幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

『 私たちは自分が選んだ物を見て人生を作っている』 ”古宮昇・共感の心理学メルマより”

2024-02-21 08:40:08 | 社会
こんにちは。
古宮昇『共感の心理学メルマガ』です。
羽生弓弦さんは仙台出身。
TVインタビューで、東日本大震災のあと
「ぼくにはスケートしかない。
スケートを通して、被災した方々に元気と勇気を与えたい」
と思って滑った、と語っていました。

それについて私のある来談者がこう話しました。
「でも、羽生さんの活躍を見て、
あんなことをしてるんならボランティアでもしに来るべきだ、
とか
「子どものころからスケートができるなんて恵まれた環境で育ったに違いない!
そんなヤツに被災者の気持ちが分かるもんか!」
など批判的に感じた人たちもいたかもしれません」

私も、そういう人はきっといたと思います。
羽生弓弦さんが活躍する同じTV画面を見て、そこに希望や勇気や喜びを見る被災者もいれば、そんなもので助けになるものか、という不足を見る人もいるし、不平等を見る人もいる。

私たちはいつも、自分が注意を向けたものを見ます。
そうして自分の人生という経験を作っています。
そして、私たちは人に与えた物を自分が受け取ります。

だから、羽生さんに感謝や賞賛を与える人は、自分が同じポジティブなものを受け取るので、彼のスケートから希望や喜びや力を得ます。

反対に、羽生さんに否定や批判を与える人は、自分自身が否定や批判を受け取るので、「俺はどれほど惨めで苦しいか」と、羽生さんを見て怒りや傷つきや無力さを受け取ります。

私たちはそうやって、自分の人生を作っています。
あなたにたくさんの平和と幸せを願っています。
古宮昇(こみやのぼる)
● オフィシャルサイト

感想
 仏教の三毒なのかなと思いました。
「私たちはいつも、自分が注意を向けたものを見ます。」
人は見たいものを見る、その通りだと思います。

 大切な時間とお金を何に使っているかを見れば、その人が分かると言います。
自分の人生をいかに大切にするか。
今の状況にいくら文句を言っても変わりません。
そこでどうするかが問われているのでしょう。
旧約聖書の『ヨブ記』を思います。
もし、自分がヨブだったらどうするか?と。
最後に神様からそれまで以上の祝福が与えられました。
ある本に、その箇所は追加したとの説もあるとありました。
「祝福がなくても神様を信じることができるか」
祝福がなくても、人生に感謝して生きて行けるかが問われているように思いました。

 以下の本も考えさせられました。
 幼い息子が奇病にかかり10余年の命と宣告された-理不尽と思える不幸にみまわれた宗教者(ラビ)が絶望の淵で問う.神とは,人生とは,祈りとは何か.悲痛の体験をもとに旧約聖書を読み直し,深い叡知と生きる力を掴みとる.

「なぜ私だけが苦しむのか 現代のヨブ記」クシュナー著
・「神は悪の原因ではない、神は善だが、全能ではない、と考えました。また、病気や不幸は、神が人を罰するために与えたものでもなく、神の遠大な計画の一部でもない。現状はこうなのだ。私は、これから何をなすべきなのだろうか。」と問う。
なぜ、この私にこんなことが起こったのか、から脱却し、目を未来に向ける問を発するべきだと。
最後はあなた次第
 今の自分のあり方を少しでも変えられないかと思った人は、その時から変わり始めている。あなたが飛躍する決心をするかどうか。 

 羽生結弦さんもご苦労があるようです。
あれだけの実績と人気があっても人生は安泰ではないようです。
生きるということはいろいろあるのでしょう。
 羽生結弦さんもまさにこれからどう生きるかが問われているのかもしれません。
過去を今に生かす生き方ができるかどうか。
つい、変わらない過去を悔やみ、これからの未来を心配し、一番大切な今という時間を無駄にしてしまいがちです。
お釈迦さまの言葉「過去も未来もない。あるのは今だけ」を常に頭に思い描き、今ここでどうするかなのでしょう。

 羽生結弦さんは正直な素直な方のように思いました。
別れる時、普通は自分を良いように言います。
例えば、以下はいかがでしょうか?
「ありがとう。あなたのおかげで大変な時期も乗り越えられました。そしてとても楽しかったです。ただ、これからの二人のためには、ここで別れて今をしっかり生きる必要があるように思います。将来どうなるは将来に任せたいです。でも善き友だちとしてつながっていたいです。あなたとのことは私にとって宝物です。ありがとう。身体を大切にしてくださいね。」

 家族の影響とのことも報道されています。
例え、家族の意見に従ったとしても、それを受け容れた自分の判断だと思います。
後悔を減らすためにも、家族の反対があっても、自分がやりたいようにすることがやはり良いのではないでしょうか?

追記2(不正関与の経営層は処分なし);原薬の不適切製造で業務改善命令 富山県、アクティブファーマに ”書類の偽造、偽証なのに改善命令だけの軽い処分!”

2024-02-21 08:25:25 | 社会
追記2;リスファクス 2024.02.21
工場長など交代せず、再発防止策に疑問
アクティブファーマ 次期社長候補の常務、不正隠ぺい指示か
 製造管理責任者は不正のあった富山八尾工場(富山市)の工場長が兼任。このため兼任が外れただけで、不正を認識していたとされる工場長は交代しないことがわかった。表向きは処分した体裁をとっているが、不正の隠蔽に関わったと見られる工場長のほかに品質本部長、製造本部長も残っており、再発防止の実効性が疑われる。同社は工場長などを交代にしない理由について「回答を差し控える」とコメントした。
⇒ 
 富山県はどこまで事実を把握しているのでしょうか?
第三者委員会を立ち上げて調査されていません。
 経営層が不正に関与していて、継続なら「表向きは姿勢を正す」ですが、同じことが起きます。
 ダイハツの不正も、当初社長が継続はおかしいと思っていましたが、ついにトヨタ本体が腰を上げて、社長を交代させました。 

追記;
日刊薬業 2024.02.19 04:30
 不眠症治療薬エスゾピクロンの原薬では、工員が誤って大量の原料をかまに投入してしまい、帳尻を合わせるため別の原料も過量投入して比率を合わせ、事実上の「スケールアップ」を実施。ミスを隠蔽し製品供給まで行った。 ・・・
 現在は詳細な製造方法を記載させているので違法になります。
詳細な製造方法記載していなければ、逸脱処理で問題がありません。

 スケールアップは軽微変更届なので、届ければ問題なかったのです。
しかし、この会社は自分のミスを報告すると処罰されるなどして、安心して自分のミスを報告できないトップの考えとマネジメントだったように思います。
 それは健康被害を起こした小林化工と同じです。
違いは健康被害になったか、ならなかったかで、問題の根っこは同じように思います。

既存;2024-02-10 10:54:54

 医薬品原薬製造アクティブファーマ(東京)の富山市内の工場で国が承認した方法とは異なる不適切な製造などがあったとして、富山県は9日、同社に対し医薬品医療機器法に基づき業務改善を命じた。県によると、健康被害は報告されておらず、自主回収や出荷停止の必要はないという。
 違反が確認されたのは10品目。加熱工程の温度が承認されたのとは異なっていたり、粉末を手作業でふるいにかけるべきところを機械を用いたりするなどの不正があった。県の調査員には虚偽の文書を示し隠していた。不正は最長で2014年から続いていた。
 昨年7月、県の無通告の立ち入り検査で発覚した。

県は本日付で、県内企業に対して、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(以下「法」という。)に基づき、業務の改善を命じました。
1.処分対象業者及び業態
業者名
アクティブファーマ株式会社(代表取締役社長 寺田一彦)
所在地
<本社>東京都千代田区神田神保町二丁目36番地1
<製造所>富山県富山市八尾町保内三丁目7番地
業態
医薬品製造業

2.処分の内容
業務改善命令
(1)違反事項の原因の究明及び改善
(2)法令遵守体制の抜本的な改革・組織体制の整備
  • 責任の所在の明確化
  • 製造・品質業務が適切かつ円滑に行われる体制の整備
  • 役職員及び本社を含めた組織的な対応を実施する体制の整備
  • 責任者等が業務及び遵守事項を確実に遂行できる体制の整備
  • 法令遵守状況を客観的に監視・監督するための体制の整備
  • 継続的で実効性のある教育訓練による法令遵守意識の浸透
  • 法令遵守を優先する企業風土を醸成するための方策の策定
  • 実効性のある内部通報制度の整備 等

(3)是正措置及び再発防止策を含めた改善計画の策定(1か月以内に県に提出)

3.主な違反内容
  • 承認事項と異なる方法により製造を行い、虚偽の製造記録を作成したこと
  • 県の調査員に虚偽の記載のある文書を提示したこと
  • 業務の適正を確保するために必要な体制の整備をしなかったこと
  • 製造・品質関連業務を適正に実施するための責任者等を適切に配置しなかったこと
  • 適切な変更管理等を行わなかったこと
  • 医薬品製造管理者が従業者を適切に監督せず、必要な注意を怠ったこと
4.その他
本事案においては、現時点で自主回収や出荷停止等が必要な事象は確認されていない。また、これまでに本事案にかかる健康被害の報告もない。
お問い合わせ先

日刊薬業 2024.02.10 00:52 より
アクティブファーマ、原薬10品目で不正製造  古くは工場竣工から、富山県が業務改善命令
●業務停止処分ではない理由
 業務停止でなく業務改善を命じた理由について、県薬事指導課は記者団の取材に▽10品目は全て軽微変更を怠ったレベルの不正▽いずれも同社の出荷判定で合格し、供給先の製薬企業の検品でも合格しており、健康被害がないこと―も判断材料にしたと答えた。
 また、社内で不正を認知していたのは製造所の責任者、管理職のレベルで、社長や親会社の指示はないとの見方を示した。

感想
 軽微レベルの齟齬で改善命令がでるとのことです。
軽微は顛末書で「ごめんなさい」レベルではないでしょうか?

 今回は承認書との齟齬の問題ではなく、①記録の偽造、②県の調査官に偽証が大きな問題なのです。これは薬機法違反に相当するのではないでしょうか?

 多くの製薬企業、多くの製造所で承認書齟齬、不正、GMP不備など、問題を起こしています。
 その失敗例を”過去問”としてなぜ学ばれないのでしょうか?
学びから開き直って、記録は偽造しない、調査官に正直に話すことでだと思います。