流浪の転勤族のあちこち訪問写真集
◆Rectangular Memories◆
石狩灯台
石狩川は 大雪山系に端を発し 日本海の石狩湾に注ぐ日本有数の河川です
河口付近は 広大な砂嘴(さし)が形成され 海浜植物の自生地になっています
そんな草原に ポツリと石狩灯台が立っています
初代の石狩灯台は 木造で明治25年に建てられましたが その後 明治41年に鉄製のものに建て替えられました
灯台なのに 海岸からずいぶん離れた草原地帯に立っているので 少し違和感がありますが
建てられた当時は 灯台の近くが海岸だったようで その後 石狩川が運ぶ土砂によって 砂嘴が成長して
現在のようなロケーションになったとのことです
この灯台は 映画「喜びも悲しみも幾年月」の舞台となり その際 木下恵介監督の意向で
従来の白黒から赤白に塗り替えられました
1 北海道の澄んだ空に映える赤白の灯台
2 灯台周辺に自生するハマナス
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4 広大な石狩川河口
〔E-PL3/M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6〕
羊蹄山アタック Ⅱ
前回からの続きです
久々の本格登山で 体力的には限界でしたが 山頂の景色を眺めて疲れも吹き飛びました
1 山頂付近から見下ろす火口
2 標高1,898mのピーク
3 山頂に到達
4 山頂付近の火口縁は 緊張の岩場の連続
5 山頂と反対側の火口縁は なだらかな砂利道
6 九合目付近の山小屋
7 火口を一周して下山
↓↓↓ 山頂付近で見かけた高山植物 ↓↓↓
8 イワギキョウ
9 イワブクロとアゲハチョウ
10 ウラジロタデ
11 チシマフウロ
12 クルマユリ
〔E-PL6/M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6〕
羊蹄山アタック Ⅰ
北海道の象徴的な山の一つとして挙げられるのが 羊蹄山です
コニーデ式火山の美しい山容は 富士山にも似て 蝦夷富士とも呼ばれ 日本百名山にも選ばれています
標高は1,898mと さほど高くはありませんが 高緯度に位置するため 山頂付近は 高山植物の宝庫となっています
5月に 山の周りをバイクでツーリングして 登山欲を掻き立てられ いつか登ってみたいと考えていましたが
このところの好天続きに誘われて 思い立ったが吉日 早起きして 日帰りアタックすることとしました
羊蹄山には 登山ルートが 4つあり コースによって 多少難易度の違いはあるようですが
いずれのコースも 登り口の標高が350~400mで 山頂までの標高差は 約1,500mありますから
どのコースを選んでも かなり登り応えのある山であることが 想像できます
たとえば 富士山の富士吉田口の五合目の登り口の標高が約2,305mで 山頂が3,776mですので 標高差は1,471m
標高差だけで比較すれば 富士山にも引けを取らないと言えます
ただし富士山は 高山病を伴って 辛い登攀を強いられますが 羊蹄山の高さでは 高山病の心配はありません
とは言っても 久々に本格的な登山を味わうことができました
1 倶知安付近の麦畑越しに望む羊蹄山 (登山を終えて 帰りがけに撮影)
2 今回は倶知安コースを選択しました 登山口の標高は350mと記されています
3 富士山のように岩と砂利の山かと思っていましたが 意外と樹木が多く 九合目の標高1,700m付近までは
樹林帯の中をひたすら登ります
4 標高が上がるに連れて 空の青さが増してきます
向いの山はニセコスキー場で有名なニセコアンヌプリといいます
5 九合目付近まで登ると樹林帯から抜け 視界が広がります
6 九合目付近から火口壁を見上げます
あと少しで火口縁に到達しますが この時点で かなり足に来ています
〔E-PL6/M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6〕
増毛小学校
増毛町の高台に 大きな木造の建物があります 増毛小学校です 正確には 旧増毛小学校です
昭和11年に建てられた校舎ですが 老朽化が進んだため 小学校は 昨年 別の建物に移転し 現在は 使われていません
かつて最盛期には 約1000人の小学生がいたそうです
つい最近まで このような木造の校舎が 現役で使われていたとは 驚きです
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〔E-PL3/M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6〕
増毛町のレトロ町並み
増毛 ゾウモウではなくマシケと読みます
留萌市から日本海の海岸線に沿って15kmほど南西に行ったところに位置します
かつてニシン漁で賑わった町で その名残として 明治から昭和にかけての建物が点在しています
鉄道は JR留萌本線の終着駅となっていて 駅は最果て感が漂っています
高倉健さん主演の映画「駅 STATION」の舞台となったところです
1 JR北海道留萌本線の増毛駅
列車の運転本数が少ないため 車両を見ること自体が貴重です
写真の列車は 7時35分発の深川行きで この後は お昼過ぎまでありません
2 増毛駅
留萌本線とは名ばかりで 単線が造作もなくプツンと終わっています
3 駅前旅館 富田屋
4 風待食堂
5 旅館増毛館
6 千石蔵 中に鰊船が展示されています
7 國稀酒造 日本最北の酒蔵といわれています
8 旧商家丸一本間家
〔E-PL3/M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6〕
島武意海岸
島武意海岸は 積丹半島の北端に位置する景勝地です
島武意は 「しまむい」と読み アイヌ語が語源です
日本の渚百選に選ばれています
駐車場近くの展望台は 海抜70m位の高さにありますが つづら折れの遊歩道を歩いて 海岸で出ることができます
海岸付近には エゾカンゾウ ハマエンドウ ハマナスなどの花が見られます
初夏の暑さの中 汗をかきながら遊歩道を往復して 山の方に目をやると 積丹岳の斜面には まだ残雪も見られます
北海道のダイナミックな風景に感動します
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3 エゾカンゾウ
4 ハマエンドウ
5 ハマナス
6 積丹岳
〔E-PL3/M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6〕
初夏の神威岬
すでに7月に入っていますが 6月の北海道は 本州の5月に相当し 初夏の日差しが降り注ぐ心地よいお天気が続きました
そんな清々しい天候に誘われて 初夏の神威岬を訪ねてみました
4月に北海道に来て 初めてバイクで回ったのが 積丹半島の神威岬でしたが
6月下旬から7月上旬にかけて 神威岬は ベストシーズンを迎えます
岬周辺には ユリ科のエゾカンゾウの黄色い花が咲き乱れ 海と空の青さは 積丹ブルーと言われるように 澄わたっています
またこの時期は 積丹半島名物のウニ漁が最盛期となり 地元の食堂では 生ウニ丼が看板メニューとなります
神威岬の美しい風景と生ウニ丼をお目当てに たくさんの観光客が訪れます
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〔E-PL3/M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6〕