三寒四温の言葉のとおり 寒さと暖かさが入れ替わりながら 日差しは 日に日に明るく春らしさを増してきました
今年度も残すところ１ヶ月を切り 年度内処理の仕事に追われ 慌ただしい日々を過ごしているところですが
この度 転勤の内命が下り ４月１日付で 広島から神戸の職場に移ることになりました
広島には ２００９年４月に 東京の職場から転勤で移り住み ちょうど２年間を過ごしました
瀬戸内海と中国山地の豊富な自然と平安時代から綿々と続く文化とが織りなすこの地方の風土に魅了され
堪能した２年間でした
思い出たくさんの広島での２年間を ２００９年度と２０１０年度の２回に分けて これまで未掲載の画像で回想してみます
【２００９年４月 広島市 太田川堤桜並木】
広島に来て 最初に出迎えてくれたのは 太田川の堤上に植えられた満開の桜並木でした
引っ越しの疲れと 新任地での不安を 一気に吹き飛ばしてくれました
これから広島での生活が始まるんだと実感しました
【２００９年５月 廿日市市 宮島厳島神社】
広島県には ２つの世界文化遺産があります
ひとつは原爆ドーム もうひとつは宮島の厳島神社です
原爆ドームは 負の文化遺産ともいわれていますが 厳島神社は 歴史の重みを感じる真の文化遺産です
広島在住の間に ３回訪問しました
【２００９年６月 広島市 半べえ庭園】
初めての地とあって 探求心が疼き 休日になると自転車で市内を走り回っていました
市内巡周で見つけた「半べえ」という庭園は 広島市内では 数少ない日本庭園で
手軽に春夏秋冬楽しめるため 何回か足を運びました
【２００９年７月 広島市 広島みなと花火大会】
広島での住まいは 高層アパートの最上階でしたので
広島港での花火大会が ベランダからよく見えました
ベランダにカメラを据え ビール片手に お気楽花火撮影ができました
【２００９年８月 山口県柳井市】
広島に来てからクルマを持たずに生活していましたが
公共交通だけでは 機動力に限界を感じ この頃バイクを導入しました
これで一気に行動範囲が広くなり 隣接県まで日帰りで出かけることができるようになりました
山口県の柳井市は 古い町並みが残り お盆の時期になると 金魚提灯が飾られ 際立つ風情が感動的でした
【２００９年９月 東広島市志和】
東広島市の志和地区は 広島県中南部に広がる賀茂台地に位置する小さな町です
集落のまわりの田んぼの稲穂が青から黄金色に変わる頃になると 畔に真っ赤な彼岸花が咲きそろい
いかにも日本の田園地帯の原風景という感じで 自分にとっては癒しの空間でした
【２００９年１０月 島根県雲南市 菅谷たたら】
バイクの導入によって 交通の便の悪い中国山地の奥地まで足が伸ばせるようになりました
広島県と島根県の県境周辺は 標高の高い山こそありませんが 山深く
ちょっとした秘境的な雰囲気が漂い 病みつきになりました
かつては古式製鉄所として繁栄した菅谷たたらは そんな山間部にひっそりとたたずんでいました
秋の深まりにつれて 桂の大木が色づき 枯れた雰囲気の中で 時間だけが静かに流れているようでした
【２００９年１１月 山口県岩国市 錦帯橋】
岩国城下の錦川にかかる錦帯橋は 日本三奇橋の中で 最も規模が大きい木造橋です
昔切手で見たことがあり こんな橋が現存するんだ と思っていましたが 現物を見て感激しました
地元の案内の人の話では 世界遺産登録を目指しているんだそうですが
橋の下の河川敷が駐車場になっているのと 橋脚の一部にコンクリートが使われていることが
ネックになっているとのことでした
【２００９年１２月 広島市 ひろしまドリミネーション】
広島市中心部の平和大通り周辺に１１月中旬から年明けまで 大規模なイルミネーションが飾り付けられます
金曜日の夜ともなると 家族連れやカップルでにぎわい そんな中にカメラ片手に一人で歩く自分がいて
寒さの中で 単身の寂しさを感じました
【２０１０年１月 呉市倉橋島】
真冬になると 気候が穏やかな瀬戸内海の島々を積極的に巡りました
これまで名前も位置関係も良く知らなかった島々が 身近に感じられるようになりました
【２０１０年２月 安芸太田町 安野花の駅公園】
暖冬だった昨シーズンは ２月になると春らしくなりました
旧ＪＲ可部線の安野駅は 同線が廃止された後 公園として整備されました
春になると 梅やれんぎょうの花が咲き かつてこの路線で活躍した車両とのコラボが楽しめ
ここで何となく時間を過ごすのが好きでした
【２０１０年３月 広島県向原町 ミツマタ群生地】
通りすがりに 偶然見かけた小さな看板に案内されて ミツマタの群生地を訪れました
公園や寺社等の植え込みで よく見かけるミツマタですが これほどの規模の群生を見るのは初めてでした
想定外で ちょっと得した気がしました
おすすめブログ
@goo_blog
