静岡県の歴史的灯台巡りツーリング 掛塚灯台 清水灯台

前回の続きですが 時系列的には前後します

自宅を出て最初に向かった先は
天竜浜名湖鉄道(天浜線)の浜名湖佐久米駅です
何が目的かというと 冬の風物詩となっているユリカモメの飛来です
3年前に天浜線に乗った時に この駅で多くのユリカモメが飛び交う様子が
車窓から見られたので その様子をホームから見てみようという狙いです

1 浜名湖佐久米駅





3 ゆるキャン△の聖地です


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5 ユリカモメは見られましたが 乱舞とまではいきませんでした


6 ユリカモメは餌付けされているらしく
  電車が来る→餌が撒かれる というルーティンをユリカモメが覚えているようで
  電車が来ると飛来してきます


7 浜名湖をぐるっと回って
  次に向かった先は 掛塚灯台です
  天竜川の河口付近の広大な海岸線にポツンと立っています


8 明治30年に建てられた歴史的灯台です


9 浸食により最初に建てられた場所から移設されているとのことで
  たぶん基部はその時に造り替えられたものだと思われますが
  上部は鉄製のオリジナルです


10 灯台下には駐車場もありますが
  ほかに何も無いため 訪れる人はほとんどありません


11 順番としては 次に御前埼灯台に行き 夜間公開を見て
  御前崎市に泊まりました
  翌日は 帰路の途中で美保の松原にある清水灯台に寄りました
  明治45年に建てられた灯台で 掛塚灯台より若いのですが
  日本で初めて鉄筋コンクリートで造られた灯台ということで
  国の重要文化財に指定されています


12 駿河湾越しに富士山が見えます 


13 昔の写真では 松原に立つ白亜の灯台と背景の富士山が絵葉書のように収められていますが
  今は松の木の背丈が高くなり 同じような風景は撮れません
  灯台の後ろに回ると松林に隠れてしまうため
  富士山バックでの撮影はなかなか厳しいものがあります

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静岡県の歴史的灯台巡りツーリング 御前埼灯台

夏に計画した本州西端方面へのツーリングは
あまりの猛暑のため断念を余儀なくされ
今年は泊りがけのツーリングができていなかったのですが
ふと思い立って1泊2日で静岡県を巡ってきました

そのきっかけとなったのが 12月7日に行われた静岡県最南端の御前埼灯台の夜間公開です
明治7年に造られた御前埼灯台は 今年150周年を迎え いろいろな記念イベントが行われましたが
今回の夜間公開が 150周年最後のイベントとなります
この日は見学時間が延長され 普段は見られない灯台の上から日没が見られるということで
強風に晒されながら 日没を待ちました
日が沈むと灯台のレンズに明かりが灯り 非日常的な雰囲気に癒されました 


1 御前埼灯台










 

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150歳 おめで灯台!

我が国を代表する有名灯台
犬吠埼灯台が 11月15日に150歳のお誕生日を迎えました
おめで灯台ございます
これを記念して 地元の銚子市では 11月16日(土)を中心に
様々催しが行われました




















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ヴェルニー公園 秋バラ+α

10月の三連休以降 お天気がいまいちで
撮影に出かけたい気持ちが空振り状態です
コスモスの花でも と思っていたのですが
お馴染みのコスモス畑は 夏の猛暑の影響で
壊滅状態とのことで あきらめて
横須賀のヴェルニー公園の秋バラの様子を見てきました
もう少しお天気が良いかと思ったのですが
時折パラパラ雨が降る 残念なお天気でした






















8 せっかくなので 近くの「ドブ板通り」に行ってみました
  米海軍基地の門前で 米兵向けの飲食店などが並んでいます  
  早朝なので人通りもなく お店も開いていませんが
  横須賀名物 スカジャン専門店があったり ちょっと面白いところです





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端っこ巡り いろいろ

再び本州の西端を巡る旅の記事に戻ります
今回の旅のメインは 柳井の金魚ちょうちんと角島灯台ですが
その他周辺もいろいろ巡りました

1 特牛灯台
  「特牛」と書いて「こっとい」と読みます
  角島に対面する本州側の岬にある小さな灯台です
  小さな灯台ですが 明治期に造られた由緒ある歴史的灯台です
  灯台へのアプローチは 特牛港から小高い岬の先端まで
  少し山登りが必要で その登り口が分からず
  うろうろしていたら ちょうどカブに乗ったお巡りさんが通りかかり
  怪しい人物に見えたのか「どうかしましたか?」と聞かれてしまいました
  「特牛灯台に行きたいんです」と返すと
  「岬が違いますよ 灯台はあっちの岬の先端です」
  と港の反対側を指さして教えてくれました
  どおりで分からないはずです 
  という訳で 再度教えてもらった岬の先端を目指して歩き 無事たどりつきました
  灯台から下りてきたところで また先ほどのお巡りさんに会いました
  「分かりましたか?」と聞かれたので
  「分かりました 今戻ってきたところです」と答えたところ
  良かったというように笑顔を返してくれました
  心配してくれたのでしょうか?
  それともやっぱり怪しかったのでしょうか?
  いずれにしても ありがとうございました
 

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3 灯台つながりで更に先に進み
  関門海峡を渡り九州へ上陸しました


4 目指した先は 九州北端の部埼灯台です
  「部埼」と書いて「へさき」と読みます
  こちらの灯台は角島灯台よりさらに古く明治5年に建てられたもので
  角島灯台と同様に重要文化財に指定されています


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6 部埼灯台を見た後 関門橋の直下に位置する和布刈神社にお参りに立ち寄りました


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9 神社の少し先に小さな灯台がありました
  門司埼灯台です


10 端っこ巡りのついでに
  最近話題の観光スポットに行ってみました
  山口県長門市の元乃隅神社です
  米国のCNNが日本の最も美しい場所31選として紹介したことで
  人気が急上昇したとのことです
  

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本州の西端を巡る旅シリーズは あと1回続きます

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宝物のある島 角島

本州の端っこを目指す旅
今回はバイクではありませんが 
バイク族のあこがれの地 角島にやってきました
角島はその名の如く島ですので 正確には本州の端っこではありませんが
橋で繋がっているので 本州の端っこということにしておきます

角島には 広島在住中に2回訪問しています
今回が14年ぶり3回目の訪問となります
2回目に訪れた時に見た 海岸に咲くハマユウがとても印象的で
いつかハマユウの花が咲いている時期にもう一度行きたいと思っていました
ハマユウの見ごろは7月下旬のようですが
花期が比較的長いので8月でも間に合いました

そして何より ここには島の宝というより日本の宝である角島灯台があります
明治9年に建てられて以来 ほぼ当時のままの姿で現役として活躍しています
灯台の命であるレンズも当時のままのフランス製の第1等フレネルレンズが使用され
夜になって灯火が点くと宝石のように輝きます
多くの歴史的灯台が先の大戦で破壊されてしまった中で
奇跡的に残った歴史的灯台です
令和2年に国の重要文化財に指定されましたが
個人的には国宝級だと思っています

1 角島大橋


2 島の西端に立つ角島灯台


3 手前の建物(旧官舎)を含めて重要文化財


3 造形が美しい御影石の灯台


4 灯台の上からの絶景


5 海岸に広がるハマユウの自生地


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7 ずっと眺めていたい風景


8 日本海に日が沈む


9 夕日に染まる灯台


10 目覚めた灯台


11 ブルーアワーの空に溶け込んでいく灯台(右下は照射灯:沖の岩礁を照らすサーチライト)


12 灯台のレンズから放たれる光芒


13 明治9年から使われている8面体のレンズ


前回の記事で記したように
当初バイクで計画した角島への旅ですが
あまりの猛暑で断念しました
そんな若干の心残りもあり 以前(2010年)にバイクで来た時の写真を眺めていると
いつかもう一度バイクで行きたいと思う気持ちが強くなりました


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鳥羽の島めぐり 菅島編

先週 木金と三重県志摩市に出張する機会がありましたので
土曜日まで現地に滞在し 鳥羽市の島を巡ってきました
出張のための往復の交通費と1泊分の宿泊費は出張旅費が出ますが
追加分の宿泊費と島めぐりの交通費は自前となります
それでも独自で旅行するより断然経済的で助かります

鳥羽市には 昨年の11月に紀伊半島ツーリングをした際
伊勢湾フェリーに乗るために訪れていますが
通過しただけなので 改めての訪問になります

金曜日の仕事は 午前中で終わったので
その日の午後に菅島に行くことにしました
菅島には鳥羽駅の近くの鳥羽マリンターミナルから市営の定期船で渡ります
片道510円です
便数は多くはありませんが 乗ってしまえば15分弱とあっけなく到着します 


1 鳥羽市営定期船航路図


2 鳥羽マリンターミナル


3 鳥羽市営定期船
  平成21年に就航したカタマラン船です
  アルミニウム合金の軽量船体に829馬力のエンジンを2基搭載しています
  カッコイイですね 


4 航海速力は22ノットですが最高速力は27ノット以上出るそうです


5 カタマラン船なので揺れも少なく快適です

6 あっという間に菅島に到着しました
  正面の建物は菅島小学校です
  特徴的な形は「島の宝物」がモチーフになっています


7 「島の宝物」を目指して歩いて行きます


8 狭い路地を進みます


9 集落を抜け坂道を登り散策路にでました
  左に進みます


10 20分ほどで「島の宝物」に到着しました


11 「島の宝物」とは菅島灯台のことです
  英国人技師 R. H. ブラントンの設計により 明治6年に造られた歴史的建造物です
  現役では日本最古のレンガ造りの灯台と言われています
  竣工式には西郷隆盛ら政府の面々が参列したと言われ 
  当時の国家プロジェクトだったことがうかがい知れます
  完成当時は官舎も併設され 昭和34年まで灯台守が住んでいました
  撤去された官舎は 博物館明治村に移設され 保存展示されています
  当時の島の人たちは 明治時代の到来とともに 
  こんな洋風施設ができて びっくりしたと思います


12 重要文化財に指定されています


12 敷地内にはスイセンが植えられ
  訪れる人の目を楽しませてくれます


13 そろそろスイセンの季節も終わりですね


14 名残惜しく灯台を後にします


15 灯台の山から島の東端の浜辺に下りてきました
  ここから海沿いに船着き場まで戻り
  2時間ほどの菅島散策を終えました


次回は 別の島に渡ります

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伊豆半島屈指のビューポイント

爪木崎の次に向かったのは 伊豆半島の南端 石廊崎です
石廊崎オーシャンパークにバイクを停めて
7~8分ほど歩くと岬の先端にたどり着きます
岬の先端には 石廊埼灯台と石室神社があります
地名は石廊 灯台名は石廊と表記します
さらに神社は石室と書いて「いろう」と読みます


1 石廊崎先端に至る遊歩道


2 石廊埼灯台
  灯台の中には入れませんが 敷地には入ることができます
  灯台の左側の先に見える小さな島は神子元(みこもと)島です
  明治3年に建てられた現役最古の灯台がうっすらと見えます


3 石廊埼灯台


4 岬の先端には熊野神社(手前)と石室神社(後方)が祀られています


5 石室神社のお社は岩の窪みに建てられています
  まさに石室です


6 平成31年にオープンした石廊崎オーシャンパーク休憩棟
  豪華なメニューはありませんが食事もできます
  眺めがよくツーリング途中のランチ場所として利用しています
  いろいろな困難を乗り越えて完成した施設なので応援していきたいです  


石廊崎の次の目的地は伊豆半島で最もお気に入りの場所  雲見です
雲見といえば存在感抜群の烏帽子山です
急峻で登るのは大変ですが 登らなければ雲見に来た意味がありません

7 雲見浅間神社
  烏帽子山には浅間神社が祀られています


8 参道の急な石段をひたすら登ります


9 烏帽子山の展望台
  25分ほどで山頂に着きます
  山頂の展望台は大人3~4人位のスペースしかありませんが
  360度の展望が広がります
  柵の外側は高さ160mの断崖です


10 伊豆半島屈指の烏帽子山頂上からの眺め


11 富士山もうっすらと見えます


12 雲見海岸
  烏帽子山を下って海岸に行ってみました


13 夏は海水浴客で賑わいます


14 雲見海岸の奇岩


15 沖の牛着岩(うしつきいわ)越しに望む富士山


もう一か所 西伊豆の戸田に寄りたかったのですが
雲見で時間を費やしてしまったため ここから一気に自宅に戻ることにしました

雲見から帰る途中 三島あたりで給油する予定でしたが
予想以上に燃費が良く この調子なら無給油で帰れると判断し
ノンストップで走破しました
高速道路でガス欠にならないか若干ヒヤヒヤしました
この日の走行距離は約390㎞で 燃料タンクの残量は1Lでした 
燃料タンクの容量が12Lと小さめのCL500ですが
うまく走れば無給油で400㎞位走れることが分かりました

南伊豆には また河津桜の咲くころに行ければと考えています
桜の開花とお天気と自分の予定がうまくマッチすることを願っています

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水仙の咲く岬風景

新年最初のツーリングは 冬でも暖かい南伊豆方面へと向かいました
まず向かった先は 下田市の爪木崎で お目当てはスイセンの花です
何度も訪れていますので 目新しさはないのですが
毎年 スイセンとアロエの花の咲き具合が気になって来てしまいます
行ったのは先週ですが スイセンは五分咲き程度といったところでした 
開花情報によると ちょうどいま見頃になっているようです

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8 岬の先端には爪木埼灯台が立っています


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2024年 150歳を迎える灯台

遅ればせながら
明けましておめでとうございます
本年もマンネリ化した記事を週一のペースでアップしてまいりますので
引き続きよろしくお願いいたします

新年早々に大きな災害や航空機事故で異例の年明けとなってしまい
祝賀ムードではありませんが この先 何とか平穏であってほしいと願うのみです

さて 新年最初の記事ですが
ここ数年 富士山の画像をアップしていましたが
今年は趣向を変えて 灯台ネタとしました

当ブログでも灯台を取り上げることがしばしばありますが
灯台は お気に入りの被写体です
人工物でありながら 自然風景の中で違和感がなく
むしろ灯台があることによって風景が引き立つ感じがします
そんなことからバイクでのツーリングの目的地として灯台を目指したり
出張のついでに灯台に立ち寄ったりしています

全国津々浦々 大小様々な灯台が全国に点在していますが
今回取り上げるのは 千葉県銚子市にある犬吠埼灯台と静岡県御前崎市にある御前埼灯台です
いずれも1874年(明治7年)に造られたレンガ造りの灯台で 今年(2024年)150歳を迎えます
建物は建設当初のものが現役として使われていて 国の重要文化財に指定されています

由緒ある灯台の黎明の時間から日の出までの様子です


1 犬吠埼灯台


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6 御前埼灯台


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〔夕日スポット〕
さて ブログ繋がりでお世話になっているcondorさんからのお尋ねで
バイクと夕日が撮れるスポットについて 自分の記憶をたどってみました
自分自身でバイクと夕日を撮ったことがないので あまり当てにはならないのですが
今まで行った先で ここなら撮れるかもと思った場所をピックアップしてみました

ご承知のとおり 夕日といっても 夏と冬とで沈む方角が変わりますので
季節によって撮れる場所も変化します
ざっくり言って 夏は日本海側 冬は太平洋側がいいのではないのでしょうか
そうした中で 比較的近場ということで 静岡県の遠州灘あたりは撮れそうな気がします

実際に現場に行ったところでは
天竜川が遠州灘に注ぐ河口に位置する掛塚灯台の辺りはよさそうな気がします
(掛塚灯台)

砂浜までバイクを乗り入れることは難しいと思いますが
この写真の手前側が駐車場になっていて
海側も開けていますので 太平洋に沈む夕日バックの写真が撮れるのではないでしょうか
ちなみに「日の出・日の入りマップ」サイトで調べてみた結果
これから日にちが進むにつれ 日没の方角が北にずれて春分の日には
陸地側に寄ってしまいますので 撮れるのは冬の間だけです
(1月7日の日出没)


もう少し東側の御前崎付近なら 何とか春分の日あたりまでは 海に沈む夕日が見られそうです
御前崎付近の海沿いの道は ずっと防波堤があるのでバイクを乗り入れることはできませんが
御前崎の岬から3㎞ほど西に行ったところに 海側の駐車場に入る道がありますので
その辺りで撮れるかもしれません
(3月20日の日出没)


さらに全国に目を向ければ いままで行ったところでは
山口県の角島と秋田県の入道崎など きれいな夕日が見られそうです
距離的に簡単に行ける場所ではないと思いますが
いつか遠征できるチャンスがありましたら 候補にしてみてください

(角島)


(入道崎)


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