幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

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「東大首席弁護士が挫折を繰り返して見つけた 努力が99%報われる25のヒント」山口真由著 ”コンプレックスを克服する唯一の方法が「努力」だった”

2022-06-20 04:24:48 | 本の紹介
・並べてみると、すごいですね。
<東大><首席卒業><天才><エリート>
もちろん、自分で書いた<タイトルは、私がつけたのではありませんが>本ではあるのですが、こう見ると、何だかスーパーウーマンにでもなったような気が・・・。
とんでもない!
自慢ではありませんが、私の人生は挫折続き、そして、ずっとコンプレックスとの闘いでした。
空想好きの「変わった子」だった、北海道での少女時代。
容姿に悩み、自信のなさに打ちひしがれていた中学生時代。
上京し、田舎の子である自分を持て余しながら、必死でもがいた高校時代。
とにかく、勉強のしどおしだった大学時代。
目標としていた司法試験、国家公務員試験に合格し、夢に見ていた職業に就いたあとも、あらゆる種類のコンプレックスと、縁が切れることはありませんでした。
そう、私は天才ではなく、「コンプレックスの天才」だったのです。
いったいどうやって、私はコンプレックスと戦ってきたのだろう?
振り返ってみると、ひとつのキーワードが浮かび上がります。
それは「努力」です。

・努力にはやり方があるのだと気づきました。

・何よりコンプレックスの元だったのが、ニキビです。

・私が唯一、人並み以上にできたこと-それは、勉強でした。
勉強のよいところは、やればやっただけ、成果が出るところです。
そうしているうちに、思いがけないことが起こりました。
中学3年生になったばかりの模擬試験で、私は、全国一位を取ったのです。
「このまま、公立高校を受験されるのですか?」
全国模試で一位を取ったあと、その模試を主催した東京の大手進学塾からかかって来た電話が、すべての始まりでした。・・・
私は思い切って、東京にある国立の高校(筑波大学附属高校)を受験しました(合格)。
住まいは、父方の祖母の家(横浜)でした。
自分で決めたことですから、引き返すわけにはいきません。
そうした思いもあって、受験が終わったばかりでしたが、私はますます勉強に邁進するようになりました。

・1日14時間の勉強で勝ち取った東大合格(高校3年生の追い込みの時期)
勉強していなければ、コンプレックスに心が潰れそうになったり、自分自身の存在が見えなくなったりもするから・・・。
私の熱心な勉強は、恐怖との闘いだったのです。
唯一の息抜きは、毎日実家に電話して10分程度、母と話すこと。
この頃、東京行きに反対していた母は、すっかり心強いサポーターになっていました。

・母は、自分の先生から「女性は資格職よ。そうすれば男女差別がないから」とすすめられたそうです。そして、母も自分の体験からかも、資格職の重要性をつねづね、私たちしまいに説いていました。
妹は母の後を追って医師を目指し(医師になる)ましたが、それならば、私は・・・。
そこで、司法試験への挑戦が浮上したのです。
司法試験予備校のテキストをひたすら読み続け、試験直前には、大学入試のときより睡眠時間を半分に削って、なんと1日19時間半も勉強しました。
さすがにやりすぎたのか、最後のほうには、夜、勉強していると、どこからか「蛍の光」のメロディが聞こえてくるようになりました。
母に訴えると「こんな時間に歌う人なんていないわよ。それ、幻聴よ」と指摘され、呆れられたくらいです。

・努力だけが道を拓く!
こうして、何とか3年時にパスすることができ、さあ、次は本命の国家公務員試験です。
司法試験の頃ほど思い詰めはしませんでしたが、それでも9時間、10時間の勉強時間はザラでした。「7回読み勉強法」というひとつのメソッドを確立した私は、さすがにこの頃には、自分のメンタルも、ある程度はコントロールできるようになっていたのだと思います。
試験の結果は、合格。面接試験を経て、財務省への入省が内定しました。

・そして、大学時代、東京大学新聞から取材してもらったことがきっかけで、週刊誌や雑誌からお声をかけていただくようになり、メディアでのお仕事が始まりました。

・財務省に入省したのは、2006年の春でした。
しかし、いざ仕事を始めてみて、びっくり!
財務省は、聞きしに勝る忙しさで、周囲の先輩たちは日々、山のような業務を抱えて駆け回っていました。
月300時間の残業(残業時間だけで、ですよ?)はザラ。もちろん、新人の私も否応なく、その渦に巻き込まれていきました。
忙しさに加え、入省して半年後には、
もうひとつの試練が降ってきました。
5つほど年次が上の、ある男性上司の下につくことになったのですが、その人が怖いいわゆる「鬼上司」だったのです。
性格が正反対、というのが、はじめにつまずいたポイントでした。理屈を大事にする人で、細かくて、こだわりが強い。どちらかというと大雑把な私とはまったく異なります。・・・
もう、叱られるのが、怖くて怖くて・・・。
あるとき、「小豆は赤いのに、こし餡はなぜ黒いんだ。調べろ」といわれたことがありました。
もちろん、忙しい仕事の最中に、です。
意味がわからないし、もう、泣くほど忙しいのに、なぜそんなことを調べなくちゃいけないの? そう思っても、下っ端の身では、言い返すこともできません。
あるときは、「コーラ、買ってきて」と、財布を投げてよこしたこともありました。
これってほとんどパワハラ? ですよね。

・その夢の職場を、私はたった2年で去ることになります。
そうして、財務省を辞めた私は司法修習生となり、弁護士登録ののち就職活動をして、企業法務を専門に請け負う弁護士事務所に就職しました。

・思うに、コンプレックス過多の人間だったせいで、私は「自分にできることは何か」「自信を持ってやれることは何か」について考えることを、他の人よりも膨大に時間をかけて、何度も何度もやってきたのだと思います。
その結果、「自分の強みは、ルーティンの作業を、なるべく正確に、飽くことなく繰り返すこと」だという結論に、すでに辿り着いていました。
勉強にしろ、仕事にしろ、自分が得意とするサイクルに引き込んでこそ、安心して実力を発揮できるはず-そのことを、知っていたのです。

・母に「この鼻(母によく似ている)が嫌い」と打ち明けたら、母は「そう? 私はずっと自慢だったけど」と言ったのです。
「えっ、これって、自慢になるの?」
正直、そう思いました。
が、そのひと言が何となく胸に残り、それ以来・・・。「そうか、自慢なのか。だったら私も」と、思うようになったのかもしれません。

・最近読んだ中で興味深かったのは、上野千鶴子さんの『女たちのサバイバル作戦』。フェミニズムの入門書として、働く女性たちには、とくにおすすめした一冊です。

・失敗するパターンは、いつも決まっています。
だいたいは、私が「過剰」なのです。
まず、私には「自由すぎる」ところがあります。
つまり、自分勝手だということです。
本の執筆で忙しいときは、相手の家に行っていても、構わず仕事をしています。
最初は気を遣って、甘いものなど買ってきてくれる彼も、さすがに呆れて「仕事するなら、自分の家でやりなよ」と言い出します。

・電話をかけても一向につながらないので、仕事が終わった夜の23時に頃、彼の家に行って、玄関のチャイムを連打した(これでは、まるでストーカー・・・)ところ、観念した彼が姿を現しました。
「君には耐えられない」と、彼は言いました。
「どうして? 何がいけないの?」
そこで、私の悪い癖が、もうひとつ発露します。
それは「質問しすぎる」「追い詰めすぎる」ことです。
沈黙する彼に、私は次々に質問を繰り出しました。
私にとって、質問への白紙回答など「ありえない」こと。テストで白紙回答を絶対しない私にとって、答えることを放棄するなんて、まったく理解できません。
それでも彼が黙っているので、ついに私は、新しい手にでました。
「私のいけないこと、その1」「その2」「その3」「その4」と、四択回答を迫ったのです。
何としても、訳を知って納得したい。これが「追い詰めすぎる」理由です。

・浮気をされて別れを切り出されたあるときは、「私と彼女を比べて、どうして彼女を選んだの? 外見・知性・地位・収入で、彼女のほうが私より上回っているポイントはどこ?」と、レーダーチャートまで書いて(!)問い詰めました。
その彼も、終始無言でした。
今思うと、当時は必至だったんですが、やりすぎましたね・・・。
そして、昨夏(2015年出版)。家の前で彼から言われたひと言は、今も耳に残っています。
「君は、自分の価値にこだわりすぎる」
それは、私にとって、痛い、けれども、大きな発見をもたらしてくれたのです。

・彼を追い詰めたものは、何だったのか。
あの日、彼はこう言っていました。
「君は、自分のやりたいことしか考えてないよね。こんな夜中に僕を起こして、僕がどれだけ苦痛に感じるかなんて、考えたことないでしょ?」
ハッ! としました。
そうか、そうだった、と。
それでも、1か月くらいは、すごく不満でした。
何で、こんな、動揺しちゃいけない時期に、振るんだろう?
そもそも、私のことを大事にしてくれるはずなのに、約束が違うじゃない?
それって、債務不履行じゃないの? と(このあたりは、職業病ですえね)。
でも、冷静になって振り返ってみると、彼の言った「自分の価値にこだわりすぎる」ことが、当時の私の姿から、何となく見えてきます。
つまり、私は「自分の価値を計るため、知らず知らずのうちに、他人に自己犠牲を強いていた」ということなのでしょう。

・資格職である弁護士も、たいていは就職活動をします。
弁護士事務所には、それぞれに専門や特徴がありますから、自分が法律家として目指したい方向性と合致する事務所の門を叩き、面接を受けるので。
私は、この面接で、何度も落とされました。
あるとき、夜中に「いのちの電話」の連絡先を検索している自分を自覚したときにあ、ハッとしました。
そこまで追い詰められていたのか、と。
その後、幸いにして志望するジャンルを扱う現在の事務所で働くことができていますが、そこに辿り着くまでは、なかなかしんどい思いをしました。

・これまで、勉強や仕事を、ときにはがんばりすぎるほどがんばってきたのは、ひとえにこの承認欲求が原動力だったと、言ってもいいかもしれません。
しかし、これは裏を返せば、私の「自信のなさ」の表れだったのだと、今は思います。
ことあるごとに自分と他人を比較し、劣っているところを気にしてします。
他人と異なる(子どもの頃から、ちょっと変わっている)ことへのコンプレックスを捨てきれない。
「私はこういう人間なのだ」ということを、胸を張っていいきれない自信のなさからついつい他人からの評価を求めてしまっていたのだと。
それを克服する唯一の方法が、私にとっては「努力」でした。
努力して、「今はこういう段階にいる」と確認できることが、精神安定剤になっていたのです。

感想
何かの記事で、「たくさん経験したということは長続きしなかった。それはそこで上手くできなかったという挫折した結果です」と話されていたのを知りました。
これだけ才能があるのに何で挫折何だろうと興味を持ち、まずは知ろうと思いました。

本を読み、諸葛孔明の言葉が思い出されました。
「人は努力することで、才能が開花する」
つまり、努力しないとどこに才能があるかわからないのです。

あの人は才能があるから、頭が良いからとよく言いますが、水面下ではものすごい努力をしているのだと思います。
つまり多くの時間をかけてきたのだと思います。
著者はまさに努力の積み重ねで才能を開花させたのでしょう。
努力ではなく、やりたいから、楽しいから時間をかけられると素晴らしいです。
でもこれだけ努力を続けられたのは楽しかったからだと思います。

私がよく勉強したのは大学院入試前2か月間でしたが、それでも12時間/日がMAXでした。
なので、14時間、19時間半はすごいです。
食事時間と睡眠はしっかりとっていました。
この時は大学院合格という目標がありました。
著者は、国立附属高校、東京大学、弁護士、国家公務員と目標を立てそれに向かって努力をされました。
それも長期間の勉強でした。
高校受験も東大受験も塾や予備校行かずに自ら編み出した「7回読み勉強法」を実践されたようです。
自分に合った勉強法だったのでしょう。

私は残業は一番多くて150時間/月ほどでした。
100時間超すには土日も出社しないとなかなか超えません。
きつかったです。
財務省は300時間とのこと。これは限界を超えています。
一日約8時間働いて、さらにプラスαですから。
17時に勤務が終わると深夜の0時まで働いても7時間です。
通勤時間もあります。
働いているか寝ているか以外はトイレとお風呂、食事は仕事しながらでしょう。
体力とメンタルが強くないと財務省では出世できないようです。
財務省に入省するには公務員上級試験の上位10人とか。

著者は変わった子と周りから思われ、またそれでの虐めも受けていたようです。
それは苦しみであり、それを克服するために自分が出来ることは勉強しかなかったので、それに打ち込まれたようです。

美人であっても顔で気に入らないところや、コンプレックスを持ったりするようです。
でも、その気持ちも視点が変わると気にならなくなったりするようです。
肌の手入れなど維持に努力なさっているようです。

いろいろな体験と努力を積み重ね今があるように思います。
そして恋愛失敗からも多くを学ばれたようです。
相性の良くない彼だったのかもしれませんが。

この後
ハーバードビジネススクールに1年留学後、ニューヨーク州の弁護士資格取得。

ヒント
・ときどき振り返ると、新しい発見があります
・あきらめないで、自分の得意を磨こう
・不安は、エネルギーに転換できます
・メンタルは、努力のあとについてくるもの、「自分のやり方」を極めれば、迷いは消えます
・「負けず嫌い」も才能のうち。壁は、叩かないと開かれません
・厳しい環境は、己を知るチャンス
・「無理なことは無理」と割り切りましょう
・がんばった先にこそ、楽しい時間が訪れる
・考え方、感じ方ひとつで、欠点は特徴になり、美点になるのです
・自分の姿は「動画で」チェックしましょう
・知のインプット、アウトプットを続けましょう
・痛くても、目をそらさないで
・自分を大事にしすぎない
・お互いの「曖昧な気持ち」を大切に
・許容できるもの、できないものの見極めを
・寄り添うのなら、断然、自分の本音です
・「ご縁がなかった」を受け容れて
・しんどいときは、誰かに「お願い」
・自分の立ち位置でベストを尽くしましょう
・あなたのフィールドは、ひとつじゃない
・何より、いつでも向上心を失わないこと
・自分の心の声に耳を傾けて
・サイクルに合わせて、柔軟に働いて行くこと
・お互いを尊重し、高め合える。そんな関係を育てていきましょう
・肩肘張らずに、女子の人生を謳歌する。私たち、もっと欲張りでもいいんです

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