東日本縦断ツーリング 4日目 八幡平市→会津若松市 田沢湖

八幡平を越え 秋田県に入り 次に向かったのは田沢湖です

田沢湖は日本一水深が深い湖として知られており 地形図を見ると 岸から断崖のように急激に深くなっています
湖面風景からはこの下に それほどダイナミックな地形が存在しているように見えません
湖畔に立っている「たつこ像」は 田沢湖に伝わる「たつこ姫」伝説に由来するものです

田沢湖は流れ込む大きな川が無いため 良好な水質と透明度を誇っていましたが
戦前に用水路が作られたことで 玉川温泉から流れてくる強酸性の水が流入するようになり
湖水の酸性化が進み 水生物が生息できない湖になってしまったとのことです
少し前に山梨県の西湖で見つかり話題になったクニマスも 本来この田沢湖の固有種の魚ですが 
水質悪化により絶滅してしまいました
幸いにも 過去に西湖で行われた放卵により 西湖で細々と生き延び なんとか絶滅をまぬがれたようです

田沢湖については その後 水質改善の事業が行われ 玉川ダムができたことにより強酸性の玉川の水を堰き止め
中和してから放水することにより 田沢湖の水質改善も徐々に進みつつあるようです


1 田沢湖畔 たつこ像











5 玉川ダム



1-4 〔DSC-RX100M2〕
5     〔Xperia SOL22〕

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東日本縦断ツーリング 4日目 八幡平市→会津若松市 八幡平

ツーリング4日目です

この日も朝から良いお天気です
4日目は岩手県の八幡平市から福島県の会津若松市までの約400kmを走ります
今回のツーリングで最も長丁場となります
お天気が良いのは嬉しいのですが 日中は30℃以上の気温になるとの予報で 
体力的には厳しいツーリングになりそうです

まず向かった先は八幡平です
八幡平はいくつもの火山で形成された高原で 緩やかな山頂付近には 湿地 沼地が広がっていて
ハイカーには人気の散策ルートですが 今回は残念ながら先を急ぐため 見て回ることはできませんでした
今年は無理ですが いずれ紅葉シーズンにでも また来てみたいものです

朝の清々し高原の空気を浴びながらバイクは八幡平を越えて秋田県に入ります


















1-4  〔DSC-RX100M2〕
5     〔Xperia SOL22〕

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東日本縦断ツーリング 3日目 むつ市→八幡平市 鮫角

尻屋埼の次は もう1ヶ所岬巡りをしました
八戸市の種差海岸の鮫角です
三陸海岸の北端にあたります
東日本大震災の後の平成25年に三陸復興国立公園に指定されています

小高い丘の上に立っているのは鮫角灯台です
灯台自体シンプルですが 細部に設計者のこだわりが感じられ ちょっと洒落た造りになっています
特に付属舎の角が丸く面取りされており 珍しい形をしています

灯台のすぐ下をJRの八戸線が走っています
八戸線の時刻を調べていなかったので 列車の写真は撮れませんでしたが
カメラを構えていない時に 列車が走ってきたので 事前に調べておけば 
灯台と列車の2ショットが撮れたのに・・・と後悔先に立たずです

さてここから この日の宿泊地である岩手県の八幡平市までどのようなルートで行くかなんですが
当初は 十和田湖を経由する案や 三陸海岸を南下して久慈市から山の中を抜ける案などを考えていたのですが
恐山や尻屋埼で予想以上に時間を費やしてしまったことや 尻屋埼から八戸市までの単調な道のりが思ったより長くて
時計の針は すでに15時を過ぎ 遠回りする余裕が無くなってきました 
やむを得ず八戸自動車道に乗って 宿へ急ぐこととし 3日目は終了しました

1 種差海岸


2 鮫角灯台遠望


3 灯台を眺めるウミネコ


4 鮫角灯台


5 鮫角灯台と珍しい形をした付属舎


6 3日目の走行経路



1-3  〔DSC-RX100M2〕
4 5   〔K-3Ⅱ/16-85mmF3.5-5.6ED DC WR〕
 

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東日本縦断ツーリング 3日目 むつ市→八幡平市 尻屋埼

恐山の次に立ち寄ったのは 下北半島の北東端の尻屋埼です
羽田から新千歳に向かう飛行機が ちょうどこの尻屋埼の上空付近を飛ぶため 
飛行機の窓から シュンと尖がったこの岬の地形がよく見えました

先端に立つのは 尻屋埼灯台です
この灯台は明治9年に建てられた 由緒ある灯台です
台風一過の晴天が広がり 白亜の灯台が青い空と海によく映えます
あたりは寒立馬の放牧場になっていて とても広々としていて解放感抜群です
この尻屋埼灯台は太平洋戦争の際に 銃撃で破壊され運用不能となりましたが 
その時に幻の灯がともったという結構有名な伝説があります
詳しくは こちらのサイトで紹介されていますので 興味のある方はご覧になってください

写真では とても清々しい風景ですが 日差しがとても強くて 暑くて バイクで走っている時はいいのですが
防水仕様のジャケットを着ているため 停まると とたんに汗が噴き出してきます
それでも 念願の地を訪問できたことで 暑さを忘れて満足感いっぱいです













1    〔DSC-RX100M2〕
2-5  〔K-3Ⅱ/16-85mmF3.5-5.6ED DC WR〕

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東日本縦断ツーリング 3日目 むつ市→八幡平市 恐山

関東に上陸した台風9号は 夜の間に東北地方を通過して北海道方面に抜けました
雨も明け方までに なんとか上がり 天気予報によるとお天気は回復傾向です

出発を若干遅らせ気味にして 最初に「向かったのは むつ市街地から西に13kmあまり
下北半島の中央部に位置する恐山です
一生に一度は訪れてみたいと思っていた場所で ようやく念願が叶いました
下北半島は 行きたいと思っていても なかなか行く機会を作るのが難しいところなので 
今回 北海道から南下するツーリングの中でも 絶対外せない場所として考えていました

恐山とは宇曾利湖を取り巻く外輪山の総称だそうで 恐山という山はありません
宇曾利湖の湖畔には菩提寺という曹洞宗のお寺があり 日本三大霊山の一つとなっています
死後の世界と繋がる場所といわれ シーズンになるとイタコの口寄せが行われたりと スピリチュアルな雰囲気がありますが
菩提寺の境内には温泉が湧き 硫黄のにおいが漂っていて 賽ノ河原をイメージするようなガレ場が広がっていたり
その先には宇曾利湖の美しい風景が広がっていたりと 
霊感がまったく無い自分でも魂が揺さぶられるような 掛け値なしにすばらしいところです


1 恐山菩提寺に到着(バイク置き場はここではなく舗装した専用駐車場があります)


2 六体地蔵


3 菩提寺境内


4 山門


5 山門


6 山門


7 地蔵堂前の温泉(硫黄泉のいい温泉で入山料を払えば入浴できます)


8 地蔵堂


9 地蔵堂と宿坊


10 塔婆供養堂


11 無間地獄


12 地獄谷


13 極楽浜



〔K-3Ⅱ/16-85mmF3.5-5.6ED DC WR〕

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