英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

工業高校の桜(4月9日撮影)

2014-04-13 11:44:47 | 歳時


 工業高校の桜です。



 下の写真ですが、よほど気に入ったのでしょう、何枚も撮ってあります。


(実はこの他にも2枚ありました)




 工業高校の向かいの中学校の桜です。

 こちらは、工業高校に比べると、かなり散っていました。いつもは同じような時期に咲いていたと思っていたのですが……
 入学式(7日)に合わせたのかもしれません。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第72期名人戦 第1局

2014-04-12 23:09:37 | 将棋
第72期名人戦七番勝負(森内俊之名人 対 羽生善治三冠)第1局は、羽生三冠が先勝。

 僚友のnanaponさん(『即席の足跡』)とssayさん(『weblog』)には先(「名人戦第一局」「第72期名人戦七番勝負第1局」)を越されてしまいました。
 私も、一日目終了後に一応記事「名人戦が開幕…いろいろあり、いろいろ思う」は書いてはいますが、日記のようなものです。

 以前から、お二人は素晴らしい人物だとは思っていました。人格はもちろん、見識の広さ、考察の深さも相当なものです。(と、持ち上げておけば、何かと見返りがありそう……)
 それはともかく、おふたりの上記の記事を読み、改めて、素晴らしい人だなあと思いました。
 ssayさん「期待に違わない、素晴らしい戦いであった。将棋ファンでよかったと、心から思える」と記事を締めくくり、それを読んだnanaponさん「二人の創り出す新鮮かつ熱さに満ちた熱戦をどんだけ長いことハラハラドキドキさせてもらったことか。ssayさんに先に言われてしまったけど、本当に将棋ファンでいてよかったと思わせてくれる一局でした。こんな戦いがまだまだ見られるのかと思うと桜は散ってもワクワクする春はまだまだ続きます」と述べています。
 御二方は熱戦を観戦して「将棋ファンで良かった」と感慨にふけっています。
 この御二方に比べて、私は……。

 確かに、森内名人、羽生三冠が十二分に持ち味を発揮した大熱戦でした。
 私は前記事のコメント欄で、たまもさんへのレスで
「何回か突破口を作りかけたのですが、そのたびに修復され壁を作られてしまいました。
 終盤、何とか森内玉の影を捉えかけましたが、なかなか捉えきれませんでした。
 名人戦棋譜速報を観ていて…観ているだけでしたが、力が入り、「森内名人、投了」の文字を見て、やっと脱力。クタクタです。
 対局者の精神力の凄さに感服です」
と述べていますが、Stanleyさんの「第2局以降も熱戦を期待しています」に対し
「内容は二の次で、勝ちさえすればいいです。それも4連勝がいいです」
と歪んだレスをしています。


 将棋の内容は凄まじく密度の濃い名局でした。
 印象に残る局面を2、3取り上げて、感想を述べようと思い、図面を作りました……でも、≪この局面は必須だな≫≪この局面も外せない≫≪あぁこれも…これも…≫……結局、ああ、いつものパターンに……
 ともかく、せっかく作った図面なので、全部載せて、その時の私の思考を記したいと思います(解説ではありません)


 げっ!何をしているんだ?
 森内名人の強気に、最強の手で切り返す羽生三冠。
 以下飛車角交換後の△6六角には▲6七飛と飛車を自陣に打つしかなさそう。後手だけ角を手持ちにしているし、「序盤は飛車より角」と言うし、先手は苦労しそうだ。


 後手の角の脅威を減らすため自ら飛先を止める辛い歩打ち。
 後手の主張が通った局面だが、将棋が長引けば、バラバラではあるが前び出ている金銀をまとめれば、先手に全面的に制圧される危険性もある。


 桂跳ねを防ぐため、さらに飛先に歩を打つ先手。言うがままという先手であるが、どこかで後手が先手陣を切り裂かなければジワジワ抑え込まれそう。端桂の弱点も気になる。


 無理やり先手陣をこじ開けた。
 何とか、戦いを起こせ、これは行けるぞ!


 更に、斬り込む羽生三冠。△6六角と先手陣を切り崩せそうだが、先手の飛車が7二の金を狙っていて、▲6七銀に△7七歩と打つしかなく、▲5八飛と進むと、後手の攻めが食い止められてしまうぞ(実際もそう進行)。
 図の△7六歩では△8五歩も有力だったようだ。


 ▲4八玉~3八金と陣形を整備された。現局面が後手が不利だとは思えないが、このまま、戦いを起こせず、自陣の整備合戦になると、後手は有効な手が5、6手しかない。しかもあまり固くならない。対して、先手には20手ぐらい有効手がありそうで、どんどん先手陣が良くなっていきそう。
 渡辺二冠は「ここは1手、△4二銀と形を整えて、それから、いろいろと手を繰り出していきたい」というような解説をしていたが、ここで仕掛けないと手にならないと見たのだろう。羽生三冠は△3五歩と仕掛けた。


 仕掛けたが、あまり有効な感触がない。
 どうする?と心配していたら、△5五金、こんな手で大丈夫なのか?


 森内名人の▲5六金の強い受けにほとんど時間を使わず、△3五角行!
 角金交換の駒損にはなるが、先手陣を斬り込めそうな感触だ。行ける…かな?


 決めに行った!
 少し過激すぎるのでは?


 決まったか?
 しかし、そんな簡単なものではなかった。


 ▲4四桂△同歩▲2五角の筋で後手の攻め駒を1枚外され、飛車を取ったものの、後手の攻め駒は飛車と成銀だけ、持駒も歩しかない。香車を拾っても攻め駒は3.5枚(歩は0.5枚とカウント)。大丈夫なのか?


 反撃されたぞ!「攻撃は最大の防御なり」とも言う。それとも、苦し紛れか?
 先手の8一の銀が効率が悪いので、後手玉は残せそうだ。


 ▲3六香に△3四歩と受けたが、構わず▲同香と取られてしまった。……げっ!△3四同金だと▲6一角打があるじゃん!
 取らずに△3三歩だと詰んじゃうし、△3三金直もやられそう。
 ……あ、そうか、金を取らせて△4三金打と固めればいいのか。


 やっと……勝てた。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吉野瀬川の桜 2014 (4月8日撮影)

2014-04-11 19:31:18 | 歳時
 2年ぶりの登場の吉野瀬川の桜です。

 2枚目の写真で橋が写っているのがお分かりになるでしょうか。
 橋と言っても15mぐらいなので車で走っていると見逃してしまうぐらいの小さな橋です。でも、この橋がここの桜のベストポジションです。

 ガードレールが横に伸びているのがその橋です。私は奥に伸びている道から歩いてきました。
 しかし、ベストポジションと言っても、車道で車がびゅんびゅん通るので危険です。
 ……ご安心ください。歩行者専用の橋が併設されています。(もちろん、一昨年もこの歩行者専用橋から撮りました)

 下流方面です。こちら側にも歩道があればいいのですが……どうしてもガードレールが入ってしまいます。私があと50㎝ほど背が高かったらよかったのですが。
 そして、こちらが上流方面。

 上の2枚、「同じ写真じゃないの?」と思うかもしれませんが、左手前の石段の段数が違います(笑)。一番の景色だと思ったので、ピンボケなどを心配して2枚撮ったわけですが、甲乙つけがたいので(“似たりよったり”とも言う)、2枚とも載せました。

 もう少し上流に歩いてみましょう。



 先ほどの石段を降りて、川面に近い視点です。



 あちこち、うろうろして撮りました。




 一番上流部から下流に向かって撮りました。(“一番上流部”と書きましたが、実際にはこの上流もず~っと桜が続いています)

 最後の一枚はこれです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日野川堤防の桜 2014 プラスα (4月7日撮影)

2014-04-10 22:37:47 | 歳時
まず、桜の満開について少し。
 「満開」と言っても、その樹の100%の花が咲いているわけではありません。早く咲く花ももあり、なかなか開かい花もあります。最初に開いた花が散ってもまだ開いていない花があるのが通常です。
 最初に花が開いてから、3分咲き、5分咲き、8分咲きと、咲いている花の総量(割合)は増えていきます。しかし、85%~90%ぐらいまで咲きそろったあたり(10%強の花が開いていない)で、初期で開いた花が散り始めてしまいます。(パーセントの数値は適当です。このくらいかなという感覚です)
 散り始めても、まだ開花していない花が開いていくので、咲いている総量はほぼ同じです。そういう均衡状態が3、4日続きます。その後、「咲き始める花<散る花」となり、咲いている花の総量は減っていきます。グラフにすると、富士山の形になります。
 この、頂上部分の時期を満開と呼び、全部の花の85%~90%開いていると考えられます。咲く花の増え方は気温によって変化するので、急激だったりなだらかだったり、満開時期が短かったり長かったりします。100%の満開状況になる可能性もあります。
 同じ満開でも、まだ散り始めない8分咲きの頃や、同じ満開でも散り始めるかどうかの満開初期の頃が好きです。



「日野川堤防の桜 2014(4月7日撮影)」の続きです。
 ここで、あるモノが目に止まり、もう少し足を延ばすことにしたわけですが、それは……
 写真をよく見ると、中央部やや上の部分に黄色いモノが帯状に広がっています。写真を拡大してみましょう。

 ≪こ、この黄色いものは、一体…何だ?≫
などと、もったいぶらなくても、容易に想像はつきますよね(前回のコメントで、koumamaさんも私につきあいノッてくださり、ありがとうございます)。

 その正体は、一応置いておき、探索を続けます。

 堤防上の桜は相変わらず綺麗です。

 例の黄色いものは徐々に大きく見えてきました。


 望遠を効かせます。


 さらに歩き、橋に到着しました。

(使いまわしのイラストですが)④⑥の上方(実際は北)に橋がもう一本掛かっていて、その橋に到着したと想像してください。
 その橋からの眺めです。

 こちらが、今まで歩いてきた方面です。


 川上(南)をまっすぐ見た風景です。
 右の写真は望遠を効かせたもの。橋はイラストの⑤です。

 そして

 こちらが、対岸です。

 橋を渡って、河原に降りると、すぐそこです。


 ついに到着。

 黄色いモノの正体は、菜の花畑でした(笑)。(実はこの菜の花畑、2009年4月に登場しています)



 まだ咲きそろっていないのが残念です。写真だと「もう一歩感」が増幅されますが、実際はもっと素敵です。写真がイマイチなのは、「私の腕」のせいではなくて、茎の高さが二段階あるせいだと思います。
 今年の春先は寒い日が続き茎の伸びが悪かったのですが、その後、一気に暖かくなっため慌てて花を咲かせた感じです。この菜の花畑だけでなく、近辺一体の菜の花が全体的に茎丈が短いです。
 しかも、この菜の花畑は、短めの菜の花と背が高いのと2段階にはっきり分かれているため、写真映えが悪いのです。



 最後に振り返ってもう一枚。


 こちら側の桜も綺麗でした。


 山側の眺めです。


 ⑤の橋に到着し、渡りきる直前に川下、川上を1枚ずつ。



 この3km教の行程でしたが、春を満喫しました。
 思ったより、道草を食ってしまったので(仕事中です)、上の写真を撮った後、駐車場まではジョギングになりました。
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日野川堤防の桜 2014(4月7日撮影)

2014-04-09 22:18:55 | 歳時

 今年も来ました、日野川堤防の桜です。
2013年2012年2011年2010年その22010年その12009年と、毎年、登場していただいています。

 トップバッターを務めてもらうことが多い桜です。

 そして、私が勝手に基準樹と呼んでいる桜です(気象庁は開花宣言など発表に使う桜を「標本木」と呼んでいます)。

 先週金曜日に「満開近し」という発表があったので、今日(月曜日)には満開だろうと思ってきましたが、九分咲きぐらいでしょうか?

 樹全体が咲いていて、枝ごともこのようにたくさん咲いているので、満開のようにも思えますが、なんとなく密集度が薄く、樹全体から感じるモコモコ感が少ないのは、満開ではないからなのか、それとも、満開だけど花が少ないのか、どちらなのでしょう?
 いつものように、先に進み、次々観ていきましょう。




 並びが逆になるのは、時々振り返って写真を撮っているからです。(上の2枚は、左の写真はが進行方向を撮り、右の写真は振り返って撮ったものです)





  ↑昨年のイラストの使いまわしです。
 ①のところに車を停めて、河原を①→⑨→⑩と歩いていき、今現在は、橋の下をくぐって④の位置の桜を桜を撮ったあたりです。基準木は②の辺りです。
 で、昨年はこの辺りで引き返し、橋を渡って左に回りで帰りました。
 今年もそうしようと思ったのですが………



 ふと、あるモノが目に止まり、もう少し足を延ばすことにしました。【続く】
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名人戦が開幕…いろいろあり、いろいろ思う

2014-04-09 01:51:34 | 日記
 名人戦が始まった。
 将棋は相掛かり戦、後手番の羽生三冠が手損になるが横歩を取りにいき、それに森内名人・竜王が阻止したのを、さらに羽生三冠が最強の手段で応じたため、力戦、変な言い方だが「超力戦」に。
 飛車角交換は、序盤なので損得不明。ただ、その飛車を先手は打たされていて、後手は角が手持ち。先手の方が神経を使わなくてはならない。陣形も先手は金銀が浮つき不安定。
 そこで、森内名人は局面を落ち着かせようと、飛車利きを止めてまで相手の角の利きを遮断する歩を打った。気分がいい後手だが、平凡に指し進め、金銀をまとめられると、金銀が立ち遅れている分だけ陣形負けする可能性が出てくる。明日からの一手一手が大切になりそうだ。

 面白い将棋だが、私の心境は、先手の陣形と同じく不安定。
 昨年負けたら「発狂してしまうだろう」と書いたが、思ったより私の心はデリケートではなかったようだが、今年負けると、私の心は日本海溝のそこまで沈んで浮かび上がれないかもしれない。ただ、ここ三年間で敗れるのには慣れてしまい、心の準備もできている。それでも、「名人戦で4期連続敗れる」というのは耐えられない事実である。
 ただ、「羽生三冠が同一タイトル戦で同じ相手に4期連続敗退はあり得ない」という何の根拠もないイメージのみをよりどころにしてこの時期を迎えた。
 電王戦については、思うことはいろいろある。ほぼ昨年と考えは変わっていないが、昨年よりは考えの整理はついている気がするが、書きだすと長くなりそうだ。それより、名人戦の勝負の行方が気になって、それどころではないというのが本当のところだ。

 昨年の名人戦……悔しささえ感じないほどの敗北感を味わったが、実は、それだけではなかった。
 「東京紀行 その1」「その12」(全部リンクを張るのは大変なので最初と最後だけ)
 ≪あれから一年たったんだなぁ≫
 実は、数日前、「その12」まで読み直して、感慨にふけっていました。本当は今年も応援に行きたいんだけど、さすがに2年連続は無理だなあ。

 「近況」でも少し愚痴りましたが、現状はさらにグチャグチャな状況。消費税税率変更によるゴタゴタは過ぎましたが、なんだかんだ問題が生じるのは世の常…(皆さんもそうでしょう)。
 それはともかく、毎日、まじめに?書いているのに、「近況」で書いた予定がちっとも消化できないのは何故?……

 明日以降も頑張るので(もちろん仕事を(笑))、第一局、勝ってください。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小彼岸桜 その2 (4月5日撮影)

2014-04-08 16:26:40 | 歳時
小彼岸桜(4月2日撮影)の「その2」です。

 前回(4月2日)は

 で、「満開間近」といった感じでした。
 今回(4月5日)は、

 この日は曇りがちの天気で、この時も曇っており光量が足りなく、暗めの写真になってしまったのが残念です。
 写真としては残念ですが、肉眼だと曇り空でも感動する美しさでした。写真では、2枚の満開度の違いは分かりにくいのですが、観た瞬間、前回は「あと少し」で今回は「おお!満開」という印象でした。
 実は、上掲の2枚をじっくり比べて観たのですが、若干、密度が今回の方が高いのかなという程度です。発するエネルギーが違うのかもしれません。


 左はソメイヨシノです。小彼岸桜は開花が若干早く、花の色もピンクが濃いです。



 実は、枝先の桜をアップで撮ったのですが、ほとんど失敗していました。実は、一昨年の秋にデジタルカメラを新調したのですが、マクロ撮影(接写)がうまくできません。(自動焦点カメラ、所謂“バカチョンカメラ”なので、文句を言ってはいけないのかもしれません)
 望遠は遥かに利き、いろいろな機能は便利になっている気がしますが、接写に関しては今までのカメラの方が良かったです。本当は新調する気はなかったのですが、記憶媒体が販売中止になってしまったという事情です。
 以前漏らしたことがあると思いますが、β(ベータ)ビデオに始まる私のマイナー選択傾向は、デジカメにまで及んでいます。

 気を取り直して、最後に全景を。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『軍師官兵衛』 第14話「引き裂かれる姉妹」

2014-04-07 17:28:04 | ドラマ・映画
今話の脚本家が意図した目玉のセリフは2つ
★「生きるのです……生きよっ!」
 祖父の説いた「生き残ることが第一」が、このドラマの根底にあるテーマ。
 これを「引き裂かれた姉妹」の姉・力に向かって叫ぶ主人公・官兵衛。予告編の締めにも使われたシーンで、ドラマとしては見せ場である。
 「生き残ることが第一」は官兵衛だけでなく、備前の梟雄、稀代の悪人・宇喜多直家もそれが為、景貞の首を取るよう景貞の家臣をそそのかした。
 山中鹿之助も官兵衛に言ったセリフ「いずれあなたは途轍もない戦上手になられるでしょう…生き残っておれば」も、この「生き残ることが第一」と合致している。

 さて、官兵衛が力の自害を止めたのシーン、上月城の異変を知った官兵衛が、力の境遇、心境を思い、間一髪、悲劇を防ぐ功を成した。
 ≪ここからは、私の独り言、妄想です≫
 官兵衛たちが上月城に駆けつけた時は、従者たちは死亡(自害)?しており、≪ああ、間に合わなかった≫と思ったが、間一髪、自害を制止できた。しかし、少しタイミングが良すぎなのではないかい?
 実は、力は静止してくれる者が到着するのを、今か今かと待っていて、駆け付けた官兵衛たちに≪遅いぞ、官兵衛!≫と内心叫んでいた……なんて


★「こんな乱世を終わらせて下さい。女が泣き子供達がつらい思いをするような…」
 こちらは、「生き残ることが第一」より、一段階レベルアップした志で、前話の両兵衛の語り合いのシーンで示された大義「天下泰平」(=「大河ドラマ的テーマ」)に通じる意志である。「大義をかざす主人公」はドラマとして功罪両面あるとは思うが、私は深く考えないことにしている。あまり、それが先走りするのは嫌だが。

 さて、この「戦は嫌じゃ」発言を毛嫌いする通のブロガーさんを見かけるが私は容認している。
 もちろん、無理に言わせるのには同意できないが、戦国時代と現代では思想に違いがあると言え、身内同士で敵味方に分かれ、義理の兄の悲惨な最期を目にしたら、そう発言してもいいんじゃないかな。

 ところで、サブタイトルの「引き裂かれる姉妹」が微妙。タイトルから「死別」を想像したが…。でも「引き裂かれた」ではないし…。官兵衛が織田に付くことを選択した時点で、かなり距離が離れてしまったような気もするし…。
 そもそも、もともと、力、光姉妹の仲の良さが描かれていないので、今いち、タイトルがピンとこない。
 力は官兵衛を毛嫌いしており、姉妹が敵味方になった原因は官兵衛と言ってもよい。今回、官兵衛が景貞を説得に来た際、恨み事や嫌みの一つも言わないことに違和感を感じた。

≪ここからは、私の独り言、妄想です≫
 上記のように光姫に、「女が泣き子供達がつらい思いをするような…こんな乱世を終わらせて下さい」と懇願された官兵衛であるが、内心、
≪無理無理!…そんなたいそうなこと、信長様か秀吉さまに言ってくれ。姫路、せいぜい、播磨の平安が精一杯……≫
ではなかったのだろうか?
 内村光良が、表面的には≪任せとけ≫という表情で、内心は途方に暮れているというコントシーンを思い出してしまう。




力み過ぎる官兵衛
 義理の姉の嫁ぎ先を攻め落とさねばならない状況で、“いっぱいいっぱい”になり、声も荒げてしまう官兵衛。
 そんな官兵衛を見て、二の矢に山中鹿介を配備しており、官兵衛は窮地を救われる。
 そんな失態を、鹿介に恥じる。鹿介も褒めていたが、こうやって反省して成長していくのだろう。とは言え、反省したシーンは良かったが、ちょっと主人公がバタバタしすぎのように感じる。

備前の梟雄、稀代の悪人・宇喜多直家(番組サイトの表現)
 景貞の家臣をそそのかしたのは、「稀代の悪人」の面目躍如と言える。
 ただ、陣内さんが演じるからああなるのか、陣内さんが演じるから相応な所作なのかは不明だが、デフォルメしすぎのように感じる
 酒を飲み、女を侍(はべ)るのは、確かに直家の破天荒さがよく出ているが、少し安易じゃないのかな。
 半兵衛を演じている谷原さんのような感じで、表面はまともで穏やかで常識人の面持ちで、今回の謀略を図っていて、こともなげに官兵衛にネタばらしした方が凄味があると思うのだが……

【その他の感想】
 茶器云々は、秀吉ら3人の反応は面白かったが、信長と濃姫の会話は不要であろう。

【ストーリー】番組サイトより
 秀吉率いる織田軍の播磨攻めは順調に進み、残るは上月城のみとなった。光は、上月城主景貞の妻である姉・力の身を案ずる。官兵衛は戦いを避けようと説得に赴くが拒否され、姉妹は敵味方に引き裂かれる。
 戦には、毛利に滅ぼされた主家の再興を念願とする猛将・山中鹿介も加わり、官兵衛と意気投合する。敗れて籠城を強いられた景貞は宇喜多直家の援軍を頼みとするが、直家は景貞の家臣をそそのかし、主君の首を取るよう画策。それによって上月城は落ち、官兵衛は秀吉と共に播磨を平定する。
 その後、直家の策略を知ってがく然とする官兵衛。一方、生き残った力は、娘たちを光に預けて出家した。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

13-14 Wリーグ プレイオフ/セミファイナル 第1戦

2014-04-06 19:40:23 | スポーツ
(この記事は、第1戦の録画を観た段階で書いています)
トヨタ自動車アンテロープス VS デンソーアイリス
 トヨタは久手堅がしっかりオフェンスを組み立て、3Pシュートにしろカットインシュートにしろ自分たちのオプションのプレーをしっかりこなす。また、ディフェンスも穴がなくデンソーのプレーヤーにプレッシャーを掛け、楽にプレーを指せない。
 デンソーは自分たちのオフェンスができず、頼みの高田も抑えられた(11得点)。大庭がドライブインなどを決め20得点とひとり気を吐いたが、単発に終わる。また、ゲームの要所で矢野が彼女らしい高難度のショットを決め、流れを渡さなかった。終始トヨタペースで展開し、72-52でトヨタの快勝。

 オフェンス、ディフェンスともに充実したトヨタ、ファイナルに出てくると思われる5連覇中のJX-ENEOSサンフラワーズもうかうかできないであろうと思っていたら、ゲーム途中で久手堅が他のプレーヤーの足の上に乗って左足首を捻ってしまった。動けず抱えられての交代。その後、自力で歩けるようにはなったものの、心配である。
 3Q途中、25点差の中でアクシデント、ヘッドコーチとしては≪しまった!≫と思ったのではないだろうか?
 久手堅に替え、期待の鬼頭を起用したがターンオーバー2本犯し、森澤に交代(4Qも森澤を起用)したが、オフェンスが十分に機能したとは思えなかった。15%ほどオフェンス力が低下するように感じた。
 特に、ボール運びの際デンソーにプレッシャーを掛けられると、スチールされるなどターンオーバーを連発した。
 セミファイルはともかく、ファイナルでもし久手堅が十分でないとすると、非常に痛い。

JX-ENEOSサンフラワーズ VS 富士通レッドウェーブ
 迂闊にも、吉田が膝の十字靱帯を損傷していたことを知らなかった。
 スターティングメンバーは本来シューティングガードの岡本が吉田の代わりにポイントガードを務め、大沼がスモールフォーワードからシューティングガードにスライド。スモールフォワードに控えの宮澤が起用された。
 吉田抜きは非常に痛いが、渡嘉敷、間宮、宮澤の3トップが強力で、ある程度の位置で彼女たちにボールを回せば、何とかなりそうな気もする。
 また、ポイントガードの新原を起用し、後のスタメンをいじらないという布陣もあり、実際、その布陣でゲームを戦っていた。(新原は体調不良の情報もあった)
 私のこの新原に対する評価は非常に低い。ボールを運ぶのがやっと、なんとなくボールをキープして他のプレーヤーにボールを渡すだけ(「パス」と言えるものではない)。
 ボールを渡した後は、ボールを再びもらってオフェンスを立て直す意思はほとんどなく、ボールから離れて位置し、しかも、ロングシュートを狙う気持ちも窺えない。
 たまに、ドライブインしてシュートを狙うが、途中で阻まれ無理なパスをしてオフェンスがうまく終えられないことも多い。さらに、他の選手の動きを見てのアシストパスもほとんどない。

 吉田の代わりとして新原を当てはめると、吉田がスーパーな分だけ、その落差を感じてしまう。彼女のプレーの質を考えると、岡本とダブルポイントガードにした方が機能するように思う。

 富士通はシュートで攻撃を終え、オフェンスとしては悪くなかった。ただ、とにかく、シュートが外れた。特に、ここで入れていればというイージーなショットを3、4度外したのが痛かった。名木の不調と山本の3Pが入らなかったのも誤算であろう。富士通のシュート不調の原因は「JXの高さを意識したから」というヘッドコーチの言葉もあった。その中で町田のペネトレイトやミドルのジャンプショットが光った。町田15点、山本15点、長岡13点と三者同様な得点を挙げていたが、山本、長岡は印象が薄かった。
 ディフェンスでは、町田と清水がしつこい動きで、JXのガード陣を苦しめていた。

 順当に戦えば、JXの優位は動かないが、この試合でうまくいかなかった点をアジャストすれば、富士通にも勝機はあると感じた。


(第2戦は、録画に失敗したので、記事はありません)
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

土筆、姫踊り子草、オオイヌノフグリ、椿 (3月28日撮影)

2014-04-05 14:18:59 | 歳時
「小彼岸桜」と時を前後します。実は、この記事の時、けっこう苦労して土筆(トクサ科)を見つけ「あちこちにスギナが芽吹いているので、実際にはもう少し前から土筆は出ていたのでしょう。通常、土筆はよく探さないと見つかりません」と、土筆がほぼ終了したかのように書きました。
 しかし……

 この日(3月28日)、あちこちにニョキニョキ生えていました。(右は、左の拡大写真)

 ほんとにあちこちです。




 こちらは何の変哲もない草地に見えますが、少し拡大してみましょう。


 何やら細かい青いものが……


 先日(「小彼岸桜」)の時、登場したオオイヌノフグリ(ゴマノハグサ科)(帰化植物)でした。


 姫踊り子草(シソ科)(帰化植物)です。
 右の拡大写真はピントが合っていませんが、紫色した全体が花ではなく、中央の大きく広がっているものは葉です。その脇の小さな筒状のモノが花です。
 空地や道端によく咲いています。


 椿(ツバキ科)です。眉間尺という種だと思います(佐渡紅覆輪も似ています)。とにかく、一輪がでかいです。直径12cmぐらいで、大きいものは14cmありました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする