流浪の転勤族のあちこち訪問写真集
◆Rectangular Memories◆
アナログ復権
最近 アナログレコードの人気が復活しているようです
それに伴って レコードプレーヤーの売り上げも伸びているようで 新製品も次々と登場しています
ソニーミュージックではアナログレコードの販売を復活させたようです
なぜアナログレコードが人気なのかよく分かりませんが 往年のオーディオファンとしては嬉しい気もします
というのも 我が家には大量のLPレコードがあります
また超ド級のレコードプレーヤーもあります
役割を終えたこれらをどうやって処分しようかと悩んでいましたが アナログ復権で俄然存在感が出てきました
役割を終えたといっても 今でも立派に機能し 美しい音を奏でてくれます
アナログレコードは音がまろやかとか温かいとか言われ 確かにそんな気もしますが
音の良さは CDなどのデジタルオーディオの方が圧倒的です
デジタルオーディオもCDフォーマットからSACDとなり
最近はハイレゾと言われる高密度オーディオがネットで配信され 高音質化がどんどん進んでいます
それでもアナログレコードが廃れないのは趣味としての奥深さなのかもしれません
1 我が家のレコードプレーヤー
かけているレコードは久保田早紀さんの3枚目のアルバム「サウダーデ」
A面がポルトガルで録音されたアコースティックな雰囲気が漂う異色作
2
3 パソコンによるハイレゾ再生
こちらも久保田早紀さんのファーストアルバム「夢がたり」を再生
ハイレゾで聴くと1曲目の「プロローグ・・・夢がたり」から2曲目の「朝」にかけての
静寂感 透明感がすばらしく トリハダもの
「異邦人」のヒットで名を馳せた久保田早紀さん 全盛期はあまり聴かなかったのですが
こうして改めて聴いてみると 「異邦人」だけでなく いい曲をたくさん作っていて今になってファンになりそう
〔α6000/E 16-70mm F4 ZA OSS〕
ナハト・ムジーク
夜の音楽というと シェーンベルクの「浄夜」なんかいいですね
シェーンベルクが無調音楽へと突き進んでいく前の まだロマン派の匂いのする最高傑作です
〔α700/Tamron SP AF 28-75mm F2.8〕
雨の日は
こんな日は まったりと音楽を聴くのもいいですね
古いLPレコードは 最新のデジタル・オーディオに比べると 物理的特性は良くありませんが
なんとも 癒される雰囲気があります
写真に例えると フィルムと相通じるものがあります
〔GX200〕
コンサートホール
ここまで天気がいいと どこか山にでも行きたくなるところですが
今日は コンサートの招待券をいただいたので
「ミューザ川崎」のシンフォニーホールでオーケストラの演奏を堪能してきました
演奏はローカルの市民オーケストラですが なかなかどうして堂々としたもので 感動しました
会場も多目的ホールではなく 本格的なオーケストラ専用のコンサートホールで すばらしい音響でした
1970年代頃までは 日本にはあまり音響のいいホールが無かったのですが
その後 いいホールが次々できて 欧米並みになってきました
東京のサントリーホール、名古屋の愛知県芸術劇場コンサートホール
そしてこのミューザ川崎シンフォニーホールなどは いわゆるワインヤード形式の
世界にも誇れるすばらしいコンサートホールです
〔W43CA〕
お宝
この方は、サー・エードリアン・ボールトという指揮者です。
如何にもといった感じの英国紳士です。
既に他界されて久しいですが、英国きっての大指揮者です。
彼の指揮する英国音楽は唯一無二の世界です。
特に、かなりマタッリ系の英国音楽である、ヴォ-ン・ウィリアムズ(VW)の全集は聴き応え十分で、私のお宝です。
そもそもVWという作曲家が日本ではマイナーであるため、日本国内盤がほとんど皆無に等しいのですが、最近は直輸入盤が比較的容易に入手でき、昔のように輸入レコード店をハシゴする必要が無くなりました。
曲、演奏、録音、三拍子そろった逸品です。
雨の休日
〔SANSUI AU-07 Anniversary Model〕
〔TANNOY Turnberry HE〕
雨の休日は、オーディオとのにらめっこの時間が長くなります。
今日はブルックナーのシンフォニーがメインディッシュでした。
カラヤンとベルリン・フィルのコンビが最盛期であった1970年代から80年代前半にかけて録音されたもので、人工美を極めた演奏に対する賛否は様々ですが、ある種神がかり的とも言えます。
最盛期といえば、当時、オーディオ・アンプと言えばサンスイでした。
今では新製品を目にすることはありませんが、今でも根強い支持者がいます。
所有のアンプは、サンスイが衰退する直前に世に送り出したアニバーサリー・モデルで、同社渾身の逸品です。
既に10年近くが経過しようとしておりますが、これを手放そうと思ったことはありません。