幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

勝田 茅生 ロゴセラピー入門ゼミナールより 「ケロイドの顔」 "人生にYesと言う”

2015-01-26 00:12:29 | 生き方/考え方
ゼミナールに参加しました。そのテキストにとてもよいケースが紹介されていました。
ロゴセラピーはヴィクトル・フランクルが始めたセラピーです。
オーストラリアの精神科医でナチスの強制収容所での体験記「夜と霧」が世界でよく読まれている書物の10冊に取り上げられています。
それでも人生にYesと言う  ヴィクトル・フランクルはウィーンの精神科医でしたが、ナチスの強制収容所で死の隣で生きる希望を失わなわずに耐え忍びました。
収容所でチフスにも感染しましたが、ロゴセラピーを残さないといけないとの執念でチフスに立ち向かいました。
ロゴセラピーはヴィクトル・フランクルが自ら実践し、そのロゴセラピーの効果を自ら確認しました。
ロゴセラピーは、精神 ⇔ 心(感情/気持ち) + 身体 と、心と身体の上位に精神があると考えます。
心と身体が病んでいても精神が病んでいなければ、その人は健全な状態にいて生きる目的を持っています。
自分から人生の意味を見出すと言うより、”人生”が自分に意味を尋ねて来ると考えます。
どんな過酷な状況の中でも意味/価値を見出すことができると説明しています。
価値には、①創造価値、②体験価値、③態度価値があります。

このケースでは、この女性は自動車事故で生じた怪我で顔にケロイドが残りました。夫は間もなくこの人から離れて行きました。生きて行くのが嫌になったとのことでした。

ある若い女性がどうして良いかわからずに、私のもとへ助けにやって来た。
『私のことなど好きになる人はいないのです。もう生きているのが嫌になりました。』というのは、この女性の顔は自動車事故で生じた怪我のために歪み、その後、夫は間もなくこの人から離れて行ったからだった。この女性と私は、これから生きて行くために必要な新しい人生観について真剣に話し合った。

回を重ねる内に、この女性の口元に微笑が初めて浮かぶようになった。それはこの人が新しい考え方を受け容れて、それを信じ始めるきざしだったのだ。というのも、その微笑みは私がちょうど次のような話をしていた時から始まったからだ。
 『運命の打撃であなたは外見の美しさを失ってしまったわけですが、それは言ってみれば非常に正確な測定器械を手に入れたようなものです。誰かと知り合いになった時に、この人が本当の友だちになるだけの心の豊かさを持っている人か、あるいは表面的な事柄や外観に捉われる人か、それを<テスト>することができるからです。それはちょうど、貴重な金属を探すためのガイガー機のようなもので、あなたの場合にはそれは貴重な人間を探すためのものなのです。あなたのご主人はそのテストに合格できなかったようです。それはあなたのせいではありません。ご主人の間違った態度のせいなのです。この事故がなければ、そのことをこれほどはっきりと知ることができなかったでしょう。
今あなたが新しいパートナーを探す時に、他の人よりも多少長い時間がかかるかもしれません、けれども、あなたは他の人たちのように虚偽の付き合いのために時間を浪費しないですむのです。他の人たちは、自分がありのままで愛されているかどうかを調べる道具を持っていないので、無駄な付き合いに時間を取られていることが多いのです。けれどもあなたは、本物を探り当てる可能性を持っているのです。あなたを本当に心から好きになる人は、外観に捉われないでしょう。むしろその逆です。その人はあなたの勇気を尊敬しあなたが苦しまれてきたが故に、あなたを大切に守ろうとするでしょう。いつか良いパートナーが見つかるとの信念を捨てないでください。本当に善良で真実尊い人間はごくまれです。けれどもたとえあなたが映画スターのような美貌を持っていたとしても、それだからと言って、より多くの優れた人格者が近寄ってくるわけではないのです。あなたの苦しみを通して、あなたは周囲の人間の中で<小麦の粒ともみ殻をより分ける>ことができるようになったのです。そしてそれは、何十年かすればどれも枯れてゆく平均的な顔よりもずっと貴重なのです。』

 先に述べたように、患者の態度のわずかな変化に現れた微笑は、その人がこれから勇気を持って生きるための最初の芽だったのだ。この時から状態は良好になり、数か月後には他の若い人たちと同じようにピクニックに出かけたり、仲間と一緒に行動できるようになった。」

サワコの朝 ゲスト徳永英明さん  絶対、音楽でやっていけると思っていた。

2015-01-25 00:16:35 | 生き方/考え方
カバー曲、女性の歌をカバーしたのが大ヒットした。
カバーする人との評判は?20代では嫌だったと思うが、今は54歳の今はボーカリストでしょうと皆さんおっしゃってくれるので。これからはシンガーソングライターとして自分の歌も出して行きたい。テレフォン・ラインが思い出の曲。柳川市で生まれ伊丹市に中学の時引っ越してその時に聞いて、惹き込まれた。
九州男児を見せたるけんと発言して虐められたが、たまたま喧嘩で殴ってしまったら、周りからの虐めがなくなった。

19歳で歌手を目指して上京。デモテープをいろいろなところに送ったが、それで採用されることはなかった。サントクという焼き肉店に音楽関係の人が集まっていた。そこでバイトして、音楽関係の人と接点が持てると思った。そのビルの上に音楽関係の事務所があり、何度もケーキを持って行ったかわからないぐらい。絶対、音楽でやっていけると思っていた。

挫折しようとの思いは。22歳で俳優養成所にも入った。主題歌を歌いたいから入っていた。
養成所での打ち上げ会で親しい仲間に、「また、逢いたいね」と言ったら、「有名になったら逢おう」と言われショックを受けた。それから一週間落ち込んだ。そして真剣にデモテープを作った。それが認められて賞を貰った。それがきっかけになった。

「壊れかけのRadio」ヒット曲を作るために曲を作らされていた。原点に戻ろうと思って作った。
僕は愚痴をよく書く。書いていると良い。残るので。その愚痴が歌詞に変わって行く。自分は結構弱い。誰かに嫌な思いにされた。あるいは嫌な思いをさせたと落ち込む。落ち込んだら歌う。ステージで歌えばOKと思っている。

40歳に大病を患った。脳のMRIを見て、人と違う。スパイダーマンみたい。医者から3年後には良くなるかもと言われた。その3年後がボーカリストの始まりだった。

2人の息子がいる。息子がパパのすごさが最近わかって来た。これでまた歌詞が変わってくるのだろうなと思う。ファンからリスペクトされているのはファンなのでわかっているが、子どもから尊敬されている思うと気持ちが変わって来た。
最近カバーした曲、松たか子さんの「Let it go」。これを聞いて感動した。

次のオリンピックの開会式か閉会式で歌いたい。でも多くの歌手が歌いたいと言っている。平原綾香さんがジュピターを歌いたいと言っていたので、「頑張ってください」とメールした。オリンピック前にそのカバー曲を歌って一緒に歌えるとよい。

感想;
夢を叶えた人は、やはりかなりの努力をされていることがわかりました。それと、絶対自分は音楽家になる、なれると思って行動されて来たそうです。自分で信じることが必要なのでしょう。それと、酷い落ち鯉があり、そのことがあったので、注目されるデモテープ作成になったとのことです。落ち込みやショックはマイナスなのではなく、それを生かすことで大きなチャンスにすることができるのでしょう。

<イスラム国拘束>安倍首相に伴うリスク 欧米メディア見方 中東歴訪が(テロリストを)挑発?

2015-01-24 00:31:12 | 社会
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20150124k0000m030036000c.html
 【ブリュッセル斎藤義彦】イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループが人質2人の殺害を予告し、身代金を要求した事件について、欧米メディアは、安倍晋三首相が世界で存在感を高めようとする際に避けられないリスクだとの見方を示している。

 英ガーディアン紙(電子版)は20日、事件が世界の舞台で存在感を高めようとする安倍首相の試みに必然的に伴うリスクを「劇的に示した」と分析した。

 中国や北朝鮮の脅威に対抗するため、米国とより緊密な関係が必要と判断した首相が憲法解釈を変え、自衛隊が国際的により積極的な役割を果たせるように動いていると指摘。国際的存在感を高めようとする動きが、中東などで米英の外交に近づこうとしているとみなされたと記した。

 米インターナショナル・ニューヨークタイムズ紙は21日付の1面で、人質殺害を予告したインターネット上のビデオが「世界で新しい役割に突き進む日本を試している」との見出しで事件を報道。

 平和主義の根強い日本国民が、世界の安全保障でより積極的な役割を果たそうとする安倍首相に反対するようになり、首相を悩ませる可能性もあるとの見方を紹介した。

 21日付の南ドイツ新聞は、今回の中東歴訪が「(テロリストを)挑発した面もある」との識者の見方を紹介。首相が事件を政治的に利用し、憲法の平和条項をさらに空洞化させようとする可能性もあると報じた。

感想;
2014年8月に湯川さんはイスラム国に拘束されていましたが、政府は特に動かなかったようです。
11月には後藤さんが拘束され、10億円の身代金を要求され、それを政府にも報告したとのことです。
しかし、政府はその情報を公開することもなく、何の対応もしなかったそうです。
12月の総選挙に影響するのを懸念して、公開しなかったと言っている人もいます。

安部首相の演説の英語では「イスラム国に敵対している国に支援する。」と明確にしていたそうです。
安部首相の中東歴訪とその演説が(テロリスト)を挑発したと識者はみているとのことです。

一般に問題は起きた時に直ぐに対応しないと、後でより大きな問題になると言います。
今回はまさに、昨年に誘拐された時に対応しなかったこと、そして安部首相の発言が今回の事件のきっかけになったのでしょう。

安部首相の発言通り、イスラム国に対抗するとの決意なら、今回のケースも想定できたことであると思います。もし、それができていないとすると、中東に対する情報不足と認識不足が大きいのではないでしょうか?中東は複雑な歴史背景があり、日本がそれを十分理解して関わるにはかなりの認識と決意を持って望まないといけないのではないでしょうか。言葉だけの美辞麗句では対応できない現実問題があります。人質が取られていることを知っているのに、安倍首相の中東でのパーフォーマンスがイスラム国側を刺激してしまったのは否定できないでしょう。
そうなることを知った上で、日本をそのような方向に持って行こうと考えているとすると恐ろしい気持ちがあります。戦争放棄、戦争のための軍隊を持たない憲法を持っている日本を変えて行こうとされているのでしょうか?
憲法解釈を内閣で変えて集団自衛権を持たそうとしています。憲法を変更して軍隊を持とうとの考えです。
経済も重要ですが、この日本の行く末についても私たちは考えて行かないとなし崩し的に危うい方向に進んでいくのではないかと思ってしまいます。

東電が汚染水処理を今年3月までにと発言したのは、安部首相に頼まれてオリンピックで福島原発が完全にコントロールされているとの印象を与えるために、東電に無理な目標を与えていたとの報道もあります。東電は選挙も終わった後で、処理ができないと報告しました。情報が公開されずにコントロールされているように感じます。

福島第一・第二原発で作業員2人死亡 転落や頭挟む事故 TVで報道しないのは何故?

2015-01-23 01:48:54 | 社会
http://www.asahi.com/articles/ASH1N32PDH1NULBJ001.html より(2015年1月20日)

東京電力は20日、福島第一原発と第二原発で、19日と20日に発生した作業中の事故で男性作業員がそれぞれ1人死亡したと発表した。

東京電力と福島県警によると、福島第一原発でタンクの点検作業をしていた協力会社の男性作業員(55)が19日午前9時過ぎ、高さ約10メートルのタンク天井付近から転落した。

男性は汚染水タンクを囲む堰(せき)にたまった雨水の移送先のタンク内で止水処理の点検準備中だった。外からタンクの天井に上がって、ふたを開けたところ、ふたとともにタンク内部に転落したという。

事故直後は意識があり、搬送先の病院で肋骨(ろっこつ)や骨盤が折れる重傷と診断されて手当てを受けていたが、20日未明に死亡した。

東電と富岡労働基準監督署などは、男性の安全帯の使用状況に問題がなかったか調べている。

東電によると、福島第一原発内の作業により発生した死亡事故は2件目。

一方、20日午前9時過ぎごろには、福島第二原発の廃棄物処理建屋5階で、廃棄物の濃縮装置を点検していた協力企業の作業員が点検器具に頭を挟まれる事故が起きた。東電によると、作業員は病院に運ばれたが、死亡したという。

福島労働局によると、福島第一原発の廃炉作業で2014年に発生した休業4日以上の重大な労災事故は、死亡1件を含めて8件。死亡事故がなかった前年の4件から倍増した。同労働局は16日、東電に対し、現場パトロールの強化や社内外との緊密な情報共有などの労災防止対策の徹底を求めていた。

感想;
亡くなられた方、並びに遺族の方にお悔やみを申しあげます。
危険な作業にあたってくださる方がいらっしゃるからこそ、収束に向けて作業が進められているのだと思います。

このニュースはラジオなどでは一部伝えられていましたが、TVでは大きく取り上げられていません。原発に対する抗議活動なども取り上げられなくなっています。どうしてなのでしょうか?
報道に自主規制があるのではないかと疑問を持ちました。
政権にとって嫌なニュースが取り上げられなくなることは、国民に全てを知らせなくなることになります。

職場で死亡事故が起きると警察が入ります。事故調査です。作業も中断ですが、原発の作業だけに中断はできないのでしょう。
ある火薬をつくっている会社の方が言われていました。「物件の損傷よりも、死亡者がでないように先ずは逃げることを優先しています」と。

メルトダウンしているところには人が立ち入られないので、新しくロボット投入を行うとの記事がありました。
まだまだ収束には大きな労力が必要ですし、汚染水はどんどん増えています。
一部を海に流すことが報じられていましたが、希釈して一定の基準まで下げるとの説明でした。?と思いました。
流してはいけない汚染水を希釈して流すのは根本的なところで間違っているのではないでしょうか?
微生物に汚染された食べものがあるとします。汚染されていない良いものと混ぜると基準以下になります。
まさに、床に落ちた肉を良いものと混ぜて問題ないようにしたのと同じではと思ってしまいました。

まだまだ収束には時間がかかるということ、そのために頑張ってくださる方がいるということ。
それを知る意味でも、TVで多くの国民が知るように報道があってもよいのではと思いました。

「敵視された日本の中東支援 首相の外遊、一転して緊迫」 言葉の重み

2015-01-22 01:28:57 | 社会
(朝日新聞)http://www.asahi.com/articles/ASH1N72ZVH1NUTFK01K.html?ref=nmail より

 中東訪問中の安倍晋三首相を狙いすましたように、イスラム過激派組織「イスラム国」によるとみられる邦人人質事件が直撃した。72時間以内に2億ドルを払わなければ拘束している日本人2人を殺害するとの予告に、中東地域の安定を掲げた外遊は一転、緊迫に包まれた。日本政府は早期解放に全力を挙げる方針だが、現地の情報は乏しく状況は見通せない。

 「国際社会と連携し、地域の平和と安定に貢献する。この方針を変えることはない」。20日午前(日本時間同日夕)、イスラエル・エルサレムのホテル。安倍首相は予定より1時間遅れて始まった記者会見で、硬い表情でこう語った。

 首相は16日に日本を出発し、まずエジプトとヨルダンを訪問。3カ国目となるイスラエルで、今回の中東訪問の成果を表明するはずだった。だが、会見予定時刻の約2時間前、「イスラム国」のメンバーとみられる男が、身代金を払わなければ拘束している日本人2人を殺害すると脅す映像がインターネット上に流れたことで状況は一変した。

首相は17日、エジプト・カイロで行った中東地域の政策演説で「イスラム国」が勢力を広げるイラクやシリアなどに難民・避難民支援などとして約2億ドルの無償資金協力を発表。「『イスラム国』がもたらす脅威を少しでも食い止める」との決意も表明した。

 その3日後、映像に出てきた男は「日本の首相へ」と名指しした上で、「『イスラム国』と戦うために2億ドルを支払うという馬鹿げた決定をした」などとなじったのだ。

 映像を確認後、首相はすぐに首相官邸の菅義偉官房長官と電話で連絡を取り、①事実関係の確認に全力を尽くすこと②関係各国と協力して人命第一に対応すること、の2点を指示。官邸の危機管理センターには対策室が設置された。菅氏は20日夕の会見で「これが事実であるなら人質を盾にとって脅迫することは許し難く、強い憤りを覚える」と首相と歩調を合わせた。

 その後、官邸で開かれた関係閣僚会議では、首相臨時代理を務める麻生太郎副総理が「邦人の早期解放に向け、最大限の努力を尽くす。関係省庁が緊密に連携し、対応してほしい」と閣僚らに要請。岸田文雄外相は滞在先のベルギー・ブリュッセルで、「基本的にテロに屈することはない。欧州諸国、米国など関係国とも意思疎通を図りたい」と記者団に語った。

■乏しい情報収集の手段
 日本は原油輸入の7割を中東に依存し、この地域の安定は日本経済にとって死活問題でもある。首相は今回の中東訪問で、和平交渉が頓挫したままのイスラエルとパレスチナの双方に交渉再開を呼びかけ、政権が掲げる「積極的平和主義」を世界にアピールすることを狙っていた。

 各国首脳との会談も順調に進んでいた。18、19両日に行われたイスラエルのネタニヤフ首相との会談では、焦点の投資協定について今年末までの締結を目標とすることで合意。ネタニヤフ氏は「首相はアベノミクスで経済を引っ張っている。自分も『ビビノミクス』のつもりで頑張りたい」と、自らの愛称「ビビ」を用いて連携をアピールしていた。

 ただ、「イスラム国」が勢力を広げる地域で、日本政府が情報を入手する方法は乏しい。政府は隣国ヨルダンに退避している在シリア日本大使館を通じて情報を収集している。シリア国内の治安悪化のため、2012年3月に一時閉館しているためだ。

 首相は20日に予定していたパレスチナの農産加工団地の視察を取りやめた。21日には日本に帰国する。中東訪問に同行していた中山泰秀外務副大臣はヨルダンのアンマンに飛び、現地で対策の指揮に当たる。警察庁も20日、国際テロリズム緊急展開班をヨルダンで活動させることを決めた。

 だが、外務省幹部は「現在、日本政府の人間はシリア国内にいない。安否どころか情報の真偽すら直接は確認できない」と語る。

 そもそも事件は政権にとって「想定外」だったようだ。首相官邸の高官は明かす。「今回のような事態は全く想像していなかった。湯川(遥菜)さんの足取りもつかめていなかった」

感想;
イスラム国兵士の映像と言葉が、日本がイスラム国に敵対する国の上位に上げられたことを物語っているとの解説でした。
首相が17日、エジプト・カイロで行った中東地域の政策演説の「『イスラム国』がもたらす脅威を少しでも食い止める」との決意表明が、イスラム国には自分たちに敵対すると受け取ったとのことでした。
首相サイトでは今回のことが想定外とのことでしたが、こういうことも想定外だったかと思うと、案外首相側近のイスラム国に対する認識もそれほど高くないのだと思いました。
首相が、2億ドルは人道支援と再度強調し、そこでは「『イスラム国』がもたらす脅威を少しでも食い止める」との発言は消えていました。言葉は一度放されると、後でいくら言い直しても取り消すことはできません。首相の発言内容、特に海外メディアの前で発言した言葉は重いです。
安部首相は2億ドルも貢献する。イスラム国に対しても脅威を食い止めると宣言したということは、英国/米国と歩調を合わせるとのことですから、英国や米国と同様にイスラム国が日本に対して捕虜の殺害、日本に対するテロ行為も受けて立つとの決意だったのだと思ったのですが、そうではなかったみたいですね。
 
サザンの桑田さんがNHK紅白で政治を非難するニュアンスの歌を歌われました。よくぞ、あのNHKが認めたものだと思いました。ところがその後のNHKの紅白のPRの中からは桑田さんの歌が削除されているそうです。サザンの事務所は周りからの非難を受けて謝罪しました。きっと考えた末の苦渋の選択肢だったと思います。謝罪したことで逆にそれまで拍手を送っていた人々から非難されています。それは謝罪したことで自分の行為が間違っていたと否定したことにもなるからだと思います。きっと考えた上での選曲とパーフォーマンスだったと思いますが。
 
今は人質救出に全力を注ぐことだと思いますが、その手段は同じくそれを行った後の影響を考えての選択肢を選ばないと、今回のようにまた行き当たりばったりになります。日本はイスラム国に対してどう対処するか揺るぎない考えの上で行って行くことなのではないでしょうか。