流浪の転勤族のあちこち訪問写真集
◆Rectangular Memories◆
今シーズンは見納め小樽市総合博物館
当ブログに何回か登場している小樽市総合博物館
屋外に国鉄時代の車両が多数展示されていますが 冬になると閉鎖されてしまい来年のGW直前まで見られなくなります
という訳で まだ少し早いですが 今シーズンの見納めをしてきました
知人からマイクロ・フォーサーズの単焦点レンズを譲ってもらったので 久しぶりにオリンパスE-PL6を引っ張り出しました
レンズの焦点距離は15mm
35mmフルサイズ換算で30mmになります
F値は1.7と明るくて とても使いやすいレンズです
最近出番が減っていたE-PL6ですが このレンズを常用とすることで 高性能スナップ・カメラとして活躍機会が増えそうです
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〔E-PL6/SUMMILUX 15mm F1.7〕
望来 石狩 小樽
1980年代に活躍した女性シンガーソングライターに佐々木好さんという人がいました
当時はニューミュージック全盛時代ですので ジャンルとしてはニューミュージックですが
ライブハウスでのギター弾き語りというスタイルから フォーク系と言えるでしょうか
彼女は札幌市出身で 当時は小樽の「海猫屋」というライブハウスで活動していたようです
「海猫屋」は今も健在ですが 現在はライブハウスではなく 人気の洋食屋さんになっています
その佐々木好さんのファーストアルバムの中に「君と」という曲があり その曲の歌詞に
♪ モーライ イシカリ オタルにも バイクで行くんだ 君だけと ♪
という一節があります
初めてこの曲を聴いたとき イシカリ オタルは地名だと分かるのですが モーライ???の意味が分からず
ずっとそのままでしたが あれから30有余年 北海道に住んで ようやく意味が分かりました
「モーライ」とは「望来」という地名でした
ということで その一節は
♪ 望来 石狩 小樽にも バイクで行くんだ 君だけと ♪
ということになります
極めて個人的な思い出話ですが 佐々木好さんの曲のイメージをたどって見たくて
望来 石狩 小樽をバイクで回ってみました
歌に登場するバイクは250ccですが 今回はクロスカブです
1 望来
2 望来
3 望来
4 石狩
5 石狩
6 石狩
7 小樽 海猫屋
8 小樽 海猫屋
9 小樽 海猫屋
1-7 〔K-3Ⅱ/16-85mmF3.5-5.6ED DC WR〕
8 9 〔E-PL6/SUMMILUX 15mm /F1.7〕
2015 夏季ツーリング 鉄路探訪 追加 幌舞駅
道北 道東と回ってきたツーリングも士幌線を最後に小樽に向け帰途につきました
十勝地方から札幌方面へは通常道東自動車道を使いますが 今回は高速道路を一切使わない主義(?)でしたので
延々と一般国道を走って帰りました
北海道は 札幌周辺を除き 一般国道も空いていて走りやすいので 急ぎでなければ 高速道路を使う必要性を感じません
特に道東自動車道は 延々と対面通行が続き 追い越しも追い越されもできず 自分のペースで走れませんし
トンネルばかりで景色が単調で 苦手なルートです
高速道路を使わないとなると 国道274号線で石勝峠を越えて日高山地を抜けて行くか
国道38号線で狩勝峠を越えて富良野方面に出るかということになりますが
今回は 国道38号線を行くこととしました
理由は 途中根室本線の幾寅駅に立ち寄りたかったからです
昨年に続いて2度目の訪問です
幾寅駅は 映画「鉄道員(ぽっぽや)」で幌舞駅として舞台となった駅です
駅舎の中には映画に使われた小物や撮影時の写真パネルが展示されています
映画では 冬の厳しいシーンが描かれていますが できれば冬にも訪れてみたいと思っています
1 幌舞駅(幾寅駅)
2 本来は幾寅駅ですが駅名は堂々と幌舞駅と表示されています
3 ホーム側から見た駅舎
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5 列車が来ないかと期待していましたが
時刻表を見ると上りも下りも1時間以上も間があるため あきらめました
腕木式の信号機も映画用のものです
6 駅前に展示されているキハ40(映画ではキハ12)の先頭部
7 だらだらと続いた夏季ツーリングシリーズは今回で終わりです
2泊3日で走った距離は約1,400kmとなりました
雨の中を走って薄汚れてますが 相棒CB750も快調に走ってくれました
夏の北海道は全国各地からやってくるライダーがたくさんいます
山のような荷物を積んでキャンプ主体で走る人やホテルに泊まって荷物は少なめの人などツーリングスタイルはいろいろ
バイクもいろいろ
アメリカンタイプのクルーザー系 超ド級のスーパースポーツ系 原付で回っている人もいました
最近はマルチパーパスと呼ばれるオンロード主体で多少のオフロードもこなせるタイプをよく見かけます
それでもデカいバイクは 良い道をひたすら走るのにはいいのですが 細い道や林道などに入るのは躊躇します
自分でも750ccで悪路に入り込み痛い目にあったことが何度かあります
セカンドバイクとして使用しているクロスカブがとても使い勝手がいいので
いざという時に高速道路も走れるように150cc版があったらいいなと思ったりしています
〔K-3Ⅱ/16-85mmF3.5-5.6ED DC WR〕
2015 夏季ツーリング 鉄路探訪 旧士幌線
2015年の夏季ツーリングもいよいよ大詰め
最後の鉄路探訪は 旧士幌線です
士幌線は帯広から北上して十勝三股まで走っていましたが 1987年(昭62)に廃止されました
かつての糠平(ぬかびら)駅の跡地には 上士幌町鉄道資料館が建っています
資料館の中には 士幌線の歴史 写真パネル 保線工具 制服などが展示されています
この廃止線のウリは 音更川に架かる橋梁の遺構です
中でも有名なのはタウシュベツ川橋梁です
この橋はダム湖の中にあるため ダムの水量によって 現れたり 沈んだりします
橋に行くには林道を通る必要があり 通行には特別な許可がいるので 対岸から眺めます
夏場はダムの水嵩が増えて 沈んでしまうらしいのですが 今回は見ることができました
1 糠平駅跡地
2 糠平駅跡地
3 糠平駅跡地
4 旧士幌線
現在は ひがし大雪高原鉄道というトロッコが運行されています
5 上士幌町鉄道資料館
6 鉄道資料館 展示物
7 鉄道資料館 展示物
8 タウシュベツ川橋梁
1 〔DSC-RX100M2〕
2-7 〔K-3Ⅱ/16-85mmF3.5-5.6ED DC WR〕
8 〔K-3Ⅱ/55-300mmF4-5.8ED WR〕
2015 夏季ツーリング 鉄路探訪 ふるさと銀河線りくべつ鉄道
網走からは内陸に入り 北見から十勝方面に抜けました
途中 陸別町に立ち寄りました
陸別町には ふるさと銀河線りくべつ鉄道があります
ふるさと銀河線りくべつ鉄道とは 旧陸別駅の跡地に整備された鉄道保存展示施設です
その生い立ちはざっと次のとおりです
国鉄池北線 → JR北海道(昭62) → 3セク北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線(平元) → 廃止(平18)
→ 鉄道保存展示施設として開業(平20)
保存されている気動車6両は いずれも動態で 体験乗車することができます
予約すれば運転することもできます
立ち寄った日は平日で体験乗車はできず 構内と車両を見学するだけでした
他にお客さんはおらず のんびりゆったりと見学させてもらいました
それにしても十勝地方と北見地方を結ぶ重要な鉄道が無くなってしまい とても残念です
一度乗ってみたかったと悔やまれますが 地元の人たちのふるさと銀河線に対する愛情によって
こうして当時の面影を偲ぶことができます
1 ふるさと銀河線
北見から分水嶺を越えて陸別に入るとようやく青空が広がりました
2 道の駅オーロラタウン93りくべつ
鉄道の駅と道の駅として開業した施設
3 ふるさと銀河線にちなんで車両には銀河鉄道のラッピングが施されました
4 陸別駅構内
5 陸別駅構内
6 陸別駅構内
とてもきれいに整備されています
7 排雪モーターカー
8 陸別駅構内
線路はこの先構外まで延びていて実際に車両が走ることができます
1 〔DSC-RX100M2〕
2-8 〔K-3Ⅱ/16-85mmF3.5-5.6ED DC WR〕
2015 夏季ツーリング 鉄路探訪 旧名寄本線
鉄路探訪は現役路線から廃止路線へと移ります
まずは名寄本線
名寄本線は道北内陸部の名寄からオホーツク海沿岸に出て 興部 紋別 中湧別を通り 遠軽までを結ぶ路線でした
国鉄分割民営化後の1989年に残念ながら全線廃止となりました
1976年の時刻表を見ると 当時は紋別と札幌を結ぶ 急行「紋別」なんていう列車も走っていました
1 旧興部駅
現在は「道の駅おこっぺ」になっていてキハ22が保存展示されています
2 旧興部駅
キハ22はルゴーサ・エキスプレスという名称で休憩所や簡易宿泊所として利用できます
3 旧中湧別駅
こちらは中湧別記念館としてホームや跨線橋が残されています
4 旧中湧別駅
5 旧中湧別駅
1 2 〔DSC-RX100M2〕
3 - 5 〔K-3Ⅱ/16-85mmF3.5-5.6ED DC WR〕
2015 夏季ツーリング 鉄路探訪 釧網本線
かつてオホーツク海沿岸地域を走っていた鉄道は1980年代に相次いで廃止され
現役で残っているのは 釧網本線だけになってしまいました
釧路と網走を結ぶので釧網本線というネーミング
周囲に 知床 阿寒 釧路湿原の国立公園が広がり 冬には車窓から流氷も見られる貴重な観光路線です
この路線には乗車したことがないので いつか乗車したいと思っているのですが
釧路も網走も遠くて なかなか実現する機会がありません
1 釧網本線
北浜駅付近 釧網本線の人気の撮影場所です
2 釧網本線 北浜駅
3 釧網本線 キハ40
4 釧網本線 北浜駅
喫茶店が併設されています
5 釧網本線 原生花園駅
6 釧網本線 原生花園駅
小清水原生花園が隣接しています
7 釧網本線 浜小清水駅
道の駅はなやか小清水が併設されています
〔K-3Ⅱ/16-85mmF3.5-5.6ED DC WR〕
2015 夏季ツーリング 鉄路探訪 宗谷本線
宗谷本線は旭川と稚内を結ぶ鉄路です
そのほとんどが内陸部を走っています
今回のツーリングでは稚内までずっと海岸線に沿って北上したため 宗谷本線に近づく機会が無かったのですが
稚内の少し手前の抜海で 宗谷本線と遭遇することができました
抜海駅は日本最北の無人駅とか木造駅舎などと言われています
確かに駅舎と周りの雰囲気は最果て感が漂っています
1 抜海駅
2 抜海駅
かつて映画やテレビドラマの撮影に使われました
3 抜海駅
ひと気はありませんが お花のプランターが置かれていたりして心遣いを感じます
4 抜海駅内部
利尻礼文の観光ポスターが張られています
5 停車する列車は上り下り合わせて10本/日
輪行の青年が1名乗車 観光客が1名下車しました
6 稚内発旭川行きの各駅停車
旭川までは約6時間かかります
7 稚内発札幌行きの特急サロベツ
札幌までは約5時間20分かかります(抜海駅は通過)
8 稚内駅
抜海から2駅で宗谷本線の終着稚内駅に到着です
9 稚内駅の前の車両止めモニュメント
かつては港まで延びていた線路の名残り
北海道に来てから稚内には仕事で2回ほど来ております
片道5時間以上かけて列車で札幌から稚内まで移動する人などいないだろうと思っていたのですが
意外にたくさんのお客さんが乗っていて少々びっくりしました
1-7 〔K-3Ⅱ/16-85mmF3.5-5.6ED DC WR〕
8 9 〔DSC-RX100M2〕
2015 夏季ツーリング オホーツク海に沿って
北海道の最北端からオホーツク海に沿ってバイクを走らせます
この辺りは 著名な観光地が無いため 観光客の数はぐっと減ります
たまに出会うのは 北海道周遊中のライダーやチャリダー そしてキャンピングカーなどです
失礼ながら 何もない所です
では寂れた日本の最果てかというと さにあらず
この地域は 日本一の水揚げ量を誇る養殖ホタテの一大産地なのです
かつては ニシン漁と北洋漁業で栄えましたが ニシンは乱獲でダメになり 北洋漁業も200海里問題で衰退
存亡の危機に陥ったこの地域を復活させたのが養殖ホタテだそうです
最近では海外への輸出も好調のようで とても活気のある地域です
1 猿払村のオホーツク海
一見何も無い海ですがホタテの一大産地
2 エサヌカ直線道路
前方はひたすら平原
3 エサヌカ直線道路
後方もひたすら平原 とにかく広い
4 北見神威岬
オホーツク海に面した海岸線は比較的単調ですが このような険しく突き出た岬もあります
5 浜頓別町のクッチャロ湖
屈斜路湖と名前が似ていますが別の湖です 冬になると白鳥が飛来します
〔DSC-RX100M2〕