最北の路面電車

北海道では2つの都市で路面電車が走っています
1つは函館市 もう1つは札幌市で日本最北の路面電車です
札幌市の路面電車は札幌市電と呼ばれていますが その札幌市電に昨年暮 大きな変化がありました

札幌市電はこれまで「西4丁目」と「すすきの」の間のU字の路線を往復する形で運行されてきました
この路線は昭和40年代に次々と廃止が進められる中で 最後まで残った路線でした
一時期 廃止も検討されましたが 地下鉄を補完する形で存続してきました 
営業収益も厳しいようで どちらかと言えば お荷物とされてきた路面電車ですが 昨年12月に線路が延伸されました
延伸された線路は「西4丁目」と「すすきの」の間の約500mですが これによってU字の路線がループ化され 
電車の運行もこれまでの往復運行から時計回りと反時計回りの環状運行となりました
さらに延伸された区間は日本では珍しいサイドリザベーション方式といって 道路の歩道寄りに線路が敷かれています
また延伸された区間の途中には「狸小路」という駅が1つ設置されました
これまで幾多の路面電車の廃止に心を痛めてきた路面電車ファンにとっては 富山ライトレール以来の嬉しい出来事です

古いタイプの札幌市電の車両は愛嬌のある丸っこいスタイルが特徴です
かつてはA800~A830といった連接車両も存在しました
A830は札幌で廃止となった後 岐阜の路面電車モ870形として活躍しました
連接車はしばらく姿を消していましたが 現在は2013年に登場したA1200形という連接車が走っています
 

1 延伸区間を走る241形電車(西4丁目交差点)


2 延伸区間を走る244形電車(狸小路付近)


3 延伸区間を走る214形電車(狸小路付近)


4 車内から眺めた延伸区間


5 新しく設置された「狸小路」駅


6 延伸区間を走る252形電車(すすきの交差点)


7 246形電車(西15丁目付近)


8 久々に札幌市電に復活した連接車両A1200形電車(西15丁目付近)



〔K-3Ⅱ/16-85mmF3.5-5.6ED DC WR〕


参考 名鉄美濃町線を走る在りし日のモ870(旧札幌市電A830形電車)



コメント ( 0 ) | Trackback (  )

北海道開拓の村 冬景色

12月まで暖冬気味だった北海道ですが 年が明けてから北海道らしい冬がやってまいりました
気温も日中でも氷点下の真冬日が続いています
厳しい寒さですが 北海道の冬はこうでなくてはいけません
それでも小樽では平年に比べると積雪量は半分程度です
今週はむしろ西日本の方が厳しい状況ですね

そんな寒さの中 北海道開拓の村に行ってまいりました
約2年ぶりの再訪です
前回の訪問は秋口で ちょうど紅葉が始まりかけた時期でしたが 
今回は北海道らしい風景を見るため あえて真冬に再訪しました
防寒対策をしていても身体が冷えてきますが 楽しい冬の散策でした
 

1 旧札幌停車場


2 旧札幌停車場と馬ぞり


3 旧開拓使札幌本庁舎


4 道産子1馬力が曳く馬そり (夏は馬車鉄道を曳きます)


5 並木道と市街地群


6 旧青山漁家住宅(朝ドラ「マッサン」のロケに使われた鰊御殿)


7 旧田村家北誠館蚕種製造所


8 旧納内屯田兵屋


9 旧小川家酪農華畜舎


10 旧広瀬写真館


11 旧札幌農学校寄宿舎



〔K-3Ⅱ/16-85mmF3.5-5.6ED DC WR〕

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

津軽旅行 追補

年末の津軽旅行の追補です

今回の主な目的地は竜飛岬と斜陽館と津軽鉄道でした
前日夕刻に青森に着いて 翌日この3ヶ所を一気に回ることにしていましたが 
急行はまなすに乗ったため青森着が半日早まり 時間に余裕ができました
そのため当初予定していた以外の場所も回ることとしました

当初予定以外の場所とは 青森市の三内丸山遺跡と弘前市の弘前城です
両方とも今の季節に行っても 特に目玉となるものがあるわけではありませんが 北国らしく雪景色も素敵です

写真では雪が少なめですが この日の午後から吹雪になりました


1 三内丸山遺跡


2 三内丸山遺跡


3 弘前城
  天守閣は意外にこじんまりとした感じでした(現在移設工事中です)


4 弘前城内


5 藤田記念庭園


6 藤田記念庭園


7 旧弘前市立図書館


8 ねぷた山車(弘前市立観光館内展示)


9 ねぷた山車(弘前市立観光館内展示)



〔K-3Ⅱ/55-300mmF4-5.8ED WR〕

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

吹雪の中を往く津軽鉄道ストーブ列車

斜陽館の次は こちらも今回の津軽旅行の目玉に据えていた津軽鉄道への乗車です

津軽鉄道は五所川原から津軽半島の中央部を北に進み津軽中里までの20.7kmを結ぶローカル私鉄です
この鉄道の売りは 何と言っても冬になると客車内で石炭ストーブを焚く「ストーブ列車」です
テレビなどでもよく紹介されていますので 全国的に知られていると思います

乗車したのは金木から終点の津軽中里までの7.9kmで時間は20分足らずでした
全線通して乗っても片道約40分です
ストーブ列車の車内にはアテンダントが乗っていて 車両や周りの景色などの案内を津軽弁でしてくれます
また車内ではスルメが売られていて これを買うとアテンダントがストーブの上でササッと焼いてくれます

津軽鉄道の経営状態についてはよく分かりませんが
サポーターズクラブが組織されているようですので 厳しい状況であることは想像できます
ストーブ列車の乗車率は まあまあでしたが 半数はアジア系観光客でした 
恐るべしです 日本のローカル線を救うのは外国人観光客かもしれません
 

1 金木駅に到着するストーブ列車


2 昭和の雰囲気が漂うストーブ列車の車内


3 石炭ストーブは車内の2ヶ所に設置されています


4 石炭は乗務員がストーブの火力を見ながら補充してくれます


5 ストーブ列車に乗るには乗車券とは別にストーブ列車券(400円)が必要です


6 金木から20分ほどで終点の津軽中里駅に到着します


7 津軽中里駅で機関車の前後付け替えが行われます


8 ストーブ列車のシンボルを付けたオハ462


9 機関車の付け替え完了


10 津軽中里で折り返して再び金木に戻りました


11 2003年に新築された金木駅の駅舎


12 金木駅2階の食堂「ぽっぽ家」名物 しじみラーメン



1-4, 6-11 〔K-3Ⅱ/16-85mmF3.5-5.6ED DC WR〕
5, 12       〔Xperia SOL22〕

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

斜陽館

風雪吹きすさぶ龍飛岬を後にして 次の訪問地に向かいました
向かった先は津軽半島中央部に位置する金木町です 

金木町は作家太宰治の生誕の地で 町の中心部に太宰の生家斜陽館があります
斜陽館は現在 記念館として一般公開されています

太宰治の小説は現代でも根強い人気があるようですが かく申す自分も中学生か高校生の頃
夢中になって読み漁ったことがありました
読んだ本に中に「津軽」という自伝的紀行記があり それを読んで 津軽地方にえらく興味を持ったことを記憶しています
あれから何十年と年月が過ぎ その頃の想いも薄れかけてしまいましたが 
今回 この地を訪れる動機づけとなったことは間違いありません 


1 奥津軽いまべつ駅
  龍飛岬から金木町に抜ける途中に立ち寄りました
  間もなく開業する北海道新幹線の駅として新しく造られました


2 斜陽館


3 斜陽館


4 斜陽館


5 斜陽館


6 斜陽館


7 斜陽館


8 斜陽館


9 斜陽館



〔K-3Ⅱ/16-85mmF3.5-5.6ED DC WR〕

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

たぶんもう二度と来ることが無いであろう冬の龍飛岬

新年明けましておめでとうございます
本年も拙ブログのサブタイトルのとおり あちこち訪問してとりとめの無い写真を撮ってまいります
何卒お付き合いのほどよろしくお願い申し上げます

さて 早速ですが
新年らしい写真は残念ながら用意していません
前回からの年末の帰省旅行が続きます

夜行列車で札幌から青森に到着し 向かった先は石川さゆりさんの名曲「津軽海峡冬景色」に登場する龍飛岬です
冬の厳しい天候が続くこの時期に訪れる人はほとんどいないと思いますが
タイトルどおり たぶん二度と来ることも無いであろうと思い あえて立ち寄り 泊まることとしました
冬の季節風にさらされる龍飛岬ですが 実は12月に入ってから ずっと暖冬状態だそうで 
つい先日までは雪の無い状態が続いていたとのことです 
ところが年末寒波到来で 訪問前日にいっきに冬景色になりました
せっかくの津軽海峡冬景色ですから こうでなくてはいけません
海から吹きつける風の強さは半端ではなく 積もった雪は地吹雪となって舞い上がり飛ばされてしまいます
ですので降っている雪の量の割に積雪は少なく 一部地面が見えています


1 龍飛岬(左上に灯台があります)


2 龍飛岬灯台(写真では分かりませんが猛烈な風が吹いています)


3 津軽海峡冬景色の記念碑


4 龍飛岬の漁港(先端部分は帯島といいます)


5 龍飛岬名物の階段国道(冬季閉鎖中)


6 龍飛漁港


7 漁港の傍らに立つお社


8 日暮れ時の龍飛岬灯台



[K-3Ⅱ/16-85mmF3.5-5.6ED DC WR]

コメント ( 0 ) | Trackback (  )