秋の空と金色稲穂と彼岸花と赤カブ

ニュースなどでも今年のヒガンバナの開花の遅れが取り上げられていますが 
昨年よりも1週間から10日ほど遅れてようやく咲き出しました
毎年この時期に足を運んでいる神奈川県中部の群生地でも咲き揃ってきました
黄金色の稲穂に真っ赤なヒガンバナ そして空にはうろこ雲 秋の主役が揃いました
今年はスーパーカブ60周年記念号(通称「赤カブ」)とヒガンバナとで赤色コラボしてみました

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バイク旅2019 東北編第4日目

第4日目のコース

3泊4日のバイク旅も最終日となりました
最終日は宮古市から遠野市を経て自宅へと戻る約670㎞の道のりです

〔遠野市〕

宮古市を早朝に出て東北自動車道に向かう途中で立ち寄りました
遠野には ずいぶん前に釜石から花巻に向かう列車で通ったことはありますが
通過しただけなので 訪問は初めてとなります
今回も通りすがりに近い感じですが 遠野らしい場所を何個所か回りました

遠野といえば 以前読んだ柳田国男氏の「遠野物語」を思い出します
遠野地方に伝わる不思議な伝説や習わしが119の短いお話しとしてまとめられています
少し古い歌ですが あんべ光俊氏の「遠野物語」という望郷ソングもあります
また「遠野」という名前自体がとてもノスタルジックで なんとなく旅心がくすぐられます 
遠野という地名は元々はアイヌ語に由来するようです

1 山口地区の水車小屋
     かつて遠野の田園地帯にたくさん見られたという水車小屋


2 山口地区の水車小屋 
     インターネットで検索すると古い水車小屋の画像も見られますが
   こちらの水車小屋は最近建て替えられたようで真新しい水車小屋でした


3 デンデラ野
     デンデラ野とはいわゆる姥捨ての地のことです
     昔は還暦を過ぎた老人はデンデラ野に追いやられたそうです
     遠野物語にも蓮台野という言葉で出てきますが
     捨てられた老人も無駄死にする訳ではなくデンデラ野で暮らしながら
   日中は田畑仕事を手伝って食料等を得ていたと記されています


4 デンデラ野からの田園地帯の眺め
   日本の原風景に癒されます


5 カッパ淵
     遠野物語にもカッパのお話がいくつかありますが 
     こちらはとあるお寺さんの裏手にあるカッパが出没する小川だそうです


6 その名もカッパ淵


7 カッパ淵の岸辺にはカッパを祀った祠があります
     お供えはキュウリです
 

8 竹竿にキュウリがぶら下げられています
   カッパが釣れるのでしょうか?


9 宮守川橋梁
     JR釜石線を遠野から花巻に向けて30分ほど進んだところにある鉄道橋です
   1943年竣工とのことですがまさに戦時中
   そのような時代にこのような欧州風のオシャレな橋が造られたことに驚きます

10 旅バイクのNC750Xのトータル燃費は約34㎞/㍑でした
      特に帰路の東北自動車→圏央道→自宅までの450㎞は
      大型車に追従してのんびり流したことから37㎞/㍑を超える好燃費となりました
      以前39㎞/㍑を記録したこともあり ある意味すごいバイクです



長々と続いたバイク旅シリーズはこれで終わりです
全行程約2,100㎞を事故もトラブルもなく無事走破できました
お天気も4日間 大崩れすることなく予定どおりの行動ができました
でも まだまだ見たいところもあり もっとゆっくり回りたい…と
更に旅心が深まるバイク旅でもありました

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バイク旅2019 東北編第3日目 後編

第3日目のコース
第3日目の後半は この日のうちに行きたい場所が あと2ヶ所あるため 
少し急ぎ足となりました

〔龍泉洞〕
北山崎の荒々し海岸を見て 北上山中にある次の目的地 龍泉洞へと向かいました
龍泉洞は日本三大鍾乳洞の一つで 岩泉町にあります
岩泉町には かつてJR東日本の岩泉線が通じていましたが 
2010年の水害により被害を受け その後廃止されてしまいました
現在 岩泉線の廃線跡の一部は観光用のレールバイクとして活用されています
機会があれば 乗ってみたいです

さて 龍泉洞ですが アクセスがそれほど良いとは言い難い場所ですが
それでも意外なほど多くの観光客が来ていました
入場料1,000円が必要ですが 洞内のルートはきれいに整備されており
地底探検が楽しめます
広さや 鍾乳石の大きさは 山口県の秋芳洞ほどではありませんが 
地底湖がとても神秘的で美しく 中でも第三地底湖は圧巻で
水深98mもあるそうで 吸い込まれそうな透明度でした 

1 龍泉洞


2 龍泉洞


3 龍泉洞


4 龍泉洞地底湖
   水中に照明が点けられていますが湖底は見えません



〔魹ヶ崎(とどがさき)〕
龍泉洞を駆け足で見て 次に向かった先は 第3日目最後の訪問地の魹ヶ崎です
魹ヶ崎は 弓のように弧を描く三陸海岸の最も突き出た部分にあたり 本州最東端になります
魹ヶ崎に行くには 最寄りの姉吉という地区から遊歩道を片道3.7㎞ 約50分ほど歩く必要があります
姉吉に到着したのが 午後3時でしたので 往復約2時間を考えるとあまりのんびりしていられません
遊歩道は 比較的歩きやすいので 早足気味で快調に歩くことができました
なんとか陽が沈む前に この日最後の訪問地を訪れることができ 盛りだくさんの第3日目が終わりました

5 魹ヶ崎へのアプローチ
   姉吉の駐車場にバイクを停めて ここから片道3.7㎞の遊歩道を歩きます


6 魹ヶ崎へのアプローチ


7 魹ヶ崎へのアプローチ
   遊歩道の脇にはこんな看板が…


8 魹ヶ崎へのアプローチ
     アカマツ林の中の遊歩道はきれいに整備されています


9 魹ヶ埼灯台
   早足で50分ほど歩いて背高ノッポの魹ヶ埼灯台に到着しました
 

10 魹ヶ埼灯台
   明治35年に造られた灯台で歴史を感じる門柱が建っていました
   灯台本体は太平洋戦争で破壊され 戦後建て替えられたものです


11 本州最東端


12 魹ヶ崎


第4日目に続く…

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バイク旅2019 東北編第3日目 前編

第3日目のコース

3泊4日のバイク旅も3日目に入りました
3日目の走行距離は約320㎞ 十和田湖→三陸海岸→龍泉洞→宮古市 とバイクを走らせます
今回も盛りだくさんなので 前編 後編に分けてアップします

〔十和田湖 奥入瀬渓谷〕

1 前日夕方に十和田湖に着きましたが じっくり見ていなかったので 改めて早朝に湖畔を散策しました


2 十和田湖は青森県のイメージがありますが 秋田県と青森県の県境に位置します


3 朝の空気は清々しくてキリッとしていました


4 十和田湖と言えば「乙女の像」ですね


5 早朝散策を終え 先を急ぐためすぐに出発しました


6 湖を見渡す紫明亭展望台に上がって見ましたが 
   早朝晴れていた空はあっという間に雲に覆われてしまいました


7 十和田湖を離れ 奥入瀬渓谷に沿ってマイナスイオンを浴びながら山を下りました


8 渓流に沿って遊歩道が整備されていますので 時間があればじっくり散策したいところです


9 雲井の滝



〔三陸海岸〕
十和田湖から山を下り岩手県に入り三陸海岸を目指しました
三陸海岸は 過去に一度訪れたことがありますが
2011年の東日本大震災で大きな被害を受けて各地で災害復旧工事が行われており
巨大な防潮堤が造られたり新たな道路が整備されたり様変わりしていました

10 津波の遡上を食い止める巨大水門


11 普代浜園地「キラウミ」


13 陸中黒埼灯台
      ちょうど北緯40度に位置しています 
      日本ロマンチスト協会が主催する「恋する灯台」に認定されているようです


12 北山崎展望台から見下ろす荒々しい三陸海岸


13 三陸鉄道リアス線田野畑駅


14 三陸鉄道リアス線



第3日目 後編に続く…

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バイク旅2019 東北編第2日目 後編

第2日目のルート

第2日目後編は日本海とお別れして内陸部へと進み
岩木山→八甲田山→十和田湖を巡ります
いずれも行ったことが無い場所です

〔岩木山〕
標高1,625mの青森県の最高峰です
「おいわきやま」と呼ばれ 望郷ソングによく登場する津軽地方を象徴する山です
地図をよく見ると クネクネした道路が延びていて 
八合目付近まで クルマ バイク(125㏄以下は不可)で上がれます
道路の名前は「津軽岩木スカイライン」といいますいが そんな象徴的な山に登ってみたいと
山頂目指して バイクを走らせました
下界から見上げると山頂は雲の中 
雲の隙間から 少しだけでも視界が開けることを期待して上がりましたが 
残念ながら山頂からの展望は見られませんでした

1 リンゴ畑越に岩木山を見上げるも山頂は雲の中


2 津軽岩木スカイライン入口 バイクは通行料1,000円
     終点の八合目まで69のカーブがあります

3 スカイラインの終点の八合目付近 霧の中で展望はありません


4 八合目から先は登山道になりますがリフトも設置されていて
     九合目まではほぼ歩かずに上がれます
     900円のリフト代を惜しんで自分の足で登りましたが 
     これが意外と本格的な登山道で 900円惜しんだことを大後悔しました


5 結局展望は得られず本格的な登山道に時間を食われ また視界も開けないため
   後の時間を考えて9合目で引き返すこととしました  



〔八甲田山〕
岩木山に続き もうひと山です
津軽平野を横断し 東側の八甲田山を目指しました
ただ今宵の宿の十和田湖まで明るい時間帯に着きたかったので 時間的余裕が無くなり
象徴的な場所だけ立ち寄ることとしました
八甲田山というと 199名の遭難者を出した雪中行軍の事件があまりにも有名です
小説を読み 映画も観ましたが 吹雪の中で 行く手を見失い 彷徨し 
次々と倒れていく青森の歩兵連隊の姿は壮絶でした 
どんな過酷な場所かと思いましたが 来てみると白樺林が美しい高原でした

6 雪中行軍遭難の地


7 雪中行軍遭難者銅像
     数少ない生存者の1人である後藤伍長はこの立ち姿のまま仮死状態で発見されたそうです




〔十和田湖〕
第2日目の最後の目的地は十和田湖です
超有名な観光地ですが 自分にとっては初めてになります
明朝も出発が早いため 少しでも今日中に見ておきたいと 先を急ぎ 
何とか明るいうちに到着しました

8 湖の北側の御鼻部山からの眺望


9 十和田湖畔


10 十和田湖畔


11 十和田湖畔


12 十和田湖畔


盛りだくさんの第2日目も無事終了しました

第3日目に続く…

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バイク旅2019 東北編第2日目 前編

第2日目のルート

第2日目は盛りだくさんなので前編と後編の2部構成とします

能代市からJR五能線に沿って日本海を北上して青森県に入り 岩木山 八甲田山を経由して十和田湖まで
海あり山ありの欲張りな約320㎞の道程です

前編は 五能線沿線を中心としたマニアックなツーリングです

〔五能線〕
この五能線沿線全体が 自分にとっての「ブランクエリア」になります
秋田県から青森県に抜けるルートは 奥羽本線 国道7号線が走る内陸部がメインで 
そちらは何度か通過したことはありますが
海沿いルートとなる五能線沿線は訪れる機会がありませんでした

五能線は海の景色がすばらしいということで 一度乗ってみたいと思っているのですが 
アクセスの悪さと五能線自体の列車の本数が少なさのため 少々ハードルが高いかなという気がします
とりあえず今回バイクで走ることができ 状況は分かりましたので
機会があれば 再度列車旅にトライしてみたいと思います

1 日の出とともに能代市を出発(五能線能代駅)


2 米代川の鉄橋で朝一番の列車を待ちかまえました キハ40形の3連 絵になります


3 五能線(米代川)


4 五能線(小入川付近)


5 五能線(小入川付近)


6 五能線(岩館駅)



〔日本キャニオン 十二湖〕
自分が小学生か中学生の頃 地図帳に「日本キャニオン」という不思議な名前を見つけました
今はインターネットで検索すれば 画像等いろいろな情報が得られますが
当時は予備知識も得られず 不思議な名前に興味津々でした
一度行ってみたいと思っていましたが ようやく念願が叶いました

7 秋田県から青森県に入りました


8 日本キャニオン遠景


9 日暮橋にバイクを停めて山に入ります



10 日暮橋から沢を15分ほど遡上します
     世界遺産の白神山地のエリアですので野生動物たちとの遭遇も想定され若干の緊張感を伴います


11 日本キャニオンに到着


12 なるほど こういう所だったのかと納得


本物のグランドキャニオンとはスケールが違いますが 雰囲気はうなずけます
日本キャニオン周辺には十二湖という複数の小さな湖群があります
日本キャニオンと十二湖 神秘的な雰囲気に満ちたエリアでした

13 十二湖(王池)


14 十二湖(王池)


〔艫作〕
日本キャニオンと十二湖を後にして更に北上しました
途中の艫作で日本海を見ながら一休みです
艫作は「へなし」と読みます

15 艫作崎


16 艫作駅


17 艫作埼灯台


第2日目 後編に続く

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