アナ内定取り消し、一転採用へ 日テレと和解が成立 日テレ側は裁判に勝てないとの判断かと

http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/147/4d7fecdad33988344d95aaae037a185c.html(サンケイスポーツ)　より
日テレ側との和解成立が近づき、アナウンサーとして入社することが決定的となった笹崎里菜さん
　東京・銀座のクラブでホステスのアルバイトをした経験を理由に、日本テレビのアナウンサーの内定を取り消された大学４年生の笹崎里菜さんが、同社に就職できることの確認を求めた訴訟は８日、東京地裁（古久保正人裁判長）で和解が成立した。
一転して、日テレが「アナウンス部配属予定の総合職」として笹崎さんを今年４月に採用することになった。

　日テレは昨年１１月の第１回口頭弁論で請求の棄却を求めたが、その後は非公開の和解協議が続いていた。地裁が８日、和解を勧告し、双方が受け入れた。
　日本テレビ広報・ＩＲ部は「勧告を受け入れることが最善と判断しました。今後は合意した和解内容を誠実に履行していく所存です」とコメントした。

感想；
ホステスは清廉性に欠けるとの理由で内定を取り消されていました。
笹崎さんは正直に自らアルバイトをしたことを伝えたために、内定取り消しになりました。
黙っていれば何も問題になりませんでした。正直に話したこと自体、こころの清廉性があるとも言えるのではないでしょうか？

女子アナも時々スキャンダルが出ています。スキャンダルは清廉性には問題がないのでしょうか？
採用された後だと、解雇することが難しいからです。
内定も契約で採用したと同じで、採用できない契約違反の特段の理由があった場合に契約解除が認められています。
ホステスが清廉性がないと言うこと自体が職業差別でもあるように思います。
ホステスをアルバイトでしたことが内定の契約解除に相当するなら、その法律自体に問題があるように思います。

それと正直に話して内定取り消されたなら、正直者がバカをみる典型的なケースにもなります。
これで内定取り消しが正当化されるなら、誰も正直に言いたくなくなる気持ちを強くさせてしまうと思います。

日テレは裁判に負けて、悪いイメージを持たれるのを回避したのだと思います。
今回の内定取り消しを行った責任者の責任もきちんと検証されることが今後、同じミスを繰り返さないことに繋がるのではないでしょうか。

笹崎さんは日テレに就職しても、冷たい仕打ちが待っているかもしれませんが、負けずに頑張って欲しいと思います。
日テレのアナウンサー部には笹崎さんを温かく迎える人がいることを願います。
特に上司にそういう方がいることを望みます。