善玉菌と言われています。

・虫歯などで歯を失ったいる人は、胃がんのリスクが約2倍
特に「許しがたい細菌」と言われているのが、ポルフィロモナス・ジンジバリスという歯周病菌で、腸の粘膜を漏れやすくし、腸の炎症を悪化させ免疫力を落とすのです。まさに細菌がわれわれの全身を操っています。

・抗がん剤の効きやすさも、血管の老化(動脈硬化)も、すべては最近の思うがままというわけです。

・腸内細菌は、われわれが食べた残りカスを食べて生きています。細菌によって好みの食べ物が違うので、たくさんの種類を増やし、腸内細菌のバランスを保つためには、同じものばかり食べていないで、なるべくたくさんの種類の食べ物を食べることが必要となります。

・小腸で腸内細菌が異常に増えるSIBO「小腸内細菌増殖症」という病気
お腹の張り、ガス、腹痛、下痢、便秘といった症状があるのに、内視鏡やCT検査、腹部超音波(エコー)などの検査を受けてもまったく目に見える異常がない。

・日本人で過敏性腸症候群に悩む患者さんは1,700万人を超え、日本人の中高生においては、なんと実に、18.6%の若者が「原因不明」のお腹の不調に苦しんでいるのです。

・腸内細菌を改善する薬・食事・手術
1) メトホルミン(商品名;メトグルゴ/もともとは糖尿病の薬)
抗老化作用が期待されており、米国では「究極のアンチエイジングドラッグ」と言われ、FDAの認可のもと、70~80歳の男女3,000人を対象とした大規模な老化予防試験が数十億円かけて開始されています。加えて、メトホルミンには、腸内フローラルを劇的に改善し、腸のバリア機能を高め、腸を漏れにくくする効果があるのです。 
2) 防風通聖散
脂肪を落とす効果があります。 
3) コレスチミド(商品名;コレバイン)
コレステロールを下げてくれる薬です。 
4) 断食(間欠的絶食)
断食によっても、腸内フローラルは変わります。 
5) 肥満外科手術
6) パンクレリパーゼ(商品名;リパクレオン)

・過敏性腸症候群の患者さんにおけるこの集中力の低下や精神的な明晰さの欠如がなぜ起きるのか、SIBOで起こる内毒素血症との関連についてはさらなる研究が必要です。ただ、私の治療している患者さんにおいて、SIBOの治療後にこれらの症状が改善されるのを日常的に目にしていることは事実です。
SIBOの治療を受けた後に精神機能が改善されたとの報告がほかにもたくさんありますが、裏づける医学的な知見も存在します。

・腸の病気は「精神的なもの」「気のせい」ではない。
さまざまなお腹の不調を訴える人の中には、小腸の中で異常に細菌が繁殖し、異常にたくさんのガスを発生させ、ガスが原因でおならや腹部膨満、腹痛、下痢や便秘に悩まされる人が見られると言うことです。

・医療の分野では、病気がはっきり理解されていないといにしばしば、その病気を患者さんの精神状態と結びつけようとする傾向が見られます。

・ガス(gas)の語源は、ギリシャ語の「カオス(khaos)」です。健康な人は毎日何リットルものガスを生成します。けれども、ほとんどの人はすべてのガスを肛門から外に排出するだけではなく、再び腸から吸収して呼吸するときに口から吐き出しています。腸管の中で生成されるガスのほとんどは、腸内細菌が発酵によって作り出す水素ガス、メタンガス、二酸化炭素です。

・過敏性腸症候群の患者さんは腹部の膨満感が強く、細菌を起源とするガスを健康な人よりもはるかに大量に生成していて、そうしたガスが小腸内に過度にたまっていることを示したのです。

・過敏性腸症候群の患者さんの多くが抗生物質を使用しているときには症状が改善すると話していることに彼らは気づき始めていました。

・メタンガスが多い人では幸せホルモンであるセロトニンレベルが低いことも報告されています。

・メタンガスが多い患者は便秘が多く、メタボの体型が多く、糖尿病の程度がひどく、狭心症や心筋梗塞が多いという報告もあります。慢性便秘の人は寿命が短く、15年後の生存率が約3/4になるばかりか、パーキンソン病や認知症のリスクが高まります。

・水素ガスの産生量が多いと、下痢の程度が酷くなります。

・水素ガスが多い心不全患者は死亡率が高いことも近年報告されました。

・細菌異常繁殖を防ぐもうひとつの重要な仕組みは、小腸に特有の浄化作用、すなわち「蠕動運動」です。この蠕動は90分ごとに発生するようになっています。間食してしまうと、せっかくの腸のお掃除運動である蠕動運動が止まってしまいます。空腹の時間を作ることが、小腸の蠕動運動を強くし、腸を浄化するのに必要なのです。

・胃下垂は実は健康に良い
胃下垂の人は、そうでない人と比較すると、胃部不快感が少なく、肥満がほとんどなきう、血糖値や血圧や中性脂肪が低く、善玉コレステロールであるHDLが高いなど、現代のような飽食の時代にあっては健康に有利に働くことがわかってきました。

・腸のバリア機能を低下させる7つのこと
1) 果糖
2) アルコール
3) 痛み止め
4) 歯周病菌
5) ストレス
6) 激しい運動
7) 食中毒

・細菌異常繁殖の治療用に勧められる抗生物質は2種類
「リファキシミン」または「ネオマイシン」

・エレンタールは好酸球性胃腸炎にも効果がある。

・アレルギーの要素が大きい過敏性腸症候群の患者さんには、抗原性の少ないエレンタールは有効な治療法だと考えられます。

・小腸から食べ物の残留物や細菌を取り除く時間を腸に与えるために、食事と食事の間に3~5時間は小腸を休ませることが大切なのです。

・アメリカの国立がん研究所が発表している「デザイナーフーズ・ピラミッド」というものがあります。がんを予防しうる食品を列挙したものです。なかでもトップがなんと、ニンニクなのです。ほかにも、ブロッコリースプラウトにも天然の抗生物質の作用があります。

感想
乳酸菌、ビフィズス菌は身体に良いと思っていましたが、過剰にあるのも問題のようです。
これまでメンタルの病気と言われているものには、腸内細菌の仕業だと言うことがわかってきたようです。

よく頭のホルモンか下半身のホルモンか、どちらが自分をコントロールしているかと言うことがありましたが、腸内細菌が自分をコントロールしている面もあるようです。

乳糖を分解できない人は日本人には多いです。
乳糖分解酵素がないからです。
人が吸収できない食べ物を、細菌は食べているとのことでした。
食物繊維は良いようです。

間食が少しでも頻度が多いと、お腹の調子が悪くなります。
それは小腸の蠕動運動を行う時間がないからのようです。
蠕動運動で余計なもの(食べカス)を大腸へ送るのができずに、そこで細菌により発酵してガスがでていろいろな悪さをしているとのことでした。
大腸は多くの細菌が共存していますが、小腸には多くの細菌が居過ぎるとガスを出しているとのことでした。
お腹の調子を良くすることが、体調や免疫力、さらにはメンタルまで良くするように思いました。