神威岬

積丹半島の先端に位置する神威岬です
かむいみさき と読みます
岬の入口には 女人禁制の門が設置されていますが 現在は 老若男女誰でも立ち入ることができます
この門は 夜間と荒天時に 立ち入りを制限するために設置されているものです

日本海に突き出た岬は 波浪で浸食され 両側が切り立った断崖になっていて その先端には 神威岬灯台が立っています
神威岬灯台は 明治21年に設置されたもので 昭和35年までは 灯台職員が灯台の官舎に住み込んで管理していたようです
今でこそ 近くまで車道が整備され 遊歩道も設置されていますが 当時は 4km先のから海岸沿いを歩くしかなく 
大正元年には 灯台長の家族らが買い出しに行く途中 波にさらわれて遭難するといった悲しい事故も起こっているとのことです

現在は 「積丹ブルー」といわれる 空と海の青さを見るため 多くの観光客が訪れる名所となっています



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〔α55/Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5〕

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積丹半島

小樽は 4月になってからも 寒くて 雪が降ったり 安定しない天気が続いています
この連休も いまいちのお天気で まだストーブが必要です
そんな状況ですが 先週の日曜日 春らしいお天気になったので 積丹半島を回ってきました


雪解けが進むせせらぎでは ミズバショウが 顔を出し始めていました








積丹半島は 平地が少なく 山と海の狭間に 集落が点在しています
集落から丘を上がったところに 赤白の積丹出岬灯台があります
この灯台は 3月に放送されたNHKのドラマ「極北ラプソディ」のロケ地として使われました











〔α55/Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5〕


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舞鶴発 小樽行き

時系列的に 少し遡り 神戸から小樽への移動の際の状況です

今回 移動手段として利用したのは 舞鶴と小樽を結ぶ新日本海フェリーです
小樽行きのフェリーは 舞鶴港を深夜0時30分に出港します
乗る船は 約1万7千トンのフェリー「あかしあ」で 同社が誇る時速約30ノット(55km/h)の高速フェリーです
それでも小樽までは 約20時間かかり 到着は 同日の20時45分です

神戸の住まいから引越荷物を出した後 夕方のバスに乗って舞鶴に移動しました
フェリーターミナルで 3時間ほど待ち続け フェリー「あかしあ」に乗船したのは 23時過ぎでした
その後 暗闇に包まれた深夜の舞鶴港を 驚くほど静かに 定刻に出港しました 






フェリーとはいえ 内部は豪華客船です
大浴場も完備されており 乗船後のんびり入浴し 引越疲れを癒すことができました
客室は 各種グレードがありますが 今回利用したのは 下から2番目のグレードで ベッド付の簡易個室です
決して贅沢ではありませんが BSテレビが備わっているので 乗船中 寝っ転がってテレビを見て暇をつぶすことができます








翌朝目が覚め位置情報のモニターを確認すると佐渡島沖を航行していましたが 陸地はまったく見えず360度 日本海です
船は ほどんど揺れることなく 北に向かって ひたすら進みます
朝食の案内があったので レストランに行き 和定食を注文しました
料金は 普通のビジネスホテル並みなので 船上だということを考えれば リーズナブルだと思います








日が西に傾きかけた頃 ようやく雪を被った北海道の陸地が見えてきました
これから何年間かお世話になる北の新天地です
フェリーは 北海道の陸岸に沿って航行し あと4時間ほどで小樽に到着します






今回フェリーを利用したのは 当初 バイクと一緒に移動しようと思ったからですが 
よく考えたら 3月末といっても 北海道は まだ 冬末期の気候です
到着した時に 運悪く雪でも降ったらバイクを走らすことができず フェリ-ターミナルで足止めになってしまうかもしれません
そんな心配があったので バイクは別途陸送することとし 身ひとつでフェリーに乗り込んだ次第です
飛行機を利用すれば 神戸と新千歳は 2時間弱ですから 今回は約10倍の時間を要しましたが 
疲れた身体を休めるには いい船旅でした
何より 新日本海フェリーには 一度乗ってみたいと思っていたので そうした思いも満たすいい機会でした
  

〔E-PL3/M.ZUIKO DIGITAL 18-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R〕
 

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北の新天地

約1ヶ月のご無沙汰でした

4月1日付で転勤になり 新たな地での生活が始まりました
引越などで ばたばたしていましたが なんとか落ち着いてきたので 街に出て見ました
これからしばらくお世話になる街は 北海道の小樽市です
神戸から一気の北上ですが 全国区の職場なので 紙切れ1枚で どこでも行きます
北海道には これまで仕事や観光で 何回か訪れていますが 生活するのは初めてです
若い頃には 北海道勤務を希望していたこともありますので 特に抵抗はありません
新天地での生活を 楽しみたいと思います


【小樽駅】
まずは小樽駅に行ってみました
普段の通勤はバスか徒歩なので 駅を利用することはありません
現在の駅舎は 昭和9年に建てられたものですが つい最近改修工事が行われました
大きくはありませんが 歴史のある街 小樽の玄関口に相応しい どっしりとした外観が印象的です  


1 JR小樽駅正面


2 小樽駅構内


3 小樽駅前 (道路の先に海が見えます)


【小樽運河】
小樽運河は かつて海運物流拠点として栄えた小樽の象徴であり 現在は 小樽を代表する観光地になっています
地元の人に話を聞くと 一時期は どぶ川状態だったそうで 埋め立てる計画もあったとのことです
シーズンオフではありますが 外国からの観光客が たくさん訪れています
たぶんツアー・コースになっているのだと思われます


4 小樽運河


5 小樽運河


6 小樽運河


7 小樽運河と外国人観光客


8 小樽運河と外国人観光客


【小樽港】
小樽は古くからの港町
かつては札幌近郊の物流拠点として また石炭の積出拠点として栄えた大きな港湾です
近年は 太平洋側の苫小牧港や石狩湾にできた新港に物流拠点としての機能を奪われ 賑わいはありません
現在 新日本海フェリーの本拠地となっていますが 観光収益を期待して 大型客船の寄港を促しています
小樽の臨海部に行くと 大きな鳥を見かけます
最初は カモメかと思っていましたが どうやらウミネコのようです
あまり人を恐れなくて 接近しても逃げません
外国の観光客に取り囲まれ 写真のモデルになっていました


9 小樽港


10 小樽港


11 小樽港


12 小樽港


13 小樽港の防波堤に立つ灯台


14 ウミネコ


【堺町通り界隈】
堺町通りは 小樽運河から一筋陸側に入った通りで 明治から昭和にかけて繁栄した小樽の町並みが残されています
現在は 小樽運河と並ぶ観光地として 風情のある建物がレストランやアンティークのお店として利用されています


15 堺町通り界隈


16  堺町通り界隈


17 堺町通り界隈


18 堺町通り界隈


19 堺町通り界隈


20 堺町通り界隈


【春に向かって】
小樽に来てから 雪のちらついた日もありましたが 市内の雪もずいぶん溶けて 道路の雪は無くなりました
ただ除雪されていないところには まだ雪が少し残っていて 住まい近くの小樽公園の白樺林は まだら模様になっています
雪が溶けた地面からは フキノトウが顔を出し ようやく北国にも春がやってきました 



21 小樽公園の白樺林


22 フキノトウ


1~12  15~22 〔E-PL3/M.ZUIKO DIGITAL 18-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R〕
13 14               〔E-PL3/M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R〕


4月13日の土曜日の早朝 
淡路島で震度6弱の地震がありました
つい2週間前まで住んでいた神戸の近くで発生した大きな地震なので大変驚きました
神戸にいる時は 四国沖での発生が懸念されている南海地震への備えをいつも考えていましたが
今回のような直下型地震の危険性も大きいことを再認識しました
不謹慎ではありますが 神戸在住中でなくてよかったと正直安堵しています

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