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「母親になって後悔している、といえたなら 語りはじめた日本の女性たち」高橋歩唯&依田真由美共著 ”これまで言えなかった声”

2025-01-07 19:23:23 | 本の紹介
・「子どもっていいよ」
 「妊娠できる時期には限りがあるのだから」
 「産まずに後悔しない?」
「子どもを産ま(め)ずに後悔する」ことがあるのなら、「産んで後悔する」こともあるのではないか? という疑問がふと浮かんだ。・・・
 この疑問を考えるためのヒントを探していると、1冊の本に出会った。それが、イスラエルの社会学者、オルナ・ドーナト氏が執筆したRegretting Mothered『母親になって後悔してる』だった

・母親がその思いを語れないことで、あるいは、語る言葉が取り上げられないことで、いっそう後悔の感情は「ない」とみなされることになっていたのかもしれない。

・幼少期の美保さんの顔には血管腫と呼ばれる赤いあざがあった。地方に住む親戚はあざを見て、「お腹の中にいるときに母親が悪いことを考えたからだ」と言った。
 小さい頃、私の前でお母さんがそう言われていたことがショックでした。その瞬間、こんなことを言われるんだったら、自分はお母さんになりたくない、なってはいけないと感じました。

・入学後しばらくして、美保さんは学校に呼び出された。首がまだぐらぐらしている次男を抱きながら向かった先で言われたのは、「こういう子ども(のちに自閉スペクトラムと診断)が将来、犯罪者になる」という言葉だった。このひと言で、美保さんはとうとう限界に達した。
やっぱり私に母としての資質はなかったと思いました。それなのに親になろうって私が決めてしまったから、子どもたちはある意味、被害者になって、もう子どもと一緒に死んでしまおうって、そのとき思ったんです。私はこの子をコントロールすることができないから、それならば母親の責任のもとに人生を終わらせるっていうことを考えなきゃいけないのかもしれないと思いました。・・・
その夜、美保さんは息子に「お母さんと一緒に死のう」と言った。
すると、長男から思いもよらない答えが返ってきた。
「死にたいなら、お母さんひとりで死んで。僕は生きて、将来人の役に立つ人になる」
 息子の言葉を聞いて、はっとしました。「この子は私のものじゃない。息子と私は別の人間だ」ってあのとき感じたんだって思い出しました。

・取材のなかで、多くの母親たちが口にしたのが「良い母親になれない」という言葉だった。

・はじめは、夫婦はどちらも子育て初心者だったはずだった。しかし、できなければ任せらればいいと考える父親と、必ず問題を解決しなければいけないという気持ちの母親の間には、すぐに知識もスキルも大きな差が生まれていった。

・子どもたちが保育園に通うようになると、村田さんは息子が赤ちゃんの頃にベビーマッサージに行った先で感じた「他のお母さんのようにできない」という思いを強めていった。お迎えに行くと、他の母親たちが優しく子どもの話に耳を傾けているように感じ、眩しく見えた。

・「あなたはどう思うか」と聞かれたとき、これまで自分の気持ちに目を向けず、「子どものため」ということばかりを気にしてきたこと、常に周囲の期待に応えようと行動してきたことに気がついた。そして、自分だけが我慢や努力を続けることで家庭を維持しようとすることは不自然なのではないかと思うようになった。

・お母さんならみんな育児が得意で好きだからと思う人もいるかもしれませんが、私はすごく苦手です。

・なぜ母親は、子どものために使う時間の余りで自分の人生をねんしゅつしなければならないのでしょう。子どもを産んでから、私は私自身がどんどん透明になってゆくように思いました。自分自身が薄まって蒸発して消えてゆくようでした。産まなければ自分を手放さなくてよかったのに、と何度思ったかわかりません。

・限られた仕事の時間以外はほとんどすべて、家族のために費やしてきた。仕事を中途半端に切り上げて帰る家路で、太田さんは何度も悔しい気持ちを噛み締めてきた。

・親になった瞬間に、これまでの日常が崩れ去り、変化を強いられた自分と、ほとんどないも変えずに、子どもの可愛さだけを享受する夫。あまりの核さを突き付けられるうちに、仲睦まじかったはずの夫のとの間に亀裂が生じ始めていた。

・私は何度も母親になったことを公開しているワーキングマザーです。・・・。なぜ母親は自我崩壊スレスレまで追い詰められる日常をこなさないと「普通の会社員」にさえなれないのだろう。選べるなら次はこの道を選びません。

・『産んだのが間違いだった』、母親にそう言われた時の悲しさを今でも忘れられずにいます。母親の心に社会が寄り添うことも必要でしょうが、『産まなきゃよかった』と言われる子どもの心の悲しさもどうか無視しないでほしいと願ってしまいます。その上で、家庭、育児をときまく問題が社会全体で良い方向に向かっていけば良いと思います。

・後悔する理由
①責任、役割、業務量
②アイデンティティの喪失
③キャリアへのマイナス影響
④子育てしにくい社会環境
⑤父親の不均等さ

・誰と比較しているか
 後悔の気持ちは、比較することによってより鮮明になる。
①昔の自分との比較
②父親である夫との比較
③親でない人との比較

感想
 これまで思っていても声を出すことがタブー視されていたようです。
イスラエルの社会学者、オルナ・ドーナト氏が執筆したRegretting Mothered『母親になって後悔してる』が出したことで、それが明らかになり、日本でも同じように思う人いるはずだとのことで多くの人のインタビューを紹介しています。

 少子化が言われていますが、下記の状況では改善しないと思います。
①共稼ぎしないと生活、子育てをする必要なお金が手に入らない
②共稼ぎでの子育ては、まだまだ社会支援が不十分である
③育メンの父親も増えているがそればほんの一部であって、多くの負担は母親に負わせられている。

 子どもを産まなければ良かったは、子どもを産んだことよりも育てることがとても大変で十分な支援がないからだと思いました。

 もっと抜本的な対策をしないと改善しないと思いました。
ここに税金を使わないと、ますます少子化が進みます。

 辺野古埋め立てに無駄なお金をどうれだけ費やすのでしょう。
当初の計画を大幅に上回っています。
莫大なお金を使って基地が完成しても、国民がやせ衰えています。
税金を使うところを間違えています。

 自民党の政治家は闇金、税金の中抜けに関心を持ち、日本の将来よりも今の自分のの満足を充足させることで頭がいっぱいなのでしょう。
日本の将来を本当に考えている政治家もいるとは思いますが、残念ながら力が弱いようです。
 さらにアベノマスクに534億円を浪費しました。
こんなバカげた政策を自民党と公明との議員はわからないほどバカなのかと思ってしまいました。
 野党も追及が甘かったです。
 バカな国民だと言うことでしょうか?

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