春の妖精 2021 

春の風景といえば 不動の主役は桜風景ですが
そうした華々しさとは対照的な 春になると姿を現す妖精たちとの再会も楽しみの一つです
中でも 森の中で気品に満ちた姿でたたずむカタクリの花は魅力的です
カタクリなどの春の妖精たちは 頭上の木々が生い茂る前のほんの数ヶ月間だけ顔を出し
その間 栄養を蓄えて あとは地中に潜って過ごすという生態です
何かの本で読んだことがありますが これは戦わない戦法だそうで
あえて過酷な生存競争に身を晒すことなく 手早く生存活動を済ませて
強者がはびこる前に姿をくらまし 地味に生き延びる作戦というわけです
戦うための無駄なエネルギーを貯めない消費しないという
ある意味 理想的な生き方ですね

春の妖精たちに会うため 毎年 自宅近くの里山公園2ヶ所と山梨県の自生地を訪ねています
山梨県の自生地は いつもブログで情報をいただいているcondorさんから
教えていただいた場所ですが 今回 新たな自生地を教えていただき 
全部で4ヶ所を巡りました

緊急事態宣言の最中は 不要不急の外出自粛が呼びかけられていたこともあり
県外への遠征は控えていましたが 3月21日に解除となり 何とかギリギリ間に合いました
しかし 解除されたとたんに再び感染拡大傾向ということで この先どうなるか不安ですね


1 1ヶ所目(自宅近くの里山公園①)
   こちらの里山公園には3ヶ所の自生地があります
   今年は例年になく花の数が多かったように思います 


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4 2ヶ所目(自宅近くの里山公園②)


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6 こちらの里山ではミスミソウの姿も見られます


7 3ヶ所目(山梨県の自生地①)
   こちらは新たに教えていただいた場所です


8 この場所ではありませんが 以前カタクリの写真を撮っている時に出会った年配の方から
   「カタクリの花粉の色をご存知ですか?金色なんですよ」と 話しかけられたことがありました
   それ以来 注意して見るようにしていますが この花は雄蕊に金色の花粉が見られます


9 4ヶ所目(山梨県の自生地②)
   こちらは 枯れ枝や枯れ葉が積もった山の斜面の自生地です
   他の3ヶ所は 柵やロープが設置されたり 下草が刈られたりと
   人為的な保護が施されていますが この場所はそうした雰囲気は無く
   野性味あふれるカタクリの姿が見られます 


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曇り空も意外といい感じの春の公園

昨夜 東北地方で強い地震が発生しました
M6.9の比較的大きな地震でした
ケガをされた方や津波注意報で避難された方がいらっしゃるようですが
幸い大きな被害もなく安堵しました
先月13日にも福島県沖でM7.3の地震が発生していますので
立て続けにM7クラスの地震が発生したことになります
一方 南半球のニュージーランド周辺でも
3月になって M7~8クラスの地震が発生しており
これが2011年の東日本大震災の時のパターンと よく似ているといった指摘もあります
そういった説の真偽はよく分かりませんが 嫌な感じです
当時 被害の大きかった各県の人たちは あの時のことを思い出し
不安がつのるところだと思います

本格的な春の到来で いろいろな花が次々と咲き
近くの公園も 週替わりで風景が変化しています
カメラを持って散歩するのが一番楽しい時期ですが
春のお天気は 晴れの日と雨の日が周期的に入れ替わります
インスタ映え などという言葉が定着しましたが
映える写真を撮るには やはり晴天が望まれるところです
あえて雨の日を選んで ウェットな写真を撮るのもありかもしれませんが
曇り空は 中途半端というか メリハリが無くて 風景写真は映えません
ただ曇り空の優しい光は コントラストを強調し過ぎることが無く 
花の写真などは むしろ撮りやすいように思います

さて 首都圏では1月8日に発出された緊急事態宣言が
ようやく解除されることとなりました
感染の再拡大が懸念されるところですが
宣言発出から2ヶ月半が経過し うんざり感が広がっている今の状態で 
ずるずる延長しても形骸化するだけなので 解除が妥当かなと思います
自分としては 宣言の有無にかかわらず マスクを着用し 3蜜を避けるなど
感染リスクを抑える行動を続けていきたいと思います

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里山の春 お別れの季節

3月も半ばとなりました
お馴染みの里山公園も春を迎え 次々と花が咲いて 賑やかくなってきました
既にウメはピークを過ぎ 今はアセビ コブシ モクレン ツバキの花が主役になっています
カタクリの群生場所では ほんの数株ですが 蕾が顔を出し始めていました
来週あたりは 期待ができます
足元にはスミレの花も咲いていました
今年はソメイヨシノの開花も早いようで 間もなく春本番となります

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前々回の記事に記しましたが 3月はお別れの季節です
転勤稼業の自分にとっては 毎年 送る方だったり 送られる方だったり
立場は変わりますが 期待と不安が交錯する季節でもあります

そんなお別れの季節ですが
今回は 人間ではなく 鉄道のお別れの話題です
3月は鉄道ダイヤの改正時期とあって 
今までも多くの列車の運用が この時期に廃止されたり変更されたりと
鉄道ファンにとっては 試練の時期ですが
今年は特急「踊り子号」で知られる国鉄185系が定期運用から離脱ということで
鉄道ファンの心をざわつかせてきました
国鉄名残の車両が見られなくなるのは寂しい限りです
この車両は 通勤列車としても使われ 多くの人に親しまれてきたことから
テレビのニュースでも 大きく取り上げられていました
自分も心がざわついた一人ではありますが
混雑が苦手なので お祭り騒ぎの現場に足を運ぶことは諦めて
過去の写真を引っ張り出して 思い出に浸ることにしました
写真は15年ほど前に 国鉄113系が東海道本線から離脱する頃に撮影したものです

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ありがとう さようなら 185系
定期運用引退後も臨時列車として活躍するようです 

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東日本大震災を振り返りながらコロナ禍を考える

間もなく東日本大震災から10年になります
一瞬にして 多くの人命と財産が奪われた 未曾有の大災害でした
10年前を思い出してみると 発災当時 自分は広島に住んでいましたので 
直接的な被害はありませんでしたが テレビで映し出される 津波被害の状況を見て
とても現実とは思えない恐怖を感じました
そして恐怖に加え 絶望感を覚えたのは 原発事故でした
冷却水低下 メルトダウン 水素爆発 と 時間が経過するにつれて 
次々と悪い状況がニュースで伝えられ このままでは 
この国は終わってしまうのではないかと 真剣に心配しながら
燃料プールを冷やすための放水作業を固唾をのんで見ていました
ちょうど4月に広島から神戸への転勤が決まっていましたので
引っ越しの準備作業にも追われ とても慌ただしい日々だったように記憶しています
当時の自分のブログを見ると 発災後の3月13日に 
しばらく更新を休止しますと 文字だけの記事を載せて 約1ヶ月間の空白期間があり
その後 神戸転勤し 4月10日に再開しています
公私ともに慌ただしかったこともありますが 
ブログを更新するような雰囲気では無かったような気がしています

実は 今のコロナ禍において 何となく 
その頃と似たような閉塞感を感じています
コロナ禍は自然災害とは言わないかもしれませんが 
自然の脅威に晒されている状況は似ています
特に 約1年前 横浜港に寄港したクルーズ船でクラスターが発生し
市中にも徐々に感染が広がり 有名人が亡くなったりして 
一気に恐怖感が高まりました
昨年4月に最初の緊急事態宣言が出された時には 
街から人の姿が消え 通勤電車もガラガラになりました
未知のウィルスに対する恐怖は 10年前の放射能に対する恐怖と似ているような気がします

放射能については 一部帰還困難区域が残っているものの 
除染作業も進み 少なくとも当時と同じような恐怖感はありません
新型コロナについても 緊急事態宣言が継続中ですが
1年前と同じ心境かと言われると 少し違うような気がします
7割のテレワークが呼びかけられていますが 通勤電車は普通に混んでいますし
街の人出があまり減らないのも 恐怖心や警戒心が薄れて来ているのではないかと思います
先日 内閣官房のコロナ感染症対策室の職員がテレワークどころか
過労死ラインを上回る残業を行っているといったことが報道されていました
まさにブラックジョークのような話ですが 
この年度末の多忙な時期に 7割のテレワークができる職場が 
はたしてどれくらいあるのでしょうか?

ということで 自分も7割のテレワークは達成できていませんが
マスク着用 不要不急の外出自粛 3蜜を避けるといったことは 
できるだけ守るよう心掛け 写真撮影は もっぱら県内のみで
人が少ない早朝時間帯を心掛けています

今回は2月末にお邪魔した 神奈川県内の県立秦野戸川公園と
その近くの香雲寺というお寺さんの 河津桜と梅の様子です
美しい早春風景を見て心が癒されれば 免疫効果も向上するのではないか?
と勝手に思っています

1 県立秦野戸川公園


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5 香雲寺


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8 道すがらの河津桜


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