幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

阿川佐和子さん「サワコの朝 イモトアヤコさん」 ”人を信じる! 自分を信じる!”

2020-11-07 10:18:44 | 生き方/考え方
1986年生まれ。
4年前に対談したとき、「顔が趣味でない」と言われた人と結婚したのはどうして?(サワコ)
2019年に結婚。ヴィンソン・マシフ(南極)の山を登った。
これまでも一緒に山を登っていたが、この時彼は高山病でリタイアした。
そのときの喪失感、彼が精神安定剤になっていたのに気づいた。
イモトさんの方からプロポーズした。
手紙を書いた。そして本人の前で朗読した。
棒読みだったが、何もないと言えなかったので。
主人は唖然として、待ってくれと。
2か月後に「結婚前提として付き合って欲しい」と言われた。

月の半分は海外だったので、コロナ下でずっと家にいた。コロナで仕事がなくイライラしていた。主人は働いていて出かけるので、つい言ってしまった。
温厚な主人が「テレビ見るな!」と言ったので、テレビの電源を抜いた。
でも夕方にはニュースを見ていて、主人が帰って来て、お互い謝った。

1曲目 映画「天使にラブ・ソングを2」より「Oh Happy Day」
文化祭で出し物をした時の曲。

父は公務員だった。
養成所辞める時に芸人になることを伝えた。オンエアの前だった。
コモドドラゴンと競争する番組だった。
肉をお尻にぶら下げて、コモドドラゴンを走らせる番組だった。
父は絶句だった。

ザ・ウェーブ(米国)訪問は20人/1日がくじ引き。集まった人の中で20人が抽選になる。
予約もできない。
3日間撮影期間を予定していたが、1人だけ選ばれた。
カメラを背負って一人で行った。
2時間ほど歩かないといけない場所で場所は知らせてもらえなかった。

荷物はだいたい決まっている。
パジャマ(無印良品)。へき地に行くとダニに噛まれるので“ダニ除けのシート”。
5本指靴下。冷えるので毎回履いている。

女優としても活躍。高い評価を。
初めてTBSのドラマに。泉ピン子さんの若い頃を演じた。
顔が似ているからと泉ピン子さんからご指名だった。
福澤監督だった。8年ぶりで「下町ロケット」でまた出演できた。
いろいろなアドバイスを監督からいただいた。
「あなたはすべて本番だと思ってやればいい」と言われ「100%でやればよい」と思ったら気が楽になった。

「棚からつぶ貝」イモトアヤコ著
人を信じようと思う才能だと、本を読んで思った(サワコ)。
その人を信じているからやろうと、今そうだったと思った。

2曲目 安室奈美恵さん「Get Myself Back」
バンジージャンプもあり、その時に聞いている。
「大丈夫! きっと全て上手く行く」の言葉を自分で言い聞かせている。

ていねいな暮らし。梅シロップ作ったり。土鍋で米を炊くとか。箒で掃くとか。
旦那は「やってるでー」と言っている。

感想
歌の言葉が大きな支えになっているのでしょう。
自分を暗示にかけるために何度も自分に言う。
歌を何度も聞くのも暗示になるのでしょう。

人を信じるだけでなく、自分を信じてチャレンジされていると思いました。

「落ちこぼれ」茨木のり子著 ”自分の感受性ぐらい 自分で守れ ばかものよ”

2020-11-07 00:42:00 | 本の紹介
落ちこぼれ
和菓子の名につけたいようなやさしさ

落ちこぼれ
今は自嘲や出来そこないの謂

落ちこぼれないための
ばかばかしくも切ない修業

落ちこぼれこそ
魅力も風合いも薫るのに

落ちこぼれの実
いっぱい包容できるのが豊かな大地

それならお前が落ちこぼれろ
はい 女としてとっくに落ちこぼれ

落ちこぼれずに旨げに成って
むざむざ食われてなるものか

落ちこぼれ
結果ではなく

落ちこぼれ
華々しい意思であれ

この失敗にもかかわらず 
五月の風にのって
英語の朗読がきこえてくる
裏の家の大学生の声
ついで日本語の逐字訳が追いかける
どこかで発表しなければならないのか
よそゆきの気取った声で
英語と日本語 交互に織りなし
その若々しさに
手を休め
聴きいれば

この失敗にもかかわらず・・・
この失敗にもかかわらず・・・
そこで はたりと 沈黙がきた
どうしたの? その先は

失恋の痛手ににわかに疼きだしたのか
あるいは深い思索の淵に
突然ひきずり込まれたのか
吹きぬける風に
ふたたび彼の声はのらず
あとはライラックの匂いばかり

原文は知らないが
あとは私が続けよう
そう
この失敗にもかかわらず
私もまた生きてゆかねばならない
なぜかは知らず
生きている以上 生きものの味方をして

自分の感受性ぐらい
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性ぐらい
自分で守れ
ばかものよ

感想
「倚りかからず」茨木のり子著 ”言葉はエネルギーにも癒しにも”

「女がひとり頬杖ついて」茨木のり子著 ”日々 ひとを愛してゆくための ただの疲労であったと”

”この失敗にもかかわらず
私もまた生きてゆかねばならない
なぜかは知らず
生きている以上 生きものの味方をして”

人生に失敗は必然ではないでしょうか。
失敗を積み重ねながらその失敗を生かして一歩一歩前に向かって歩むことなのでしょう。
そのとき、自灯明の一つが”言葉”なのだと思います。