久しぶりの鉄分補給

今週は紅葉の写真でもと思っていたのですが
関東地方はあいにくのお天気で まったく写真撮影ができませんでした
予定していたネタが無いので 先週の三連休に島根県出雲市に出張してきた時の様子を
ネタにすることとしました

わが職場は 出張の際の交通手段や日程に比較的自由が利き
もちろん規定以上の旅費は出してくれませんが
自分で追加分を負担するなら好きな交通手段を選べたり
私事旅行を兼ねたりすることができます

という訳で 今回 出雲に行くのに使った交通手段は
現在 日本で唯一の夜行列車 「サンライズ出雲」です
以前 「サンライズ出雲」と連結して走る「サンライズ瀬戸」に乗ったことがあるので
サンライズ乗車は2度目ですが かなり以前のことになります
最近で夜行列車に乗ったのは 北海道に在住していた頃の
2015年12月に札幌から青森まで乗った急行「はまなす」
そして2013年12月に札幌から上野まで乗った寝台特急「北斗星」です
「はまなす」も「北斗星」も既に廃止されてしまいました
話を戻しますと 11月1日に東京の職場での仕事を終え 
いったん自宅に戻り 再度東京に行き 
21時50分発の「サンライズ出雲」に乗り込みました
「サンライズ出雲」は人気が高く 1か月前の予約開始と同時に
予約が埋まってしまうことがしばしばですが
ネットで何度かトライしているうちに 何とか予約が取れました
ただし狙っていたシングル個室は取れず それより狭いソロ個室となりました
シングル個室は 室内で立ち上がるスペースがあるのですが
ソロ個室は ほぼベッドだけのスペースで
天井も低く ベッドに寝るか せいぜい座るくらいの空間しかありません
それでも鍵がかかるドア付きの個室ですから 
昔の寝台列車に比べたら超快適です
寝台列車でぐっすり眠ることはできませんが
快適に東京から出雲市まで乗り通すことができ満足です

1 東京駅9番ホームに入線したサンライズ
 

2 「サンライズ瀬戸」(左)と「サンライズ出雲」(右)の連結部分
  岡山で切り離されます


3 ソロ個室の内部
  とても狭いですが窓が大きく開放感があります

4 夜が明けて朝日の中を走るサンライズ


5 約12時間かけて出雲市に到着しました
  お疲れ様でした


6 帰りもサンライズで帰りたかったのですが
  三連休とあって予約が取れず
  通常の特急列車で岡山に向かうこととしました
  ところがやってきた電車が なんと国鉄色の「やくも」でした
  この381系は 来年には引退と言われていますので
  この機会に乗ることができてラッキーでした


7 JNRマークも付いています
  JR西日本の情報では 381 系特急「やくも」リバイバル企画【第2弾】ということで
  今年の3月にJNRマークが着けられたとのことです
  自分が子供の頃に見慣れた外観ですが 
  子供の頃は特急列車には贅沢で乗れず 憧れでした
  今となっては40年以上も現役として活躍してきた老体
  走行音や振動は大きめで お世辞にも乗り心地がいいとは言えませんが
  それを含めて懐かしさを感じさせてくれる有意義な機会でした 

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遠州周遊 その2 第3村

新年 明けましておめでとうございます
関東地方は 寒いながらも 穏やかなお正月を迎えました
どうか 今年一年が平穏でありますように

この写真の虎については 次回の記事で紹介します


新年最初のネタは 前回の遠州周遊の続きになります

今回は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」に登場する「第3村」を訪ねる旅を
新年特別企画ということで 長々と紹介します

さてその「第3村」なんですが 大災害を経て生き残った人たちが暮らしている
昭和チックで のどかな集落で 「シン・エヴァ」の前半で描かれています
「第3村」の中でも もっとも象徴的な建造物が 転車台と扇形車庫です
この「第3村」の転車台と扇形車庫には 実在するモデルがあり
それが天竜浜名湖鉄道(天浜線)の天竜二俣駅にあります
天浜線は あまり馴染みのある鉄路ではないと思いますが 
東海道本線の新所原駅から浜名湖の北側を経由して掛川駅に至る非電化単線路線です
国鉄時代は二俣線と言われていましたが 国鉄民営化に合わせて第三セクター化されました

天竜二俣駅には 過去に行ったことがあったので 「シン・エヴァ」を見て
すぐにどこだか分かりました
鉄道ファンには以前から知られている場所でしたが 今回「シン・エヴァ」が
ヒットしたことにより 鉄道会社も積極的なイベントを展開していて
鉄道ファンだけでなく 聖地巡礼のエヴァファンが多く訪れ 盛り上がっています

天竜二俣駅に行くには 天竜浜名湖鉄道(天浜線)に乗ることになりますが
浜松駅から遠州鉄道(遠鉄)で西鹿島経由で行く経路が早くて 効率良く回れます
天浜線と遠鉄は 人類乗車計画と銘打って 記念コラボ・イベントを実施していて
共通フリー切符を発売しています
このフリー切符を購入して まずはシン・ハママツ駅から遠鉄に乗ります

1 JR浜松駅を出て遠鉄の新浜松駅に向かうと
   いきなりエヴァの世界に引き込まれます


2 共通フリー切符は遠鉄全線と「第3村」(天竜二俣)から
   天浜線の西側を回る西ルートと東側を回る東ルートの2種類があります
   さらにそれぞれのルートに2種類のデザインがありますので 
   全部で4種類のフリー切符があります
   エヴァファンにとっては全部欲しくなるでしょうね


3 新浜松駅が「シン・ハママツ」駅になっています


4 エヴァンゲリオンのラッピングが施された遠鉄の車両
      エヴァ2号機デザイン


5 反対側はエヴァ8号機デザイン


6 車内もエヴァだらけ


7 エヴァンゲリオンのストーリーの根底にある「人類補完計画」をもじった「人類乗車計画」
   なるほど鉄道会社にとっては人類の乗車が永遠のテーマということか・・・な


7 遠鉄の終点はおしゃれな駅舎の「西鹿島駅」
      この駅で天浜線に乗り換えです


8 乗換通路もエヴァだらけ


9 天浜線の西鹿島駅から2駅で天竜二俣駅改め「第3村」駅に到着しました


10 「だいさんむら」だらけです


11 これでもか!というほど「第3村」です


12 天浜線のガイドさんの案内で「第3村」の駅舎から転車台まで歩いて行きます


13 エヴァラッピング車両を転車台に載せて360°回転する様子を見せてくれます


14 現在は電動ですが 昔は人力で回していたとのことです

15 こちらが扇形車庫
  「シン・エヴァ」では 診療所になっていました


16 扇形車庫には鉄道歴史館が併設されています 

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18 かつて保線区員のお風呂場には列車のヘッドマークが展示されています


19 「第3村」から天浜線で西に進み新所原でJRに乗り換えです


20 天浜線の新所原駅にもエヴァのパネルが展示されています


新所原からは JRに乗り換え 浜松に戻りました
浜松駅近くでは駅前のバスターミナルや駅ビルの観光インフォメーションセンターも
イベントの対象となっており そちらも見てエヴァづくしの一日を終え 帰路につきました

エヴァンゲリオンは とても難解なアニメで 正直なところ 
正確に理解できているわけではありませんが
こうして鉄道と絡めて 現地がクローズアップされると 
興味が湧いてきて 行ってみようという気になります
イベントは期間限定なので 集客効果を長続きさせるのは難しいとは思いますが
今回列車に乗っていて また来たいと思わせる風景や
興味をひくお店に出会うことができましたので いつか再訪してみたいと思います 
同じような思いを持った人が一人でも多くいることに期待したいと思います


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里山の春 お別れの季節

3月も半ばとなりました
お馴染みの里山公園も春を迎え 次々と花が咲いて 賑やかくなってきました
既にウメはピークを過ぎ 今はアセビ コブシ モクレン ツバキの花が主役になっています
カタクリの群生場所では ほんの数株ですが 蕾が顔を出し始めていました
来週あたりは 期待ができます
足元にはスミレの花も咲いていました
今年はソメイヨシノの開花も早いようで 間もなく春本番となります

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前々回の記事に記しましたが 3月はお別れの季節です
転勤稼業の自分にとっては 毎年 送る方だったり 送られる方だったり
立場は変わりますが 期待と不安が交錯する季節でもあります

そんなお別れの季節ですが
今回は 人間ではなく 鉄道のお別れの話題です
3月は鉄道ダイヤの改正時期とあって 
今までも多くの列車の運用が この時期に廃止されたり変更されたりと
鉄道ファンにとっては 試練の時期ですが
今年は特急「踊り子号」で知られる国鉄185系が定期運用から離脱ということで
鉄道ファンの心をざわつかせてきました
国鉄名残の車両が見られなくなるのは寂しい限りです
この車両は 通勤列車としても使われ 多くの人に親しまれてきたことから
テレビのニュースでも 大きく取り上げられていました
自分も心がざわついた一人ではありますが
混雑が苦手なので お祭り騒ぎの現場に足を運ぶことは諦めて
過去の写真を引っ張り出して 思い出に浸ることにしました
写真は15年ほど前に 国鉄113系が東海道本線から離脱する頃に撮影したものです

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ありがとう さようなら 185系
定期運用引退後も臨時列車として活躍するようです 

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三浦半島の雄(ゆう) 京浜急行

鉄道ネタが続きます

現在の生活拠点である横須賀には京浜急行線とJR横須賀線の2路線が走っていますが
圧倒的な利便性を誇るのが 京浜急行線です
電車の本数も多く 都営浅草線への乗り入れにより 都心へのアクセスも非常に便利です
平日は通勤電車としてのキャラクターが色濃い路線ですが
三浦半島の先端 三浦市の三崎口が終点とあって 週末になると レジャー客でにぎわいます
路線にも特徴があり とにかくトンネルの多い路線です
特に横浜から横須賀にかけて 数えてみたら 27.7kmの間にトンネルが20ヶ所もありました
身近過ぎて これまで腰を落ち着けて撮る機会はありませんでしたが
いつもお世話になっているお礼として 日がな一日京浜急行に乗って 行ったり来たりして 
特徴的な風景を撮ってみました







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9 こちらはJR横須賀線
   軍港として発展した横須賀港の軍事物資輸送のために敷設された路線のため
   現在の海上自衛隊基地の横を走っています
   これはこれで とても横須賀っぽい風景です



〔E-PL8/14-150mm F/3.5-5.8 Di III〕

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小湊鉄道 駅舎を巡る小旅 4

小湊鉄道駅舎シリーズ最終回です

今回も4駅です

馬立駅 1925年開業
上総山田駅 1925年開業
海士有木駅 1925年開業
上総村上駅 1927年開業

これで登録有形文化財の指定を受けた10駅すべて回りました
どの駅舎も似たような構造をしていますが すべて当時の鹿島組(現鹿島建設㈱)による設計・施工です

今回は列車に乗ることはできませんでしたが 次回は是非「乗り鉄」をしたいものです

1 馬立駅


2 馬立駅


3 上総山田駅


4 上総山田駅


5 海士有木駅


6 海士有木駅


7 上総村上駅


8 上総村上駅


9 第一養老川橋梁(登録有形文化財)とポプラ並木



1 2 7 8 〔DSC-RX100M2〕
3-6 9    〔K-3Ⅱ/18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO HSM〕

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小湊鉄道 駅舎を巡る小旅 3

さらに小湊鉄道を遡ります
今回は4駅です
みな同じような設計なので ぱっと見で区別がつきませんね

里見駅 1925年開業
高滝駅 1925年開業
上総鶴舞駅 1925年開業
上総牛久駅 1925年開業

1 里見駅


2 里見駅


3 高滝駅


4 高滝駅


5 上総鶴舞駅


6 上総鶴舞駅


7 上総牛久駅


8 上総牛久駅



1-3 〔DSC-RX100M2〕
4-8 〔K-3Ⅱ/18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO HSM〕

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小港鉄道 駅舎を巡る小旅 2

上総中野駅から小湊鉄道を上って行きます
次の駅は養老渓谷駅 1928年開業 (開業当時は朝生原駅)
その次は 一駅飛ばして月崎駅 1926年開業


1 養老渓谷駅


2 養老渓谷駅


3 月崎駅


4 月崎駅


5 月崎駅


6 月崎駅(森ラジオステーション)
  月崎駅の敷地内に旧保線区の詰所を活用したアート作品が展示されています


7 月崎駅(森ラジオステーション)


8 月崎駅(森ラジオステーション



〔K-3Ⅱ/18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO HSM〕

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小湊鉄道 駅舎を巡る小旅 1

風が過ぎ お天気快復の予報につられて 久々にフェリーに乗って 房総半島に渡りました
目的は小湊鉄道の駅舎
今年5月に小湊鉄道の駅舎10棟が登録有形文化財に指定されました
今回は その駅舎10棟すべてを巡ることとしました
小湊鉄道には これまで何回も足を運んでいますが 
首都圏近くに こんなレトロな鉄道が存在することに 毎回感動させられます

スタートは 小湊鉄道の終着駅 上総中野駅
こちらの駅舎は 改築されているため 文化財の指定は受けていませんが 雰囲気がとても好きな駅です





























〔K-3Ⅱ/18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO HSM〕

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在りし日の特急あさぎり (訂正版)

いつもお邪魔しているcondorさんのサイトで旧JR東海371系が紹介されましたので
懐かしく思い 便乗して同列車が まだ「特急あさかぜあさぎり」として現役で活躍していた時の画像をアップします

撮影地は 御殿場近くの超有名ポイントです

これにて 本年の更新は 打ち止めとさせていただきます
今年は 北海道から横須賀に転勤となり 夏には 相棒のCB750を回送するために 
北海道~横須賀ツーリングを敢行し
その後 NC750Xに乗り換えるなど ダイナミックな1年でした
何はともあれ 無事に1年間を過ごすことができ めでたし めでたし です

皆様におかれましては よいお年をお迎えください

(訂正 →「特急あさぎり」でした
 今年最後のエントリーで間違えるとは なんとも自分らしい1年の締めくくりとなりました凹)


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2015年夏 留萌本線増毛駅の思い出

惜別

留萌本線の留萌~増毛間の列車の運行が12月4日をもって終了してしまいました
全線廃止ではないので それほど大きなニュースにはならないと思っていましたが
TVの全国ニュースや新聞の全国紙でもとりあげられ 社会の関心の高さを実感しました
自分でも小樽在住中は 何度も足を運んだお気に入りの駅でした
特に廃止の噂が信ぴょう性をおびてきた2015年は3回訪れました

次々と赤字路線を廃止していくJR北海道には「喝」を入れたい思いですが でも お客さん少ないんですよねぇ
かく申す自分も 留萌~増毛間は とうとう乗らずじまいでした
廃止が発表されてから お客さんが増えて 最近では2両編成で運転していたなんて信じられません

増毛駅は高倉健さん主演の「駅(Station)」のロケ地として有名ですが
マイナー(?)な作品では 仲代達矢さんと徳永えりさん主演の「春との旅」でも最初の部分で登場します
なんてことない駅なんですが 北海道のローカルな漁師町的な雰囲気が絵になるんでしょうね

写真は 2015年の夏に 小樽から稚内までバイクでツーリングしたときの途中で立ち寄って撮影したものです
残念ながら 今は良き思いでになってしまいました(涙)





























〔K-3Ⅱ/16-85mmF3.5-5.6ED DC WR〕

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