英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

五輪雑感 「柔道のあかん所」 【補足あり】

2012-07-29 21:53:22 | スポーツ
 柔道の中継が長引いたので『平清盛』の放送が遅れまくりである。
 だいたい、あれだけBSで中継しているのに、『NHKニュース7』の中に五輪中継が組み込まれているのだろう?『ニュース7』を定時(7時~7時30分)で放送して、その後、五輪を中継すべきである。おそらく、柔道の日本選手が7時~7時30分の間に登場するからであろう。
 普段、スポーツ中継やドラマの最中でも、重大事件が起きると、報道に切り替えるのに、五輪は特別らしい。少なくとも、通常ニュースよりは上であるようだ。生中継でないと視聴率が取れない?番組タイトルも『NHKニュース7&オリンピック中継』とある。プライドや信念のないのなら「NHK」を取ってしまったほうがよい。
 今日の本来の『平清盛』の放送予定は平時の8時より1時間遅れの9時からであったが、結局10時2分の放送開始となった。

迷惑な所(あかん所) その1
 メダルの期待が大きく、日本伝統の競技なので、テレビ局も力が入る。しかし、連日、柔道(水泳もですが)の長時間の中継。他の競技も中継して欲しいものだ。

あかん所 その2
 判定が怪しい。今までで一番疑問に感じた判定は、シドニー五輪100kg超級決勝の篠原×ドゥイエ戦。ドゥイエが内股に対して篠原は内股すかし、明らかに篠原の技が決まった(一本)のに、ドゥイエ技有りの判定。(柔道関係者やマスコミの騒ぎと裏腹に、篠原は潔かった)
 その後も、技の決まり度(一本、技有り、有効)の判定や、掛け逃げや消極性などの指導の判定、投げたかどうかより背中を付けたかどうかのレスリング的判定の横行、返し技重視の判定の横行など、疑問の判定や制度は数え上げたらきりがない。

 今日の男子66kg級では、とんでもないことが起こった。延長戦でも決着がつかず、旗判定にもつれ込んだ。判定は青旗3本で韓国選手の勝ち。ところが、ジュリーから再審するよう要請があり、再度の旗判定の結果、海老沼選手の勝ちに。この旗判定の前にも、海老沼の有効の判定が取り消されている。

 技の判定の再審ならともかく、勝ち負けの判定が覆るとは。

あかん所 その3
 たった5分の試合時間で終わってしまうのは、あまりにも厳しい。特に、強豪と当たって負けてしまうのは不運である。その救済措置として、敗者復活戦が導入されたと聞いている。
 その勝ち上がり者と、準決勝敗退者とで3位を争う。しかし、準決勝敗退者は2名、敗者復活戦勝ち上がり者2名おり、準決勝敗退者A×敗者復活戦勝ち上がり者Ⅹ、準決勝敗退者B×敗者復活戦勝ち上がり者Yを行うだけなので、3位が二名できてしまう。「3位決定戦」と称しているが、これではおかしい。

【補足】
 現在の敗者復活戦は、ベスト8進出者のみとなっているようです。なので、準決勝進出者のアン選手(優勝者)に敗れたが2回戦敗退なので、敗者復活戦に出場はできませんでした。
コメント (4)
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五輪雑感 「五輪の怖さ」

2012-07-29 17:03:18 | スポーツ
 初日(と言っていいのかな?)を終わって、好調な競技(種目)、不安な競技(種目)、残念だった競技(種目)といろいろ。
 まあ、「好調」という表現は、当人にとっては不本意かもしれない。

男子400m個人メドレー 萩野選手
 日本選手権で自己記録を3秒更新し、今回も1秒更新し、日本新記録(アジア新記録)。しかも、高校生。昇竜の勢いです。「勢い」というのも失礼であろうが、今後も楽しみ。

ウエイトリフティング女子48kg級 三宅選手
 入賞はするだろうと思っていましたが、メダルは期待していませんでした。三宅選手、ごめんなさい。

柔道男子60kg級 平岡選手
 決勝は残念だったが、技を掛け終わっても引き続き次の技を繰り出すなど、気力・体力が充実していて、技の切れも抜群だった。

体操男子団体予選 内村選手
 鉄棒で落下、あん馬では12点台の信じられない低得点。
 頬がこけ、顔色も悪い。力が入らないように見える。体調を崩しているとしか思えない。他の種目も身体の捌きも不安定で、いつもの体線の美しさや安定感もも影を潜め、点が伸びない。点数が抑えられていたような気もする(吊り輪が顕著)。
 幸いなことに、まだ予選。風邪や食あたりなどの短期的な不調であることを願いたい。
 予選の不調で、種目別決勝は床運動だけというのは残念だ。
 他の日本選手も不調だった。その中で18歳の加藤選手の演技が光っていた。

柔道女子48kg級 福見選手
 内村選手の個人総合と並んで、是が非でも金メダルを取って欲しかった福見選手。
 初戦から動きが堅く、準決勝では一瞬のスキを突かれてしまった。3位決定戦は力が入らなかったようだ。これまで谷選手の威光に隠されてしまっていた彼女、今回ようやく出番が回ってきた、しかも、浅見選手の成長で代表になるのも本当に大変だっただけに、無念であろう。
 柔道、特に初日に出る選手は大変だ。初戦で負けてしまうと(敗れた相手が準決勝まで進めば敗者復活戦はあるが)、あっという間に終了してしまう。

競泳 男子100m平泳ぎ 北島選手
 あわや準決勝敗退か。五輪は北島選手と言えど、楽観はできない。
 北島選手のタイムも伸びない(縮まらない)というのもあるが、予選・準決勝の全体のレベルが予想以上に高かった。そのあおりで、立石選手も準決勝敗退。
 五輪を目指して、個人メドレーの萩原選手のように一気に実力を伸ばす選手、そこまで行かないにしても、世界選手権とは一段階、いや二段階レベルが上がってくる競技(種目)が多い。
 自己のベストパフォーマンスを発揮することも難しいのだから、五輪で勝つのは何と大変なことなのだろう!

開会式
 国の総力結集というか、毎回凄いなあと感心。
 ただ、毎回思うのだが、聖火の点火は、シンプルに階段を上って点火するのが、シンプルで分かりやすくて良いと思う。
コメント (8)
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